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ソウル子連れ留学2003年@11「前例ないと言われるビザ問題」

出入国管理局へ行かねばならない。

3ヶ月の学生ビザ失効日

滞在許可が出た日からなのか
入国した日から3ヶ月なのか

クラスで意見がバラバラだ。

もし日本での許可が出た日からであれば、私の計算は間違えていて、すでにビザ切れ☞不法滞在ナウだ。

それは困る。母娘で日本へ強制送還だなんてあんまりだ。こんなアホ親子に、経費なんかかけられへんやろって、めちゃ汚ない船底などへ押し込められたりして。ぜったい嫌だ。

すぐ確かめた方が良いってことで、さっそく出入国管理事務所へ。同居人あさひちゃんも、ちょうど外人登録証を貰うタイミングだったらしく、一緒に行くことに。

心強い。

韓国語ペラペラあさひちゃんがいてくれたら、元気100倍だ。

その日も、バス乗り継ぎで少し迷うと、歩きながらどこかへ電話。聞いたこともない高速ハングルで捲し立てている。

「あーすいません、今ねこの住所にいるんだけど、ほにゃららほにゃらら(聞き取れない)どういうバスって? ほにゃららほにゃらら(聞き取れない)あーはい分かりました」

現地の早口系の人だ。笑。


私のビザはまだ切れてなかったようで、その場でお縄にならなかった。ホッとしながら書類を書く。4歳の娘、メロンの分も。


子供? 受付の職員は眉を寄せた。それから書類を見て、ペラペラペラペラ。

あさひちゃんいわく

私とメロンの親子関係を証明するものを見せろと言うとるらしい。

えええっ。そんなん要るって日本の領事館で聞いてないよー

あー何か無かったか?
バッグの中を引っ掻き回すが、DNA鑑定書があるわけもない。

親子を証明しろって、、、

えっと、あ、一緒に写っている写真じゃだめですか? ほら、仲良く並んでるでしょ。

「アンデヨ」(だめです)

じゃえーと、あ、この子のパスポートサイン欄に母代筆って、見て、これ私のサインでしょ?

「ダメです」(アンデヨ)

そのとき、あさひちゃんが独り言のように

「二人は顔がすごく似てるんです……じゃだめかな」

そうそう私ら母娘ね、よーー似てる言われるんです、笑うと分度器みたいな目とか、おっちょこちょいもそっくりなんですよーて

だめに決まってるやん、あさひちゃん!


みると彼女は、自分で言ったことにウケてひとりクスクス笑ってる。

とにかく、戸籍謄本レベルの書類が必要らしいが、そこからなぜか質問攻めにあう。

「ところでご主人は? どこ? え? 日本に住んでる? じゃ母と子だけで来た? なぜ?(アイゴ〜という声が聞こえてきそな顔)子連れで留学……それは前例ないなぁ……」

その後もあさひちゃんが交渉してくれたが、最終的にはいったん受け取って
この後「事務所で話し合います」という。

メロンの滞在が会議案件に?

嫌だ〜汚い船底に押し込められる想像がまた浮かんできて、暗澹となった。

それからザワっと、出発前のことが蘇る。

東京の韓国領事館の人にも、メロンのビザについて前例ないので云々

「とりあえず、韓国に行ってから向こうで娘さんのを同伴ビザへ変更してみてください」


韓国に行ってからで良いんですね?
娘の(同伴)ビザは向こうで出るんですね?

何度も確認すると

「……多分」 と言われた。

領事館レベルでも「たぶん」とかあるんや?と、あの時は妙な感心してたけど

必要となるであろう書類くらいは教えといてほしかったよ〜。

船底は嫌よ〜。

続く

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