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レムリアの記憶

この一か月のメンタル不調

この一か月、給料の入る海外の銀行口座が凍結し、現金がなくなったことで、また始まった「稼がなければいけない」の洗脳。

確かに私は現金はなかった。
だがしかし困ったのか?

・食料は、送ってもらえたりわけてもらえた。
・当面の生活費、友人が貸してくれた。
・住居、家賃無料、光熱費ほぼ無料の古民家を借りている。

人は何のために稼ぐか?
生きるためと考えた時に、必要な衣食住を私はすでに満たしていた。

ではなぜ稼がなければならないと焦ったのか。
これは単に潜在的にある「欠乏感」。

一人のスペース、海まで五分、自然豊かな環境。
だが去年私を回復させたこの場所は、「欠乏感」「無力感」「焦燥感」により、癒しスペースでもなんでもなくなっていた。

やはりエネルギーポイントは自分。
自分の状態がガタガタに崩れていた。

そんな中、焦りから始めたライブ配信という「バイト」
しかしこれが落とし穴ですぐ稼ぎにはなることもなく、
私は時間という貴重な財産を失っていく。
そしてエンパス気質であるためか、様々な人のエネルギーを吸い取り、
長時間配信の疲労から自分軸のバランスを失い、
どんどん状態は悪化していった。

自分の状態が悪化すれば、住処の状態も変わり、引き寄せる人たちも変わる。いつしか自分への批判や攻撃にしか焦点が合わなくなり、自分自身からも発するネガティブさも増幅、配信不能となり休止。

信じられないぐらい眠り、むしろ眠る以外に何もできず、それでも空腹になるので何か食べ、食べるとまた眠くなり、その繰り返しで数日寝込む。

自分をたやすく失えば、誰かに依存する気持ちも芽生え、挙句恋に堕ちるが拒絶され、さらに自己肯定感が低くなり、やはり自分は何をやってもだめなのだという状態に。

このパターンをいつも繰り返している気がする。

もともとトップライバーや精通したリスナーには、ライバーとして向いていると言われていたけれど、うまくいくやり方を伝えられてもそれを選ばない自分もいた。リスクを恐れてと思っていたけれど、本当はちがう。どこかで自分はうまくいくことを恐れているのではないかと思った。

あと一歩で成功するという段階で投げ出す癖、絶対にうまくいかないような相手にばかり恋する癖、誰かを悪者にして自分が被害を受けるようにしむけるような癖……相手の攻撃も暴力も自分が引き出したのではないかとすら思える。

そんな理由や言い訳を前提に「ほら、やっぱり自分は何をやってもダメなのだ」「自分はうまくいかないようになってるんだ」「誰も私を認めないし、何をやってもうまくいかない」……そういう結末を自ら作り、どこかでほっとしているところがある。

人は変化を嫌い、たとえ劣悪な状態でも慣れているものを安全とみなす傾向があると言うが、私の場合、それは精神的な面で顕著に表れる。そしてそれは肉体にも影響を与える。

ライブ配信をすることでまず喉がやられ、声が出なくなってしまった。
これは以前バイトしていた店でも同じことが起こった。
更に去年は喉のつまった感じがあり、耳鼻咽喉科では逆流性胃腸炎を疑われ消化器内科で胃カメラものんだが異常はなく、結局はストレス原因ということで、漢方薬で嘘みたいに治った。

喉は自分にとって、状態の悪さの影響が最も出るところかもしれない。

そんな状態ではあったものの、今年は日本語教師の資格を取ろうと受験に備えて勉強するつもりで、瀬戸内海の古民家を借りて勉強に励む予定が、前述の給料が手に入らない状態に。

どこかで「ほら、やっぱり」と思ったところはある。
自分が何かをしようとしても、何かに邪魔されて決してうまくいかないのだという感覚。

でも最初に書いたように、実際、自分が現実的に何か困ったかというと、生活は何も変わっていない。ただ精神面で動揺して、生活がガタガタになり、ライブ配信を始めたことで、何もできなくなっただけだ。

