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どうも2 (2017/8/19投稿)

お邪魔いたします、テキサスの大野です。

詳しい事情は省きますが、これからしばらくの間、全世界で少なくとも40人程度はいるんではないかと思われれる読者の皆さんにむけて、毎週金曜日、小生のチョットした思いを投稿させて頂きたく存じます。ほんとはちっとも存じませんが、、、。

もうすぐ秋ですね、、、。
みなさん、人恋しいですよね、、、。

小生はあまり友達がいません。単純にアメリカに住んでいるからではありません。アメリカにだってたくさん日本人はいます。特に小生の居るヒューストンには、馬鹿みたいにでっかいメディカルセンターあり、多くの日本人の先生方が働いていらっしゃいます。でも、あまり友達がいません。アメリカで心臓外科をされている先生方とお会いする機会も結構あります。ところが、二流私大医学部卒でチョット頭のおかしい小生は、ひどく優秀でとてつもなくスマートな先生方に恐縮してしまい、全然誰ともお近づきになれません。たまにお会いしてお話しても、話がまとも過ぎるうえに、先生方の頭の回転が速すぎて、周回遅れになった挙句、最終的には「で、先生はおっぱい派ですか?それともおしり派ですか?」しか言えなくなってしまいます。そして、小生を軽く凌駕する頭のおかしさを持つシカゴの太田先生だけが、「ん、どっちも派!」とまともな答えをしてくれます。

人によっていろんな留学での出会いがあると思いますが、留学は孤独です。いくら日本人が周りにたくさんいても、慣れ親しんだ場所を離れ、友人と離れ、親と離れ、自分は毎日この如何ともしがたい孤独を感じていました。そして否応なく自分と向き合い、家族と向き合い、純粋に自分のことだけを考えました。そのうちそんな孤独な自分も好きになりました。すると、いつの間にか孤独じゃなくなっていました。

留学した人には何となく分かってもらえると思います。何のことか分からない人、自分はそんなふうにならねえよ!と思っている人、そういう人は是非留学してみてくださいね。そして一緒に、あのころ実はちょっと鬱だったんだよね、みたいな話をしましょう。

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*この記事は米国テキサスで心臓外科医をしている大野先生の特別寄稿です。全14回の構成ですが、投稿締め切りを全然守らない大野先生をサポートしてチームWADA副代表やメンバーも投稿しています。
大野先生のブログ:Cowboyかぶれのおっさん侍 

テキサス大野先生とチームWADA副代表のおっさんずラジオ 

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