MARCH対抗戦の感想と、箱根駅伝エントリーメンバーを見て。

毎年お正月の風物詩といえば、そう!箱根駅伝ですね!
その一方で、箱根駅伝につながっていくトラックレースの注目度はあまり高くないというのが現状です....。

そんな現状を打破し、陸上界、さらには大学スポーツ界を盛り上げるべく開催されたのがMARCH対抗戦です!

出場したのは、名門といわれる明治大学、青山学院大学、中央大学、法政大学の4校に加えて箱根路への返り咲きを狙う立教大学の5校。AbemaTVさんの素敵なライトアップ、各校の応援団といった演出にも負けない、非常にハイレベルな戦いが繰り広げられました!

今回は青学ファン目線ではありますが、陸上界を盛り上げてくれたMARCH対抗戦を振り返り、また先日発表された箱根駅伝のメンバーについても少し語ってみたいと思います。
だいぶ遅くなってしまいましたが……。

それではどうぞ!


1組
青学からは4人この組で走る予定でしたが、2年生の山下悠河選手が2組に移動したため、4年生の渡辺大地選手、1年生の片桐悠人選手、片山宗哉選手、中村颯太選手の4人がこの組で走りました。レースは渡辺選手がすぐに飛び出すと、そのまま独走で逃げ切り29分31秒でゴール。自己ベストを更新し、後続の組に勢いをつけました。
1年生の3選手はまだまだこれからかな、という印象を受けました。がんばれ1年生…..!


2組
この組は2年生の多田奏太(かなた)選手、松並昂勢選手、山下悠河選手、そして1年生の喜多村慧選手が出場しました。レースは中央大学の浦田選手が仕掛けますが、しっかりついていき足をためた松並選手がラストスパートで突き放して圧勝し29分34秒59で自己ベスト更新。
そして山下選手は志願の組変更が実り、初の10000m挑戦ながらラストスパートもしっかり決める見事な走りで29分37秒39を記録。これからの走りが非常に楽しみです!


3組
3組では駅伝出場経験のある選手の姿もありました。2年生の山内健登選手選手は1年生の時に全日本大学駅伝の出場経験がありますし、明治大学の鈴木聖人選手は箱根駅伝5区の経験があります。鈴木選手は今回4組にエントリーされていましたが、直前に山本監督の判断で3組になったとのこと。さらには立教大学の上野裕一郎監督がペースメーカーとして参戦。そういった選手と走れたことは、3組で走った選手たちにとって良い経験になったことでしょう。
3組には山内選手のほかに、3年生の畦地貴斗選手と西川魁星選手、2年生の池田知史選手と佐々木塁選手が出場しました。
1位は山内選手で、タイムは28分34秒12でした。本人曰く自信を失っていたそうですが、ここで良い結果を残したことで自信を取り戻すきっかけになったと思いますし、憧れの近藤幸太郎選手のような選手に近づく走りができたのではないでしょうか。
また、この組で出場した青学の選手は全員が自己ベストを更新しました。


4組
次世代エース候補の選手が多く出場した4組には、4年生の湯原慶吾選手と能島翼選手、3年生の大澤佑介選手、2年生の小原(おばら)響選手、倉本玄太選手、鈴木竜太郎選手、1年生からは白石光星選手、宮古サーモンハーフを優勝した太田蒼生(あおい)選手、世田谷ハーフを優勝した田中悠登選手に加え今年の出雲駅伝と全日本大学駅伝を走った若林宏樹選手が出場しました。
結果は若林選手が1位、太田選手が2位、小原選手が3位で青学が上位3つを独占することとなりました。若林選手、初挑戦で28分27秒とは凄い….。そして太田選手と小原選手は自己ベストを更新しました。また、湯原選手も5位に食い込み自己ベストを更新し、不調に終わった前期と比べると復調の兆しが見えてきたように思います。
若林選手は「5区で勝負したい」とのこと。5区というとキャプテンの飯田選手がいますので、なかなか厳しいかとは思いますが飯田選手を超えて5区のスタートラインに立つところを見てみたいですね!


5組
各校の主力やエースクラスが勢ぞろいした5組。4年生でキャプテンの飯田貴之選手、3年生の関口雄大選手、中村唯翔選手、近藤幸太郎選手、宮坂大器選手、目片将大選手、出雲駅伝では2位に大きく貢献した横田俊吾選手、今年の関東インカレハーフマラソンを優勝した西久保遼選手、2年生で全日本大学駅伝の1区を走った志貴勇斗選手が出場しました。明治大学の手嶋杏丞選手や加藤大誠選手、法政大学の鎌田航生選手など各大学のエースクラスが顔を揃える中で、優勝したのは近藤選手。6000m過ぎから独走で、自己ベスト更新とはならなかったもののエースらしい姿を見せてくれました。飯田選手、中村唯翔選手、宮坂選手、中倉選手、目片選手、横田選手、志貴選手は自己ベストを更新し、この組でも選手たちの調子の良さがうかがえました。


このように、MARCH対抗戦は全ての組で青学の選手が組トップとなり、青学も優勝を勝ち取りました。自己ベストを更新した選手も多く、箱根駅伝も近づいた中で非常に収穫の大きい大会だったと思います。


箱根駅伝エントリーメンバー

では先ほどの結果も踏まえつつ、エントリーメンバーも見ていきたいと思います。
4年生はキャプテンの飯田選手、高橋勇輝選手、湯原選手が選ばれました。湯原選手は箱根エントリーに間に合って個人的に嬉しかったのと、高橋選手は走ることができればこれが陸上人生のラストランになります。3選手とも最後の箱根、良い走りで締めくくってくれることを心から願っています。
一番多いのは3年生。岸本大紀選手、近藤選手、関口選手、中倉選手、中村唯翔選手、西久保選手、宮坂選手、横田選手の8名です。
岸本選手は2年ぶりの箱根メンバー入りとなり、中村唯翔選手は前回のリベンジを期するだけに、2人とも今回に懸ける思いは強いものがあるでしょう。
関口選手、西久保選手、宮坂選手、横田選手は出場すれば初めての箱根路になります。特に西久保選手は体調不良で全日本を回避していますので、そろそろその走りを見てみたいところ。
2年生は佐藤一世選手と志貴選手の2人が選ばれました。佐藤選手は往路のどこかで走るでしょう。4区かな?
個人的に今回最も期待しているのが、志貴選手。どんな走りをしてくれるか今から楽しみです。1区を走ったら面白いのではないかと思います。
1年生からは若林選手、太田選手、田中選手が選ばれました。若林選手は走れれば三大駅伝皆勤賞になります。太田選手はMARCH対抗戦を見てもわかるように調子の良さと距離適性を評価されたのでしょう。1年生から複数10000mのレースをこなしていて、ハーフマラソンも優勝できるタフな選手ですから十分チャンスはあると思います。
田中選手は出世レースである世田谷ハーフを優勝していて、原監督も「本番では外さない」と高く評価しています。本人も「箱根を走りたい」と直訴していたので、そのメンタルの強さも買われて起用されることもあるかもしれませんね。


さいごに
いかがでしたでしょうか?
このnoteが箱根駅伝で青学を応援しようと思っている方のお役に立てれば幸いです!
ここまでご覧いただきありがとうございました!










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