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ロケット・オア・チリトリ2000、2001

★先週の日曜日、1000円カットに行きそびれたまま心不全で入院して1週間経ったわたし(とんかつ)に起こった体の変化★
 
・血中酸素濃度(酸素飽和度)が入院前90%(命の危険を感じるほど苦しい)→今99%(楽) 
・体重82kg→74kg
・1日に飲む缶コーヒーの数5本→0本
・1日に食べるファミチキの数1個→0個
・1日に食べるもちもち・ずっしり大入り豚まん(セブンイレブン)の数1個→0個
・1日に飲むビールの本数2本→0本
・1日に食べるカップめんの数1個→0個
・1日にテクニカル・ブルータル・デスメタルバンドの曲を聴く時間1時間→0時間
・1週間の残業時間48時間→0時間
・1日に「死・・」とつぶやく回数→0回
・1日にハンターxハンターの事を考える回数→0回

ポジティブに変わりました!というか変化前がくそすぎる・・反省してこれからはクリーンでロハスな生活を送る・・花を飾ったり、いろはすを飲んだり・・

さあ、今日も誰かに伝えなければ永遠に失われてしまう物語をここに記すからみんなで見ましょう!知り合いにも教えてあげましょう。


ガンタンク 2000年

ガンタンク「掃除道具置き場からちりとりを持ってきて下さい。」
おじさん(アルバイト)「はい、分かりました。」 
おじさんは行ったまま30分帰ってこない。電話しても出ない。現場ではこんな事がよくある。
この場合のなぜ帰ってこないかは普通の人間ならば、
1.置き場にちりとりがなくて探している
2.現場の中で道に迷っている
3.現場の中で肩がぶつかった人とケンカしている
4.急に腹が痛くなってもらした。
の4つの理由のうちのどれか1つ。引きが悪くて2つだ。
ところが今日来てくれたおじさんは完全に違うディメンションの存在だった。
「ハア…ハア…お待たせしましたあ~  ア…ハア」

おじさんは30個ほどのちりとりを両手に抱えて肩で息をしながら帰ってきた。

30個のちりとりをばらまくとその場に仰向けになり、「ハア…今日はこれで帰らせてもらっていいですか?」とおっしゃる。おじさんいわく、「ちりとりの個数を言われてないんで現場にあるちりとりを全部持ってきました。疲れました。」だそう。

ガンタンク「いいよ!帰っていいよ!」完


第2話 (1年後)

(ガンタンク 2001年)

ガ「あっ、おじさんじゃん!」
おじさん「あっ、その節は大変ご迷惑おかけしました!」
ガ「では、早速、掃除道具置き場から、ちりとりを、1個、持ってきて下さい。どうぞ!」

その後起こった出来事は、わたし(ガンタンク)に「神さまはいる。そして神さまはカタギではない。」という(根本敬先生の提唱する)説を実証するものとして心に刻まれる。

(^ω^)30分後(^ω^)

「ハア…ハア…お待たせしましたあ~…ア…ハア…」
「何でまたちりとり30個も持って来たんですかアーーーッ!!」
「違うッ!これは違うんですよ!」

おじさん談:掃除道具置き場に行って、ちりとりを1個持っていこうとしたら、ヘルメット3本線の方(注釈:現場ではヘルメットの線の数で役職がわかる。3本線は現場の最高責任者、所長)がいて「昨日現場回ったらちりとりがあちこちに放置されてたから回収しといて。」とおっしゃられたんであちこちから集めて持ってきました。完

とんかつ談:その日、所長、他現場の視察に行ってたから現場にいなかったはずなんですよ。 


(おじさんは、また疲れて、帰ってしまった。完)

おわり

つづく


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