月刊Synthwave生活 2020年6月号

このシリーズでは、だいたい月1を目標にSynthwave、Outrun、Darksynth等の作品のレビューと言うか紹介をしていきます。
今年に入ってから、全世界的になんか世の中がやばくなっている感もありますが、それとはまったく関係ない理由で私の仕事はクソ忙しく、緊急事態宣言が出てる間も普通に毎日出勤する羽目になっていたんですが、この記事を書く暇がなかなか無くてようやく今日急いで書いた次第。本当はもっとゆっくり書きたかったし、Windows96の新作はかなり良かったのでもっと色々書きたかった。こんなご時世に仕事が忙しすぎるのは良い事なのか悪い事なのかわからない。どっちかというと悪いような気がするな。月並みな言い方だけども、日本のサラリーマンは、宇宙人が攻めてきたとしても普通に毎朝出勤しなければいけない呪いにかかっているんだろう。

Trevor Something - Deep Wave Data Dark Web Daemons

なんか先月もTrevor Somethingのアルバムを紹介したような気がするが、早くも新作が発表された模様。たぶん内容的には前作と対になるようなアルバムで、今回はタイトルとかジャケットの示す通りダークでヘヴィーな内容となっている。

Damokles - Hyperwave

ファンキーでディスコな感じのSynthwave。3曲目のジョルジオ・モロダー感が良い。2曲目は、なんか個人的にはAnd Oneのように感じる。bandcampで買ったzipファイルにはおまけがあり、.mpgを.mp3にリネームするとインストバージョンの曲が聴けるようになっている。

MASTER BOOT RECORD - VIRTUAVERSE​.​OST

シンセのみでヘヴィメタルを作るという謎の縛りプレイの達人、MASTER BOOT RECORD。MBRもまた先月も紹介していたような気がするが、今回はゲームのサントラ作品。たぶんゲーム自体のリリースに合わせてのリリースだと思う。まあ、いつものMBRサウンドだが、サントラということで結構ゲーム音楽的要素が強めに感じる。意外にもバラエティがあって、レゲエのような盆踊りのような曲まである。ゲーム自体は私はやってない。やりたくても時間が取れない・・・

Team Sweatwave - Agents Of S​.​W​.​E​.​A​.​T

ジャケットの感じからディスコ的な方向性かと勝手に思っていたが、結構ロックな感じでMitch MurderとかThe Midnightの系統のSynthwave。初期のSynthwaveのようなおふざけ感覚があって素晴らしい。

Windows96 - Glass Prism

VaporwaveとSynthwaveの双方から評価の高いWindows96。完全にとろけてしまったようなつかみどころのないシンセと、絶妙にポップなボーカル及びボーカルのような何かが絡み合って、Vaporwave的な得体の知れなさを持ちながら極上のポップミュージックとして成立させている。