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退会率を下げる方法【サッカースクールの経営方法】

皆さんこんにちは!サッカースクールをはじめとした子ども向けの習い事教室の立ち上げ、集客コンサルティングをしているvidaplenaです。最近巷ではウィルス性感染症が流行しているみたいです。何でもコロナウィルスが5類に引き下げてから患者数が増えたんだとか。。。ずっとマスクをしていたせいでウィルスに対する免疫力が低下したのではないか、という指摘もあるそうです。ちょっと前にも高校でのインフルエンザの集団感染がありましたね。既に温かい時期だったのでびっくりしました。僕たちのスクールでも体調不良でお休みます、という連絡が増えているような気がします。

今回は入会してくれた生徒の退会率を下げる方法について紹介していきます!4.5月の体験会シーズンが終わり、これからの季節の課題はどうやってスクールを辞めてしまう子ども達を減らしていくか、ということです。退会率を下げることによって生徒にも長い期間サッカーを楽しんでもらえるようになります。また経営の面から見ても事業の安定化に繋がります。

1 なぜ子ども達はサッカーを辞めてしまう?

01 退会する主な理由

02 退会の多い時期

03 辞めてしまう子の前兆


2 退会を防ぐためにできる事

01 子どもの様子を日頃から観察する

02 保護者と密にコミュニケーションを取る

03 友達も一緒に通ってもらう事


3 ケースバイケースでの対応

01 スクールの人数が少ない場合

02 幼児クラス・小学生クラスへの振り替え

4 まとめ


1 なぜ子ども達はサッカーを辞めてしまう?
楽しくないことって続かないですよね?(ダイエットとか・・・ね。)教える側からするともう一歩頑張れば勝つ喜びを味わえてもっと楽しくなるのに!!と思いがちなのですが、それは大人はたくさんの成功体験を積んでいるからに他なりません。つまり苦しくてもここを頑張れば楽しいことが待っているということを子どもは知りません。子ども達が辞めてしまう原因の一つにサッカーが上手にできないからという理由もあります。そこを上手に指導者としてサポートできるようにしていきましょう。

01 退会する主な理由
退会する理由としては主に次のワケがあります。

  • 保護者の引っ越し・転勤

  • 公式戦へ出るためのチーム移籍

  • 別の習い事と時間帯が被ってしまう

  • サッカーが上手くできない・楽しくない

  • ボールや人とぶつかるのが怖い

引っ越しに関してはどうしようもありません。引っ越し先から通ってね、とも言えないですからね。チーム移籍に関しては僕たちはお好きにどうぞ、というスタンスにしています。その子がせっかくやる気を出したのに今の環境に引き留めるのはあり得ないと思っているので。スタッフの努力次第で減らすことのできるのは他の理由による退会です。他の習い事と被ってしまう場合は近隣の他会場でのスクールを勧めてみましょう。(立ち上がっていない場合は話は別ですが・・)また、サッカーが上手くいかない場合はどんなポイントが上手くできないのかを本人とよく話してみましょう。それに対する解決策がアドバイスできればまた楽しんでサッカーができるようになる可能性は十分にあります。ボールや人とぶつかるのが怖い、という相談もよくあります。その場合も回避策が必ずあります。どんな時に怖いか、を本人から聞いてみましょう。

02 退会の多い時期
一般的にキリのいいタイミングが多いです。年末、年度末等です。引っ越しや転勤がこの時期に多いことも理由としてはありますが、以前から退会を検討している親子はこのタイミングで退会したいと伝えられることが一番多いです。また、年末、年度末は気温が低く体調不良での欠席が一番増える時期でもあります。何度かの欠席が辞めよっかな、という気持ちに拍車をかけるわけです。

03 辞めてしまう子の前兆
ここは個性が現れる部分ですが、、親の事情ではなく本人が辞めたいと思っている場合は表情に出ることが多いです。

  • 練習中にあまり楽しそうにしていない

  • 練習が始まる前、練習後に仲間の輪の中に入れていない

日常の様子をよく観察してあらっ?と思った場合はフォローするようにしましょう。

2 退会を防ぐためにできる事
事前に防げるものなら防ぎたいですよね。すべきことを一言でいうと日頃からの細かいフォローで生徒と保護者の満足度を下げないこと。これに尽きます。

01 子どもの様子を日頃から観察する
昨日までめっちゃ楽しそうにサッカーしていたのに翌日に辞めたい。と言い出す子はいないです。辞めたいと思うということは何か理由があるはずです。日頃から前項で紹介した前兆を逃さないように表情や行動に気を配るようにしましょう。小さなサインを子ども達は発しているはずです。

02 保護者と密にコミュニケーションを取る
子どもと同様に保護者ともコミュニケーションを取るようにしましょう。「きょう試合でゴールを決めましたよ!」「うまくドリブルができるようになってきています!」とその日の練習の中で上手くできていたことを伝えます。いや、、でも本人は・・・というような形で最近のその子の本音や保護者の方の「もっとこういうプレーもできるようになってほしいなぁ」が出てくることがあります。そこを聞くことができればこういう練習ができればいいですよ、とかこういう考え方でいいと思います。ということを伝えられますよね。

03 友達も一緒に通ってもらう事
1人よりも2人。2人よりも3人。やっぱり知った顔がいる方が安心感ってありますよね。確かにスクールに通い始めて仲良くなる友達もいますが学校や幼稚園が同じ子が一人いるだけで安心感は違います。練習に対するモチベーションが下がっても仲のいい友達がいればその子に会いに行きたいっていう気持ちも芽生えます。そのためにも定期的な集客活動は基本になってきます。

3 ケースバイケースでの対応
スクールの生徒が100人いれば100人とも辞めるキッカケが同じとは限りません。スクール生やその保護者に寄り添って対応していくことも必要です。(ここが大手のスクールとの差別化にも繋がります!)


01 スクールの人数が少ない場合
小学生クラスは人数が揃っているけれど幼児クラスが1人、2人しか集まらず、なかなか満足のいく練習ができそうにない。こんなケースがあった場合。幼児クラスの子が小学校低学年の子と混ざって練習してもついていけるレベルであれば小学生クラスに一緒に入れてスクールを行うことも検討しましょう。ただ、その子や保護者の意向を十分に聞いた上での対応ですが。まだ体が小さく小学生とぶつかると怪我をしてしまいそう、、という場合は別の方法を考えます。

02 幼児クラス小学生クラスへの振り替え
幼稚園から小学生クラスに学年が上がった際にあるケースです。小学生と一緒に練習するのは怖い、緊張してしまうという声があったとします。その場合は慣れるまでは幼児クラスで練習してみることも検討しましょう。あくまでもその子の気持ちに寄り添った対応をしてあげる事が大切です。焦らずにじっくりと様子を見てきましょう。慣れてきたころに再び「小学生クラスでやってみる?」と聞いてみましょう。


4 まとめ
今回は入会してくれた生徒の退会率を下げる方法について紹介していきました。スクールは体験会に来てもらって入会してもらうまでも大切ですが、入会してもらった後に如何にいい環境を作って長くサッカーを続けてもらうかが大切です。(その子の成長のためにも、経営的にも、です。)スタッフができる範囲で手を尽くしましょう!!


全ては生徒と指導者の充実した人生のために。

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