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*【#岸田政権の無策】「自公や維新の経済政策は国民を不幸にするだけの〈強盗〉の屁理屈」

… 口を開けば、民営化だのコンセッションなど当世風の用語を並び立てるが、水道事業などライフラインが公営なのは。理由あって公営なのだ。

岸田首相は、総理選では「新自由主義の清算」などと国民を期待させたが、当選するや否や前言を翻し、諮問委員にまたぞろ竹中平蔵氏を引き込み、アベノミクスの焼き直しを厚かましくも「新しい資本主義」などと称し、国民をだましている。

制御を逃れた資本主義は、不平等、失業、過重な労働によって引き起こされる事故や病気など、さまざまな災害を引き起こしている。

その結果、貧困、飢餓、抑圧、教育機会の喪失などがいよいよ増大し、社会的靱帯を寸断し、人心は荒廃し、人々から生きる歓びを奪っている。

歴史に学ばない自公政権は、相対的貧困や極端な〈格差〉など構造的暴力が、社会不安、また極端な場合は内乱や戦争さえ引き起こすことを理解していない。

◆ 〈歴史〉に学ばない自公と維新

わかりやすい例を一つ挙げよう。

戦前の日本は、朝鮮や台湾などの植民地、さらに南洋諸島など信託統治領を含めれば、現在の数倍り領土を持ち、人口は半分だった。

それなのに、東北では飢饉や身売りがおこり、政府は満洲やハワイまた南米への移民を盛んに進めていた。

なぜかそれほど土地が足りなかったのか?

それは、封建時代から続く大地主たちが土地を独占し、多くの農民が小作農として貧しい生活を強いられていたからである。

GHQ の占領政策は、そのすべてを手放しで称賛できるものではないが、「農地改革」は優れた政策だった。

不在地主を追放し、耕地を小作農に分け与えたことが、戦後の日本に民主的安定をもたらした最大の原因だったのである。

竹中平蔵氏は、在米時代を回想し、「ニューヨークの5番街がすごく好きなんです。ミッドタウンから北のほうに向かって行くと、そこには人生と社会の縮図があります」などと述べ、日本中を呆れさせた。

少数の富裕者をさらに豊かにするために、9割の貧困を無邪気に礼賛しているのである。

そんな弱肉強食の政策では、国民はいよいよ貧困化するだけである。

「部厚い中間層の再建」を掲げた野党の政策こそが正しいのである。

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