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BCSE + NAVLE

気まぐれに書いているので、前回の記事から一か月以上経ってますね。悪しからず…。

友人の夏子さんが NAVLE 合格、来月には NY の知人が LA で CPE の再試(麻酔のみ)を受験予定ということで、着実に日本出身の北米獣医師が増えてます。

BCSEの詳細については夏子さんの方が細かく記載してくれているので省略するとして、やはり筆記試験で一番問題なのが「時間」と「英語読解力」なんだろうなと再認識しました。まあ私の場合は獣医学から離れていた時期が長く(五年ほどありました)ということ、この資格試験に挑戦し始めた頃は小動物の経験がほぼ無かったという条件もあり、かなり辛かったです。

夏子さんがちょうど私のすぐ後ろを走っている感じだったので、折に触れて助言はさせていただいたんですね。英語圏で獣医看護士学校に行くメリット、デメリット等についてもだいぶ相談しました。

デメリットとしては費用がかかること、メリットとしては獣医学で必要な専門基礎用語をほぼ全て叩き込んでもらえること、卒業後に臨床現場で即経験が積めることでしょうか。

私自身はカナダで獣医看護コースを履修しませんでした。それが筆記試験に合格するまでかなりかかった(BCSEは4回目で合格、NAVLEは2回目で合格)要因の一つだったとは思います。費用が賄えれば行った方がよかったのかもしれません。

逆に彼女はカナダで獣医看護士コースを履修。加えてキャリアブランクもなく、知識は豊富。この辺が彼女のスピード一発合格の背景にあるかと。

彼女も言っていましたが、BSCE は Zuku Review Standard、NAVLE は VetPrep がいいと思います。

精神的には、はっきり言いますが、辛いです。NAVLE 試験の最中とか、私自身は人生で一番虐げられてるんじゃないかと思うくらいに辛かったですし、CPE では貧血で倒れるかと思ったこと数回。

じゃあ何で続けたかと言いますと、私の場合は生活の安定を求めてです。獣医学に対する情熱が無いわけではないですけど、ほんの一部です。あと可能性。ざっくり今のお給料は獣医看護士で働いていた時の倍です。自分の仕事量はある程度自分で決められる。(勤め先を選べば)福利厚生しっかりしてる。解雇される心配はおそらく非常に低い。

まあ、日本では出来損ない学生&獣医師でしたから。専門医コースにつながるコネも熱意もないし。海外大学院に行く費用も頭脳もないし。そもそも向いてない気がするし。手持ちの人生カードで、社会的に一番強いカードが獣医学だったというだけです。その中で何ができるか考えて、出来ることからやっていったら何とかなった。それだけです。

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