三間飛車vs四間飛車 序盤の注意点

石田流 四間飛車〜向かい飛車にやられる

初段くん: 先生、また相振り飛車で負けてしまいました。しかも一方的に攻められてしまって...

先生: それでは局面図を見てみましょうか。

(第1図)

初段くん: 今回は先手で石田流に組みました。ここまでは問題なさそうですが。

先生: ええ。

初段くん: ここから駒組みを進めていくと...

(第2図)

こうなってしまい、ここから先、後手の1七歩打から一方的にやられてしまいました。

先生: ここまでくると、後手の攻めを凌ぐの大変そう。まずは最初の局面を振り返ってみましょうか。


反省


(再掲 第1図)

実はここで良い手があるのですが、わかりますか?

次に同じような状況になった時は、2六歩と指してみてください!

今回はその手は考えずに、どう進めていこうか考えましょう。

初段くん: 実戦では、ここから一直線に6筋の歩交換を行いました。

先生: それは良い方針です。

初段くん: その後の5六歩は飛車の横利きを無くしてしまったので良くない手だったと思います。

ただ、5六步とせずに銀を上がっても、後手の5四の銀がいる限りこちらから攻めきれず、結局同じように攻められてしまう気がするのですが…

先生: 9六歩と9八香は不急の一手。その2手を使って銀を7五まで持っていきたかったですね。

相振りはスピード勝負なので無駄な手は無くしましょう。

(再掲 第1図)

初段くん: なるほど...! 

先に銀を上がってしまえば、こちらから5六歩と突く瞬間以外は飛車の横利きがあります。

後手の向かい飛車からの攻めにも耐えられるというわけですね!


教訓

・9八香より銀を上がる方が優先

・飛車の横利きは大事なディフェンス

・2六歩からの反撃があるぞ!

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