津軽弁講座

同じ日本語でも理解することが難しいと言われる津軽弁。厳しい冬の寒さゆえ、なるべく口を開けなくて良いように言葉が短くなったと言われています。
生活の中でよく使われる言葉には少ない文字数に多くの意味が乗せられているのが特徴的です。私の通っていた高校にも青森出身の先生がいました。彼女がよく使っていた方言の中から、覚えているものをここに記録します。

～単語編(10選)～

①わ：「私」

②な：「あなた」

③い：「違法建築」

④ね：「ねこ」

⑤な～：「なるべく長いねこ」

⑥な～ん：「なるべくやわらかいねこ」

⑦ジぅ～：「喫煙者の黒ずんだ肺を絞って作った薄墨で書いた、禁煙ポスター」

⑧ずももも……：「あちらのお客様がカウンターの上を滑らせて渡そうとしてくる、重パンダ」

⑨に゛ぃん：「忍者殺し」

⑩ヌォオン：「生きていると何かとお金がかかるので、サナギになろうとしているし、サナギにしようとしてくる、節約家の主婦」

～日常会話編～

か：「さしあげます」

け：「食べてください」

く：「食べます」

め：「おいしいです」

どさ：「どこへ行くのですか？」

ゆさ：「お風呂に行きます」

なは：「あなたは？」

なさ：「中野twlに行きます」

注）中野twlとは、津軽を代表するパワースポットである。

なすて：「どうしてですか？」

ガさ：「学生芸人限定お笑いライブ　ガクコメ！があるからです。」

注）ガクコメ！とは、津軽における選挙の方式である。一人何票でも入れて良い。

ネさ：「ネタきっかけを教えてください」

漫才です：「明転飛び出し、挨拶終わりです」

注）漫才とは、津軽地方で親しまれている娯楽である

ど：「どうもー」

！：「突然なんですけど、やりたいことがありまして」

？：「何でしょう」

ご：「獄中出産」

(*_*;：「できるかー！もういいよ！ありがとうございました！」

注）できないことはない。かなり難しいが、条件さえ揃えば。

いかがでしたか？使いたくなったフレーズはありましたか？皆さんも是非津軽弁に親しんでみてくださいね！