見出し画像

イメージマジック(7793) #上場企業 #IPO 2022年上場| IPO・目論見書の解説 | メモ・ノウハウの共有

2022年3月 新規上場 イメージマジック「オンデマンドプリンとプラットフォーム」

事業概要

事業概要は、
インターネットを利用して行うアパレルや雑貨を主とした商品へのオンデマンドプリントサービスオンデマンドプリントの業務サービスをアパレルメーカー、印刷会社などへ提供するソリューション事業を行っています。小ロット受注に対応したソフトウエアと、システムで制御できるハードウエアの開発を行っています。

事業情報

売上構成比率は
・100%がオンデマンドプリントソリューション

事業(または売上)について

オンデマンドプリントソリューションは、オンデマンドプリントサービスとソリューションサービスに分かれます。

オンデマンドプリントサービスには、自社販売とパートナー企業からの受注があり、自社販売は、自社フラッグシップサイト「オリジナルプリント.jp」等の運営で、Tシャツなどの衣料品やマグカップなどの雑貨を中心としたアイテムを仕入れ、エンドユーザーからの注文を直接受注し、印刷加工して納品するサービスです。
パートナー企業からの受注は、プリント加工を行った上でパートナー企業に納品します。
パートナー企業のサイトを利用するユーザーからの発注は、パートナー企業から転送され、自社でプリント加工を行った製品を直接ユーザーへ納品する形となっています。
自社販売、パートナー企業からの受注のいずれも、受注データからクラウド生産管理システムのサーバーにより印刷に必要なデータを自動生成し、当社の工場又はシステム連携された当社のパートナー工場へ自動で生産指示が振り分けられ、受注から最短5分で梱包出荷処理まで進めることが可能となっています。
余剰生産、廃棄ロスを解決したい企業へのソリューションとして、アパレルメーカーや大手コンテンツホルダーなど様々な企業と連携が広がりつつあるようです。

PICKUP情報

巣ごもり消費:
2020年度は巣ごもり消費の影響が大きく、売上成長率が52.3%となっていますが、前年の2019年度の売上成長率は37.6%のため、今回の成長は巣ごもり特需となるか、今後も継続するかどうか今後の決算の要確認のポイントです。

今後の成長について:
成長は、パートナー企業のプリントサービスのアウトソーシングの増加や、BtoCのECビジネスが巣ごもり消費の追い風による売上成長の期待があります。
リスクは、主要取引先であるGMOペパボの運営するEコマースサイト「SUZURI」で販売された商品の受託製造をしているため、その売上の変動による影響があることや、原材料やインクなどの印刷資材価格の高騰による利益率の低下などの影響がありそうです。

同業他社について

オンデマンドプリント事業は、(4902)コニカミノルタの子会社キンコーズ、(7751)リコー、(4901)富士フィルム、(非上場)富士ゼロックス、その他、非上場のオンデマンドプリントサービス専業会社が多数あります。

まとめ

・オンデマンドプリントサービスとそのサービスのBPO(ソリューション)
・顧客層は、一般消費者、アパレル大手企業、小規模印刷事業者まで幅広い
・粗利率が約33-40%程度
・1995年に創業
・日本創発グループ、凸版印刷、GMOペパボなどと資本業務提携
・日本創発グループが筆頭株主で、上場時に一部売り出しするため、約30%の保有率となる
・新株予約権が約17%ある

業績について

直近21年4月期の売上面では、Eコマースを運営する各主要提携先からの受注が拡大したことで、大幅な売上増となり、また、新規事業として推進している製造プロセスのDX化を促進するハードウエア販売も、Eコマースの拡大に伴う物流増や省力化ニーズの高まりを受けて堅調であり、売上成長+52.3%となっています。

利益面では、原材料価格や労務費の増加によって粗利率が悪化したものの、販管費率の低下によって、営業利益率の増加と営業増益となっています。

22年2Q時点では、引き続き「オリジナルプリント.jp」を中心とする直営ウェブサイトの販売が好調の模様です。

IPO情報

AI分析

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

私自身が感じたことの課題解決として、
「ポイントがどうも分かりにくい目論見書をわかりやすくできないか?」
を目標に試行錯誤でポイントをまとめてみました。

さらに磨いていきたいと思いますので、ご意見ご感想がございましたら、お送り頂けますと幸いです。
ご一緒に新規上場銘柄の理解を深めていけたら、うれしい限りです♪
これからも、よろしくお願いします。

他の記事もよかったら、御覧頂けますとうれしいです。

これらは、株式の購入や売却等を勧誘するものではなく、また、投資アドバイスでもありません。投資に関する最終的な決定は、ユーザー自身で判断するものであり、運営者および情報提供者は一切関与せず、一切の責任を負いません。サイトの情報を利用したことや、データ・内容の誤り、サイトへのアクセス、ダウンロードによって生じた、いかなる損害について一切の責任を負いません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?