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身近な大切な存在を大切に

いつも傍にいる身近な家族や恋人には、傍にいる事が当たり前になってしまい、

ついついその人の前では楽をして、相手の事を考えず、素の状態をさらけ出してしまいます。

それはその身近な存在を信頼しきっている証ですし、その相手も自分には素をさらしてくれていると、良い方に解釈してくれれば良いのですが...。


人間関係ってそう上手くはいかないもので、身近な存在であればあるほど、相手に自分の事を考えて欲しい、愛されている事を実感したいと思ってしまうものです。

しかし、あまりに身近な存在に甘えて、素の自分をさらけ出してしまうと、その相手への愛情表現を失い、いかに大切な存在であるかの実感が遠のいてしまいます。

心の中では大切な存在だと思っていて、相手もそれをわかってくれていると思い込んでしまうのです。

でも、その身近な大切な存在の人も人間です。

素をさらけ出す日常は、無関心な態度の記憶へと置き換えられ、無意識にその身近な大切な人の心の中に蓄積されていきます。

やがて蓄積された無関心な態度の記憶が、出会った頃の初々しい記憶との対比で、何か違うという違和感となり、

次第に愛情が薄れていくきっかけになってしまいます。

身近な大切な存在にそんな思いをさせたくないのは誰でも同じでしょう。

だったら、素をさらけ出す日常に一言添えるようにしましょう。

いつも傍にいてくれる感謝。

笑ってくれると嬉しい事。

苦しい時あなたの事を考えると勇気が湧く事。

自分が頑張れる理由があなたであるという事。

あなたがいない世界が想像できない事。

一番照れ臭いですが愛しているという事。


毎日じゃなくてもいいはず。しんどい日もあります。

でも伝えられる時に伝えましょう。

そうすれば出会った頃の初々しさは記憶の中にしかありませんが、新しく生み出されていく温もりが、

身近な大切な存在である人の心を温め続けてくれるはず。

#エッセイ #大切な人

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