内側にあるものが外側に反映される。
外で何か起こったから内に影響がきたのではない。
もともと私の内にあったものが、外の現象を作ったのではないかとすら思う。いつも誰かに何かに「その道でいいの?」「それやるの?」と言われている気もする。

そして私はいつも自分が何をやるべきかを見失い、モチベーションを維持できず、無力感に苛まれるということが起こる。

レムリア

レムリアやアトランティスの話は聞きかじったことはあるし、自分もそこに関わりはあるんだろうということは漠然と知っていた。

でもどちらかというとアトランティスの方が馴染みがある。たぶん自分がトラウマレベルで水死が怖いってのと記憶のインパクトで繋がったのかもしれない。

で、今回、たまたまYouTubeでこの動画を見た。
本当にたまたま。

このレムリアを語る貴子さんのテンションの圧倒されつつも、たまにインドからの配信をみるアキコさんののほほんとした感じと、何より司会のよしさんの穏やかさで何とか話を聞き続けられた。これほんと対談形式でよかったんじゃないかと思える動画。

貴子さんの話し方だとちょっと引きそうなんだけど、不思議と聞き続けていると、内容がどんどん頭に入ってきた。

レムリア計画で地上にきた人たちが計画が失敗したことで空中のレムリアとの繋がりを切られて、無力感の中死んでいく………自分はダメなんだ、見捨てられたんだという感覚……よくわかる。

私はこれが幼いころ母親に捨てられたことのトラウマだとずっと思っていた。常にホームシックのような感情があり、今いる場所は自分の居場所じゃないという感覚、居場所探しの旅をしていた二十代。
どこにいてもここが居場所で必要なものはすべて与えられていると地球全体が一部と感じた旅先、そのくせ住んでいる生活の場が居場所ではなくいつも去るべき場所と思う感覚。

でも戻るべき場所なんてどこにもないことも同時に知っていたような感覚。断ち切られたような、見捨てられたような感覚が非常によくわかる。

なぜ断ち切られたのか?理由がほしいから、自分がダメだからと思い込む。無力感、自分にできることなんてないという感覚。断ち切られた理由を必要とするからこそ、自分がダメでい続けなければならないというすり替えになっていく。それが今も残っているとしたら?

私はずっとそれを母親との関係と思って取り組んできたし、執筆やセッションにより解決した部分もある。何より自分が母となれなかったことで逆に、出産を経験した母への畏敬の念も芽生えた。

それでも残るこの見捨てられた感覚。
近親者や親しい人ほど、自分から去ってしまうだろう、逃げてしまうだろうとう感覚。その感覚が払拭できずに結婚生活も破綻した。

愛されていいのだという許可が自分にはないのかもしれない。
受け入れまいとしている抵抗のようなもの。それでもかなり人の愛を受け取れるようになったけれど、この一か月のようにすぐ断絶の感覚を味わい、誰も自分の孤独を埋めてはくれないという悲劇に酔いしれ安堵する。

そのくせ、同じように苦しい人がいたり、励ましを求めている人がいれば、自分の痛みはさておき、その人に愛を向ける。その時には自分の中にも愛は取り戻されていて、もともとそれがあるのだと気づく。

私の中でその光はいつも青い。
若いころは赤が好きで赤い服ばかり着ていたけれど、自分が心から惹かれる色は宇宙の青、明け方の雪世界の静寂の青、月明かりの青、青だった。

だから以前自分が書いた本でも、自分の希望で葉祥明さんに「宇宙の中の羽根を書いてほしい」と依頼した。
細かな指定はしていないのに驚くほど自分のイメージ通りだった。

その時の名前も「銀」と「蒼」。
そして今回の動画の中にも出てきた青い石。
レムリアにいた人は体の中に青い石が入っているという話が興味深かった。
アトランティスにいた時にレムリア人狩りにあい、体の中の青い石を目印にされたという。
体の中に埋め込まれたその石は普段は骨と同じ白っぽいけれど、魂が心から喜んだ時に青い光を放つそうで、青い光を放たないように「喜んじゃいけない」「幸せと思っちゃいけない」そう思いながら、幸せになりそうでも自分で叩き潰したという。そして安堵したんだろう。その癖が残っていると、うまくいきそうなことを選ばない、幸せになりそうでもそれを選ばない、うまくいく方法をとらない、好きな人とうまくいきそうなのに自ら振る、これらのことを繰り返すのかもしれない。

さらに動画では、この青い石を持っている人の傾向として、他人が幸せじゃないのに自分が幸せになってはいけないという考えがあるという。
それって宮沢賢治では?

