R6.03.24 ゲームあれこれ

1.
スマブラというゲームで遊んでいた話をしたい

10分間の暇潰しには何が最適だろうか
自分にとってそれはスマブラのオン対戦しか思い浮かばない
今でこそたまに遊ぶ程度だが、ひと度触れば時間を忘れて平気で5時間は遊べてしまうので極力触らないようにしているフシすらある

しかしずっと遊んできたといってもそれ程やり込んでないし決して強くはない
これは謙遜でもなく単なる事実だが…あえて表明したのには理由がある

自分はこれをパーティゲームとして楽しんでいるのだ

パーティと言っても複数人対戦で変則ルールでグダグダ遊ぶのが好き…という話ではない
勝ち負けと面白さが一致していないという意味である

大前提として勝敗を争ってはいるが、面白さというのはその過程における要所要所に散りばめられていてその結果として勝敗がある。
強いキャラや強いプレイというのはある、が大体は対策も出来る。負けたとしてもそれは自分より相手が深くゲームを理解していたからか、あるいは一瞬の超絶テクで盤面をひっくり返されたかが多い。それでいてそれらの一つ一つは対局のすべてを支配する程の影響力はなく、その場で対策は可能なものである。蓄積された力量差がトータルとして埋められない差を作るだけである。
相手の使うキャラが↑↑↓↓←→←→BAを精確に入力することと自分のキャラがAボタンを一度押すことのリターンが一致している場合もある。だがお互いその不平等さに不満を抱くことはほとんど無い。KAZUYAは少し違うが。相手は喜んで操作コストを支払い、「自分のやりたいプレイ」を存分に堪能する。それは一方的な蹂躙を得るためでなく、深い理解や費やしたコストを当然の作法のように振る舞うのである。
特徴的なのが、野良試合でプレイングミスをした際に「ごめん!」と口にしてしまう上級プレイヤーがいる。決してパフォーマンスではない。つまらないプレイをして申し訳ない、そのプレミから相手が何も得られないことに謝罪してしまうのだ。一見するとプロの傲慢な言い訳だが長く遊んでいればその気持ちが痛いほど分かる。

最近はプレイヤーとしての自分が恥ずかしい
何が恥ずかしいかって、たまにしか遊べてないし酔ってるからだ
自分のプレイがつまらない
つまらないプレイってのは習得コストをかけてないプレイだ
そんな何の信念も乗ってないプレイでよくこのゲームが好きと言えるな
勝っても負けても得るものが無い
相手にする価値がない
そんなプレイしか出来ないし、感情を乗せるのすら恥ずかしい
対戦相手が楽しめてるかどうか悩む資格も無い
だって結局コストをかけてないんだから

昨日は何ヶ月ぶりに対戦募集掲示板的なものでオンライン対戦をした
野良で4人チーム戦は難しいから、と未練がましいことを言っても触ればやはり楽しいのだが…
上記のように相手が楽しめているような気はせず、その反応を感じ取ってしまうのも怖いので「俺はオナニーしに来たのだ」と心を閉ざして平凡なつまらないプレイをすることしか出来ない
歯がゆさはあるが、もうそんな歳でもないのだと毎度内心で言い訳をする

酒がやめられなくなってから対人ゲームは本腰を入れないようにしている
単純に反射が鈍って勝てないのもあるが、相手の気持ちを感じるのが苦痛だから

その次くらいに遊んだスプラトゥーンというゲームは、最初から自分に向いていないと割り切っていたのでずっとオナニー気分で遊んでおり、勝ちに気持ちよくなり負けに味方プレイヤーに申し訳無さこそ味わっていたものの相手の気持ちを感じずに済むからやりやすかった。何故わざわざ疲弊してまでこのゲームを遊ぶのかについては終始不思議でならなかった


