甘々りーちゃん

○○:りーちゃん、話があるんだ

そう言われ、屋上に呼び出された

理子:○○くん話ってなに?
○○:実は他に好きな子できて
理子:えっ……….
○○:だから、その別れてほしい 
理子:そんなこと言わないでよ……..
理子:ねぇ、ちゃんと話そうよ
○○:ごめん、りーちゃんより好きなんだ

_______________________

理子:○○くんっ!
理子:あれ?

私、今○○くんにフラたはず……..

理子:夢………..?

頬を引っ張ってみると痛みを感じる

理子:夢か……..よかった………グスッ

夢だと安心したら涙が溢れ出てきてしまう

理子:うぅ………○○くん……….グスッ

今すぐにでも会いたいが夜中だ。迷惑になるだけだから朝まで我慢する

それから一睡も出来ずに朝を迎えてしまう

理子:眠たい…………

いつもの待ち合わせ場所で○○くんを待つ

○○:りーちゃんおはよ
○○:って、クマすごいけど大丈夫?

○○くんの顔を見たらすぐにでも肌に感じたくて抱きついた

○○:りーちゃん?
理子:会いたかった……….
○○:昨日も会ってたよ?
理子:会いたかったのっ!
○○:そんなに会いたかったの?
理子:いいじゃん……そんな日もあるよ
○○:とりあえず行こ?
理子:うん………..

○○くんを感じていたくて手を繋いで歩く

○○:いつも繋がないけど?
理子:いやなの?
○○:いやじゃないよ、ちょっと新鮮で
理子:これからは毎日手繋ご
○○:うん、わかった

あっという間に学校に到着

○○:席行かないの?

手を繋いだまま離す気はまるでないりーちゃん

理子:ぎゅー………….
○○:ここ学校だよ?人いるしあとでね
理子:やだ………今がいい
○○:ちょっと来て

手を引いて人気のない空き教室に向かう

○○:ここならいいよ
理子:んんーっ……….

力の限りぎゅーっと抱きしめる

○○:少しだけだよ?
理子:わかってるよ……….

5分程が経つと予鈴が鳴る

○○:もう行かないと
理子:まだだめ……….
○○:また後で来ようよ
理子:約束だからね?
○○:うん、約束する

まだくっついていたかったけれど仕方なく離れて教室に向かう

授業中もずっと夢のことが忘れられずに全く集中できず、ノートも取れなかった
そのまま昼休みに入る

理子:ねぇ、来て

チャイムが鳴ってすぐお弁当を持って○○くんの所に行って人気のない空き教室に向かう

○○:食べないの?
理子:食欲ない……..
○○:体調悪いの?保健室行こっか?
理子:いい…………

ぎゅーっと抱きしめて胸に顔を埋める

○○:お腹すいたんだけど、
理子:んん………しかたない

このままぎゅーっとしていたいけれど隣に座って見守ることにする

○○:食べづらいよ……..
理子:りーのことは気にしないで

食べ終わるとすぐに抱きついてくるりーちゃん

○○:りーちゃんほんとに食べなくていいの?
理子:うん、
○○:食べないと元気でないよ?
理子:じゃああーんして
○○:それなら食べるの?
理子:うん
○○:わかった

隣に座り直しお弁当を開けるりーちゃん
箸を受け取り食べさせる

○○:あー
理子:あむっ…….
○○:おいしい?
理子:ん、おいひい 

お弁当も食べ終わると時刻は5限の10分前だ

○○:そろそろ戻ろっか 
理子:んん……….やだ

より抱きしめる力が強まる

○○:放課後は時間いっぱいあるからさ、ね?
理子:絶対かまってくれる?
○○:うん、りーちゃんが満足するまで付き合うよ
理子:じゃあ、戻る

りーちゃんの説得に成功し教室に戻り授業を受ける
あっという間に授業も終わり放課後

○○:りーちゃん、帰ろ
理子:うん

靴を履き替え帰路につく、手はもちろん繋いでいる

りーちゃんの家の近くまで来ると

理子:ねぇ、うち来て欲しい………
○○:いいけど、親は?
理子:いないよ?りー1人だけ
○○:夜遅いの?
理子:うん、それまでひとりぼっち……….
○○:帰ってくるまでだよ?
理子:うん…….

りーちゃんに手を引かれ家にお邪魔する
入ってすぐに部屋に案内されりーちゃんがお茶を持ってきてくれた

理子:よいしょ…….

当たり前のように膝の上に向かい合って座るりーちゃん

○○:ちっちゃい子みたい笑
理子:りーはどうせチビだもんっ……..
○○:拗ねたの?かわいいねぇ!

髪をわしゃわしゃと撫でる

理子:やめてよっ!

とか言いながら嬉しそうなりーちゃん
笑みがこぼれている
髪を直してぎゅーっと抱きついてくる

○○:りーちゃん今日やけにくっつきたがるね
理子:うん、今日ね嫌な夢見ちゃったの
○○:どんな夢?
理子:○○くんと別れる夢見たの………
○○:それは悪夢だったね………
理子:りーやだよ、○○くんと別れるなんて……..
理子:○○くんいないとりー生きていけないんだからね…….

話を聞いていると胸に冷たい何かを感じる

○○:もしかして……….

少し距離を開けて見ようとするも

理子:み、みないでっ…………

力強く抱きしめられて見ることができない

○○:泣き顔見たいんだけど
理子:だめっ、可愛くないもん……..
○○:そんなことない、りーちゃんはいつだって可愛いよ
理子:と、とにかくだめなのっ!
○○:そっか、ならこうだっ!

抱きついていてがら空きな脇をくすぐる

理子:きゃっ!

反射的に脇を閉じるりーちゃんすかさず距離を開け泣き顔を拝見する

○○:ぐはっ……..かわいいっ……….

真っ赤な鼻に涙の跡がついている頬何よりうるうるできゅるきゅるした目がたまらなく可愛い

理子:見られたくなかったのに………
○○:あんな可愛い泣き顔初めて見たよ
理子:感想いらないよっ、恥ずかしい///
○○:はぁ、かわいい………

今度は○○からぎゅーっと抱きつく

○○:こんな子をフるなんて夢の僕許せないな……
理子:○○くんはフラないよね?
○○:当たり前だよ、なんならりーちゃんが別れるって言っても僕が別れないからね
理子:そうだよね、よかった……

こんなに可愛い子を一生手放さないと決めた○○であった。
















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?