SCとしての自治会役員と、福祉系の見守り(民生委員など)のメンバーは、結構かぶっているので、高齢者対象の介護系サービスに関しては、結合型SCがまだまだがんばっているというのは実感できるが、子育て世代は、まず自治会で活動していないので、役に立っていないというのはそうだと思う。全体的に、地縁系のつながりはなくなりはしないけど、細くなっていって、結局、すべての福祉系の見守りは、お金が介在するビジネスに寄せていかないと継続不可能だと思うな。
自由論文に、まさにこんな研究がしてみたいというお手本があって、 ひさびさに興奮した。
脳科学者の恩蔵絢子さんが書いた本。 認知症の人のやりがちな謎の行動に、脳科学者としてのコメントがついているので、「ああ、そういうことだったのか」と膝を打つことがある。 家族が認知症になって困っている時に読むと少しは心が軽くなるかもしれない。
日本福祉大学が、公益法人日本生命財団40周年記念特別委託研究として、約6年間にわたり、知多半島の5市5町とともに行ったプロジェクトの集大成。 実務に軸足をおいているので読みやすい。 こういう取り組み必要。 参加したかった。
映画「渇水」をみた。 生活保護ぎりぎりの世帯で、父が蒸発、母も帰らず、 小学生の姉妹二人で暮らしているお宅に、 水道局が停水にやってくる場面で、 水道局の職員は、母親が出ていくところを見ていたわけなので、 本当なら、ここで児童相談所に通報すべきところなので、 その後のストーリーが入ってきませんでした。 生田斗真さんも、最後にクーデター起こす水道局職員役としては、 ちょっとシュッとしすぎていて、 もう少しやさぐれた感じが出てる俳優さんのほうがよかった。 水道局はぎりぎりまで停水
映画「オレンジ・ランプ」の主人公のモデルになった丹野智文さんの本。 「認知症になったからと周囲から勝手な気遣いをされ逆効果だった」 というエピソードが次から次へと出てくるのだが、すべて既視感があった。 これは、子どものころ、親にされたことだったのだ。 自分の意思とは関係なく、「あなたのためを思って」という一言ですべてが正当化され、いやだと言うと反抗的だといわれ、人生の節目で何も選択させてもらえなかった不幸。それは、どこでも起こりえることだったのだ。
映画「オレンジ・ランプ」を見た。 39歳で若年性認知症になった方の実話に基づくストーリーで、 いわゆる「認知症」っぽいところが全然ないのが意表を突くが、 大切なことをたくさん教えてくれる。 当事者の方が周りに自分の気持ちを伝えられるということがいかに貴重かということが、この映画の一番のポイントで、 ソーシャルワーカーが忘れてはならないことだと思った。
野田潤「家族の近代と親密性の論理」が特に面白かった。 「手作り弁当」「愛妻弁当」から家族観が見えるという視点がとても腑に落ちた。
一度見たことがあったけど、 もう一度見てみたくなった。 「宿命」の音楽だけで物語を見せていく最後がすごい。
まだ少年の二宮和也が出ていてびっくりした。
思い映画だったらイヤだなと思って、 しばらく見るのをためらっていたけど、 いい映画だった。
すごくタイムリーでいい本だった。
このシリーズの中で、 わりと読みごたえがあった。
大津市社会福祉協議会の「見える社協から魅せる地域福祉へ」読了。 熊澤孝久名誉相談員の 「断ってからが社協の相談と違いますか?」 が刺さった。
映画「破戒」を、間宮祥太朗主演の新しいバージョンと、 市川崑監督の古いバージョンとで観た。 間宮正太郎の丑松は、へこんでいなくて救われた。 差別がなくなるのは、本当にゆっくりなのだ。
刑事司法と福祉の勉強をしていたら、 おすすめされていたので見た。 市原悦子みたいなばっちゃん、いっぱい知ってる。 本で勉強するのが人生じゃないって教えてくれるばっちゃんたち。