ミロシリーズの名前の由来
こんにちは。
フィレンツェで彫金職人をしているKaorukoです。
今日ご紹介するのは、フィレンツェで習った西洋彫りを入れたMiroシリーズ。
ネーミングはほとんど主人にお願いしているのですが、今回もまた彼の意見を尊重してつける。
できあがったペンダントトップを見て
「ミロの絵みたいだなぁ」
という一言を言われ、
私自身、
「そう言われてみれば、そんな感じだ〜〜」
と納得。
でも、私がインスピレーションを受けたものは、実は日本の茶室や書院造の中でお目見えする丸窓。
西洋のものではなくて、東洋のものがモチーフだった。
丸い窓に木の枝が格子状に、アシンメトリーに入っている物をどこかで見かけたような、
或いは、窓ではなく、このような雰囲気で花が生けてあったのを思い出したのか?
曖昧なイメージを少しずつ形にして行った。
そして、この格子状の雰囲気は、昔京都の東福寺で見た重森三玲のお庭からの影響もある。
(画像はcinra.netさんよりお借りしました。)
自分の好みや、様々なところで目に飛び込んでくる美の形、
そういう大切なものを心の引き出しに、閉まっておく。
そして、ジュエリーラインを考えていくときに、
その引き出しをそっと開いて、
好きなものたちに囲まれ
インスピレーションの海をゆらゆらと漂う。
そうやって形になった作品だが、今回の物は、その発想とは全く違ったネーミングになったところが、また面白い。
このシリーズは冒頭写真のピアスと半貴石入りの大ぶりロングペンダント、
そしてショートペンダント、と少しずつ幅が広がり、
ショートペンダント 、ピアスについては18Kゴールドとシルバーでのツートーンカラーもお楽しみいただける。
身につけられる方の人生をどのように彩っていくことができるだろうか?
そんなことを感じ、心躍りながら、毎日制作に励んで行く。
インスタには制作風景も載せているので、是非ご覧いただけると嬉しいです。
その他の作品は以下HPご参照ください。
それでは、皆さん、今日も最後まで、読んで下さり、ありがとうございました。
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