Screenshot_2020-01-26_自己主張強めな_筑附_の神童は_大人になってどうなったのか__神童は大人になってどうなったのか__文春オンライン

*「現代日本 -- 成熟しない乳臭い幼稚な社会」

… 画像は、2017年11月5日付の文春オンラインより。

偏差値自慢、ロリコン・アニメ、ハゲ親父がコスプレに群がるコミケ等々。

いつまでたっても幼児的万能感を克服出来ず、ピーターパンのように社会に浮遊し、出来あいの商業主義と政治家による社会的操作に簡単に屈する軽薄さは戦前と変わりない。

◆〈大人〉のいない「精神年齢12歳」の国

作家の永井荷風は、日中戦争の始まった頃、「元来日本人には理想なく強きものに従ひその日その日を気楽に送ることを第一となすなり」(『断腸亭日乗』)と述べた。

世界史でも類を見ない軽佻浮薄によって、リーガル・マインドや信仰など普遍的な価値基準による上位の審級を持たず、〈欲望〉が他者の摸倣に由来することに盲目で、為政者による「パンとサーカス」による社会的操作に自覚のない〈奴隷〉の文化から抜け出せない。

それまでティンカーベルらと空を浮遊していたピーターパンは、ある日自信を失い、空を飛べなくなった。

これは、ピーターパンが能力を失墜したのではなく、幼児的万能感を克服し、「自分は何ができないか?」を自覚し、少年から青年に知的成熟を遂げたことを意味している。

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