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私はストレスを感じない

私はストレスを感じません。

正確にはストレスをほとんど感じないようになりました。
大学卒業後、某大手不動産屋に就職したんですがその時はストレスの塊みたいな精神状況でした。

ストレスに押しつぶされそうだった昔

帰るのは毎日終電だし(というか、その時は職場近くのアパートで一人暮らしをしていたので電車の時間とか関係ありませんでした)、上司からは理不尽に恫喝されるしで、今思い返してみても本当に過酷な職場だったんです。

それでも、なんとか結果を残し4年目を迎えて、部下を持つまでにはなったのですが、そこからが本当に地獄で、仕事ができない新入社員を詰めて(精神的に追い詰めて)辞めさせろと上から指示がくるんです。

自分が詰められるのは、慣れていたのでどうってことはなかったのですが、これが本当に辛かった。

夢を抱いて田舎から出てきた新入社員を、精神的に追い詰めなければならない訳ですから。
結局それに耐えられなくて私はその会社を辞めました。その時は、上司から会社の福利厚生で契約していたカウンセリングを受けさせられたりするレベルにまで陥っていたんです。

でもなんやかんやあって、前職とは業種も異なる今の職場にいます。
前職時代の経験は辛かったですが、今となっては自分にいい影響を与えていると思います。

なぜなら、あの時の経験に比べれば今の環境は屁でもないと思えるから。

もう、なんてことないんですよね。気が付いたらいつの間にかストレスを感じなくなっていました。私なんてたかが30年位しか生きていないぺーぺーですが、過去の経験を経て思うことは、なんてことのないストレスに悩んでいる人があまりにも多いということ。

私が感じるだけバカらしいなと思うストレスがこちらです。

1,職場環境に対するストレス

残業が多い。やっている仕事に対して給料が安すぎる。よくそんな不満を聞きますが、私はこう思うんです。

「辞めればいいのに。」と。

今の日本、仕事なんてしなくたって死にはしないんですよ。餓死したなんてニュース、年に何回も聞かないですよね?

そりゃあ今の生活レベルを落とさない。なんてことは難しいかもしれませんが、今の世の中、幸いなことに働かなくても死にはしない社会になってるんです。
社会サービスを使えば、そうそう仕事を失って死ぬことなんてないんです。そもそも、私たちは仕事のために生きているわけではないじゃないですか。仕事はあくまでも生活するための一手段にすぎないんです。
私は前の会社を辞めてから、会社勤めはもう嫌だと思って一人で収入を得られるように色々やっていました。2年間くらいそうしていましたが、どうにかなりました。
その後、縁あって今の会社に誘ってもらったのと、私も一人でいるのを飽き始めていたので、今の会社で働くことになったんです。

どうにかなっていたんですよ。

2,人間関係におけるストレス

「別れりゃいいのに」と思います。

恋人にフられて死にたいとか言うメンヘラがいますが、バカなんじゃないかな?と思います。
30過ぎて童貞でも明るい人なんてそこら中にいるし、そもそも人口の半分が異性なわけですよ。

高望みしないで、自分からアプローチさえすれば必然的にパートナーなんて、何度でもできるはずなんです。たかが、たった一人の人間に自分の人生を操られてたまるかという話です。

だいたいどんなに落ち込んでいも、新しい相手ができたら、前の恋人のことなんかほとんどの人が忘れてしまうはず。

私は巨大化した蟹が人類を襲うというクソZ級映画から、全米が震えた超大作まで映画は幅広く見ますが、高校生の恋愛青春映画みたいなクソジャンルだけは一切見ません。

だって他人が誰とくっついて、誰と別れようが毛ほども興味がないから。
恋人を不治の病で失ったあの人もきっと今まで健気に恋路を応援してくれていた幼なじみに告白されたら、その恋人のことなんか気にならなくなるし、都合のいい若年性アルツハイマーでどこかへ旅立った恋人を探すあの人も、恋人を探す道中でいい感じの人といい感じの展開を迎えれば、きっとその人のことをアルツハイマー以上に忘れちゃうはず。

友人や同僚でのストレスに至っては、陰口叩かれようが、いじめられようが、相手にしなけりゃいいじゃんって思うだけです。

3,起きてもいない未来へのストレス

そして私がもっとも不可解なのが起きてもいない未来のことにやたらとストレスを感じている人。

「お!?新手の預言者かな?」と思います。

1999年7月に恐怖の大王がやってくると予言したノストラダムスも、2012年に世界が終わるというマヤの終末予言も、ビートたけしの超常現象特番でやたらと抽象的な未来予知をしていたあのおばちゃんも、みんな未来なんて読めなかったんです。

それなのに、「今日面接を受けてきたんだけど、この会社に受からなかったらどうしよう。」と勝手に未来に怯えているんです。
今日の面接で精一杯やって、あとは合否を待つしかないのに、ストレスを感じるなんてなんの意味があるのか。

この会社の面接に落ちたらあの資格を取って、もう少し自分が成長してから同じ業種に再チャレンジしよう。いっそ見切りをつけてほかの業界で職探しをしよう。こういう、将来起きるかもしれないリスクにたいしての対策は、やるべきです。

でも今さらどうしようもないのに、あの会社に受からなかったら。内定が決まったけど職場の人とうまくやれるだろうか。
そのときになってみないと分からないことに、いちいちメンタルをすり減らすのは一番ムダ。

私自身、楽観的とは言えないとても心配性症な性格なので、もしもの時の対策や言い訳は完璧なまでに準備しますが、上手くいかなかった時に対してのストレスは感じません。
なぜなら起きていないから。

ストレスを3つに分けて、好き勝手に言いましたが、とにかく!人間どうにかなるものです。
今生きている人のほとんどがどうにかなってきたから、死なずに今存在しているわけで、百害あって一利なしのストレスとかいうものを感じるだけ損なんです。

とはいえ、こんなに偉そうに言っている私も直面した事態にはストレスを多少は感じるもので、今日も寒いからベッドから出たくない、。インフルエンザと嘘ついて寝てやろうか。とか、考えながら毎朝お腹を痛くしてトイレに駆け込んでいます。

でも、いざ行っちゃえば割りとキツくないんものなんですよね。それよりもずる休みをして、出先で会社から電話がかかってきたらどうしよう。とか、買い物中に職場の人と出会ったらなんて言い訳しようか。
そんなことを考える方が、結局負担になるんです。なので、私は今日も腹痛に怯えながら会社に向かうんです。

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