受診後

初めて精神科を受診したが特に何も変わらなかった
主治医は「あーはいはい仕事上のミスでそういう感じのやつね」といった聴き取り方でただの愚痴部分をさっと切り上げたりと受診は20分間もかからなかったように感じる。
それにしても説明の順序は考えていたつもりだが「…というわけで退職意思を上司に伝えたら受診を勧められて来た次第」と受診の最後の方に伝えたところ、ようやくカルテを流し書きする主治医の手が急に止まり「おや?なんかちょっと違うな?」のように少し雲行きが変わったものの「不眠の薬出す?それともしばらく仕事休む?」といった単刀直入の二択があり、まあ落とし所がどちらかでしかないのは理解していたが不眠は結果であり原因ではないし休職してモチベが回復するでもないので抗うつ剤を所望。あと酒はやめた方がいいと思うよ×3と言われたが「いや酒をやめるのは無理ですね~」と主張。本当に辞めるのは無理なのだ。

それにしても血液検査を希望したらゴムチューブが2回も外れて落ち、自分で注射器を持たされたり針先を押さえさせられた。文面だけ読むと大丈夫かと思うような医師だが多分大丈夫だと思う。

というわけで眠剤と抗うつ剤を処方されたので数日ほど飲み続けているが、なんとメンタルが変わった実感がしない。
正確にはネガティブなことを考えるときに刺す胸の痛みが薄まり、昔のようにすべて他人事のように感じられるのと眠気を感じるが…それも微々たるもので、今日も何も変わらず人生すべて嘘だったという懺悔が心を満たす。

そう、自分は人生のどん詰まりであり何にも夢中に楽しめない。これが根底にずっとあり、空虚な無能として生き恥を晒しながら同じ組織に居続けるモチベも無くなった。それだけである。
引用するなら「薬になるような言葉」をずっと探し続けており、精神科医は人生の目的を教えてくれるなんて期待こそしていなかったが抗うつ剤がここまで効果がないとは思わなかった。

どうせ退職するのだから一刻も早く辞めたいのにまだ半年もある。どうせ無意味に死ぬのだから金の心配もする必要が無い。これは紛れもない本音なのだが、今一番恐れているのは本格的に人生が詰んだ時点で心変わりして虚空に命乞いをすることである。

未経験の仕事をしたいが若手ぶって何にもわかりません!教えてください!つって許される感じじゃなくなってきてるんだろうな。人に取り入る能力か知性があれば何でも上手くいくんだろうがどちらも持ってない。

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