「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」

宮沢賢治はこう言った。

彼は私は妙に共鳴するものがある人で、彼から感じるのも宇宙のブルー。同じエスペランティストで童話作家で教育者。彼もまたレムリアの人だったんだろうか。

彼もまた苛烈な生き方をした人で、裕福な家に生まれたのに豊かさを受け取ることを拒むような生活。
豊かさを受け取り切れない自分に重なる。

稼ぎが少ない自分をよしとしない傾向。
でも自分には人脈という財産があり、金銭のやりとりではなくても、物質はもちろん経験も含めて、多くのものが手に入っている。
収入の低さに見合わない贅沢で豊かな生活、そして人生を送ってきたのに、ないもの、足りないものに目を向けて、豊かさを否定してきた部分もある。

そのことに気づきながら、何度も考え方を修正しながら、少しずつ変わってきたと思いながらも、根源的な部分で一気に戻るようにがたがたになるのは、その青い石を光らせてはいけない=生命の危機レベルの体験が潜在的にあるからなんだろうか。

じゃあ、今どうするべきか?

動画でいわれているのは、自分を許すこと、豊かさを受け取る許可をすること。その中には経済の自立、お金のブロックの解除なども含まれているが、何より大切なのは、「自分が豊かさをちゃんともっていて、ちゃんと豊かになっていけるという自信を取り戻すこと」だそうだ。

それはあくまで「稼がなければいけない」ということではない。
私の場合は「稼ぎがない=自立していない」「収入が少ない=豊かではない」という思い込みが強すぎた。

その「稼がなければいけない」という動機で始めたのでライブ配信は余計つらかった。楽しくなかった。やめたくなった。続けられなかった。

もうその呪縛は解いていい。

意識と焦点を変えれば、豊かさはいつだって自分の身近にある。

最近は玉ねぎが高いし、スーパーで買うのもためらわれた。
それが先日門の前に大量の玉ねぎが置かれていた。
畑のボスからだった。
お礼にちょうど作っていたプリンを持って行った。友達秘伝のレシピでその辺のプリンよりもおいしい。私は高額のプリンは買えないけれど、それに匹敵するぐらいの美味しいプリンをいつでも作れるスキルを与えてもらった。

この考えに至ったのは、まず疲労を回復させたこと、充分に寝たこと、そしてこの動画を見たこと、この流れから。

そして最後にあったフラーレン呼吸法。

私が今PCを打っている場所は蚊帳に囲まれている。
フラーレンというサッカーボールみたいな中に入るというイメージはしやすかった。そして五角形で吸って六角形から吐くそうだが、すごくやりやすくて、特に吐くときに光に縁どられた六角形が呼吸に合わせて眉間の辺りに見えた。そしてそれからずっと眉間の辺りがむずむずして、額全体がもぞもぞする。

私は瞑想が苦手と思っていたけれど、これはすぐに効果を感じた。

11日間の沈黙のヴィパッサナー瞑想に参加してもなかなか瞑想できなくて寝てしまうことを指導者に毎回相談していた自分としては、こんなにすぐ効果を実感できるのはすごいと感じた。

ヨガも再開しよう。
明日は早朝歩いてみよう。
海へ行こう。
砂浜に裸足で立ってみたい。

海沿いの図書館に本を返しに行こう。
まだ読み切れてないものは海で読もう。

自分は豊かさを受け入れていこう。
そして更に人生は豊かになることを信じよう。

ちなみに私が宮崎映画で一番好きなのは昔から「天空の城ラピュタ」である。
これもレムリアに何か関係しているのかもしれない。



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