2.
ソシャゲを生まれて初めて遊んだ
今も連続ログボをもらい続けて3週間ほど経っている
タイトルはアーク…なんだっけ、ナイツではないのは確かなので検索避けにする

韓国Twitchが終わる日、ストリーマーたちがBANを恐れず配信していたゲームの中のひとつがそれだった
それまで「誰か気が狂って全裸配信とかしないかな」と終末論者もツバを吐き捨てるくらい浅はかに刺激を求めていた平和ボケカスゴミクズ視聴者たちも、あまりにも堂々とした無修正カットインの連発には一斉に度肝を抜かれた。
こちらのキャラがスキルを使うたびに全画面無修正。相手がスキルを使うたびにやはり全画面無修正。ストーリー中にもエロゲ顔負けの全画面無修正。なんならガチャを引いても全画面無修正。
一体これは何というゲームなのか───?
女性配信者がいつもより際どい服装で配信しているのを余所目に、ゲボカスボケナス視聴者たちはその配信に釘付けになっていた。配信者は韓国語で喋するがゲームは日本語ボイスだから各国の視聴者は何を言っているのか誰も全容が分からない(なお、配信者は自身のことをノースコリアンと自称していた)
それでもゲーム画面に応じて感情豊かに喋る配信者の言葉は言語の垣根を越えて視聴者に直接伝わってくるような錯覚すら覚えた。
そりゃ笑うよな、ロリアナル弾丸は。

ひとつ弁明をしておきたいのだが、俺は単なるエロ売りのソシャゲのことを心底軽蔑している。その理由のひとつがソシャゲ自体に魅力を感じずに済むならそれでいいという考え方だから。そしてもうひとつは脱がないから。
脱げと言ってるわけじゃない、脱がないならエロ売りで金を取るなと思ってるだけである。無節操なゲーム要素でハレンチな広告を出しておいて、いざプレイすると脱がないのである。人を舐めとんのか。疲れ切ったサラリマンから搾取することだけを考えて己は客層や間口を狭めるのが嫌だからと脱がないのである。国辱だろうが。だがNIKKEのケツは笑ってしまうから肯定的に見ている。

常々そう考えていたところにためらいもなく無修正なのはやはり心意気が素晴らしい。
例えばいくらどれだけ心に余裕が無くイライラしている人間だろうと、眼前の相手が突如全裸になった際にそれ以上のアクションを相手に求められる者はそういないだろう。全裸は無理やりこちらの思考を受け身に変えてしまうのだ。不快でない困惑。
あとゲーム性も普通に面白い。程よくシンプルなカードゲームというか…(元ネタゲームが別にあるのだが)エロゲとして見ると硬派なゲームでリトライ性がある。
ただ自分のようにどうしても無課金でガチャを引けないのであれば攻略幅に限界を感じるものの、札束で殴るPvP世界にまで身を投じたいわけではない。つまり潮時かなとは感じるのだが…なんだかんだで3週間も続けてると最初から使い続けてるキャラに愛着も湧く。メインで使ってるのは一切好みではないしエロくもないというか目が死んでる(クローン体という設定だから)のだが、使ってみると比較的アホみたいにタフなので敵の攻撃を受けて敵を殴って生き血をすすっているだけで勝ってしまう。その一人上手な性能がなんというか愛おしい。もちろんもっとアホみたいな性能のキャラがいるので最初のリセマラで妥協しない方が良かったとは思うのだが…と、こういう勝敗や構成のことを考えているとエロい気分などとっくに消え去っているのだが、そんな気分とお構いなしに出てくる無修正カットインがあまりにも滑稽で面白い。
最近引いたレアキャラはそこそこ使えそうだったのだが、検討のためプレイした時に「ンアアアアァァアァ!!!イグ!!!!!!ア"ア"ア"ア"ァ!!!!!」と比較的大声で喘ぐので採用は見送った。興味があればスキル3の声を聞いてほしい、というか俺と同じ苦痛を味わってほしい。

こういった圧倒されるような面白さを味わわせてくれるコンテンツには常に感謝している

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