事務所の模様替えと新しいデモカーへの挑戦

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今日は朝から事務所の模様替えを行った。新しい従業員の席を確保するためだ。とはいえ数か月後には新工場が稼働するので、とりあえずのレイアウトだ。私の席は広くなって嬉しいのだが、タイミングによっては経理の方と兼用になるので常に机を整理しなければならない。

昼休憩を挟んで、午後からはデモカーシビックの作業に取り掛かることになった。デモカーとしての開発が終了したため、次のステップとしてノーマルに戻して売却する準備を進めている。数百万円にも及ぶチューニングを施しているので、元の状態に戻すのは決して簡単な作業ではない。しかし、この挑戦がメカニックとしての腕を磨く良い機会ともいえる。

今回のシビックFL5には特に思い入れが強い。この車両はUSS東京まで自走で取りに行き、様々なチューニングを施し、栃木県のもてぎのイベントにも自走で参加した。また、プライベートでも乗る機会が多く、数々の思い出が詰まっている。個人的には手放したくないほど愛着があるが、次のデモカー開発に集中するためにはこの選択が必要だ。

ノーマルに戻す作業は非常に手間がかかるが、一つ一つの作業を丁寧に行うことが大切だ。デモカーは手放すが、デモカーで得たノウハウや情熱を、お客様の愛車にフィードバックしていきたい。

今回のシビックがどんな未来を迎えるのか、私も楽しみにしている。