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びわこ競艇場の特徴・傾向

水質は淡水で硬く
標高がモーターパワーに影響して波乱レースも多い印象
また、水面レイアウトや琵琶湖特有のうねりもあり
「インの弱さ」は全国でも上位

ただし
2020年10月26日に第1ターンマークの移設が行われ
傾向が変わってきている

ターンマーク移設後、2明らかにイン勝率が上昇
インがB級選手でも約40%で逃げている

イン逃げが決まりやすくなっているので
当然2・3着率も内側優位
インの回りシロが増えた分「まくり」も少なくなり
差し技が増えている

琵琶湖特有のうねりにより
ターンが流れたり暴れたりと
インが弱く波乱が増える要因

発生する主な原因は2つ

1つめは水位の高い時期に風が吹いている場合
びわこの水位は
年間を通じて1m程度と大きく変わる
雪解け水が入る3月~6月頃が水位が高く
この状態で沖からの風が吹くとうねりが強く出る

2つめは観光船の通過による影響
びわこクルーズ船がレース場の近くを航行しており
その波が1マーク側から入ってきてうねりが発生

うねりが無くても水位が高いと水面が不安定になって
乗りづらくなると言われていて
春から夏にかけては波乱決着が多い傾向

風の影響

無風の影響

無風時はスリットが揃いやすくイン勝率が上昇傾向

向かい風の影響

風速5mを超えると3〜5コースの1着率が上昇傾向

「向かい風はインの加速がつかないので不利」が
競艇のセオリーですが
びわこでは風速5mを超えるまで逆にインが強くなる

追い風の影響

追い風ではインが流れて「差し」が決まりやすく
2コースの1着率が上昇傾向
 風が強まるとセンターが強く「まくり」が増加

1コース

全国トップクラスの「インが弱い」水面

びわこのインが弱いことは有名なので
1頭にオッズ妙味があるレースが多い傾向でしたが2019年データではイン回収率が大幅に低下
イン1着率が約2%下がっていることが大きな要因
3ケタ配当も増えていることから
インが過剰人気になっている傾向もあります

選手の力量と機力だけでなく
「無風」や「水位が低い時期」「壁の有無」など
インに優位な条件に注目して狙いたい

2コース


「差した艇がバックで伸びる」
びわこの特徴通り成績は上位

決まり手では当然「差し」が多いですが
「まくり」率も平均以上

追い風で1着率と「差し」が増加傾向ですが
どの風でも1着率は平均以上あるので
常に想定しておきたい

3コース

スロースタートの中では最も助走距離が取れて
加速がつくので攻め手にもなり
カドが利く琵琶湖のカド受けでもある
取捨選択が難しいコース

決まり手は「まくり」優位ながら
琵琶湖らしく「差し」比率が高め
「差し」が多い水面は複雑な決着になりやすく
2・3着が絞りにくい面も

個人的にはセンター・アウトの1着想定時は
買い目を広げる方がおススメ

4コース

例年1着率はトップクラスで
風が強まると更に1着率が上昇傾向

カドからの「まくり」一撃や
バックで伸びる「差し」
展開を突いた「まくり差し」と
バランス良く決まっている

5コース

3・4コースが攻めやすい水面なので
展開を突いた5コースの差し抜けで波乱決着も

6コース

例年1着率は上位で、2・3着率も高いコース
バックで内伸びする琵琶湖の特性が反映され
最内差しでの舟券絡みが多くなっている

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