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*「#陰謀論は独裁政治への道」

... 陰謀論を支えているのは、「ヒト・モノ・カネ」の縦横無尽の流動が生み出す #繋がり過ぎた社会 への不安なのだ。

① インターネットの初期は、#ユビキタス社会 への幻想があった。つまり、「世界のどこにいてもコネクトでき、時間は節約でき、経済活動にも最適化」という幻想だ。

③ しかしそうなると、われわれは朝から晩までテクノロジーに急き立てられ、地球の裏側の穀物相場が自国の経済を直撃するというストレスフルな社会に投げ込まれる。

④ われわれは、ちょうど帆柱が折れ、羅針盤も失った小舟ように不安で仕方がない。
 ところが、政治も経済も文化もあまりも複雑になり過ぎて、その一旦を理解するにも骨が折れる。

⑤ 自分の立位置を確認するのは手間がかかる。そして、曖昧な状況に置かれる不安に堪えられずに、人は安心できる嘘に飛びつく。

さて、現代のプロバガンダの雛形を作ったナチスの宣伝隊は、いつも工場の操業が終わる時間を狙っていた。

「みなさん、お疲れ様です。しかし、われわれはどうして毎日苦労しなくてはならないのでしょう。それは、本来われわれのものである富を奪っている奴がいるのです。それがユダヤ人です。こんなつらい生活からおさらばしましょう。ヒトラーだけが希望です。ナチスに投票しましょう!」

こうして、#安心へ逃避 したい人々の気持ちを、ナチスは巧みにつかんで行った。

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