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地球は〝未来の子どもたちから預かったもの”

子どもの頃、洗濯機から流れる泡が家の前の用水に流れるのを見て、どこまで行くのか氣になって、その泡の後をついていったことがあります。

流れて行った先は、田んぼ。
田植えが終わったばかりの、爽やかな風に揺れる苗を見ながら、
「この泡だらけの水で稲は育つの?」
頭の中は疑問でいっぱい。
その頃は浄化槽もなく、家庭排水は垂れ流し状態でした。

「あの泡、気持ち悪い」
そう思っても、子どもに解決策などあるはずもなく、ただながめているだけでした。

大人になって、その危険性を知り、石けんを使うようになりました。当時はまだ、「この泡だらけの水で稲は育つの?」と思っていたので、シャンプー・歯磨き・洗剤など、パーソナルケアはすべて石けんを使っていました。

地球環境を守りたいという氣持ちも強かったので、環境市民団体で「人も地球も健康でいるためのライフスタイルを提案する雑誌」を作り、食べるものやパーソナルケア製品が健康にどんな影響を及ぼすのか、情報を提供したり、レクチャーしたりしていました。

10年くらいたったある日、洗濯物は「炭と塩で洗うといい」という記事をみて〝ピン“ときて、試してみることにしました。

ちょうど、石けんに疑問が出てきていたので、とてもタイムリーな情報でした。

炭と塩を使う洗濯は、思ったより汚れが落ちて、洗い上がりもスッキリと氣持ちいい。

嬉しくて、嬉しくて、
「これだ!」と喜び勇んで、友人や知人に話しましたが、
「えー、洗濯物、黒くならない?」
「子どもの体操服の汚れ、落ちないでしょ」

その情報に喜ぶ人は、誰ひとりいませんでした。

マニアックすぎる。

地球環境を守りたいなら、
「それいいね!」
「おもしろそう!」
「それやりたい!」

たくさんの人たちが
喜んで実践してくれることが必須です。

「ひとりよがりの環境運動は役に立たない」
深い氣づきがあった出来事でした。

今思えば、炭と塩で洗うのは、洗う度に塩を流すことになるので、草木が枯れて育たなくなる可能性があります。
とても環境にいいとは言えません。
「トータルで見たらどうなのか」
環境問題もこれが大事なポイントだと思います。

人も地球も健康でいるためには、何を基準に選べばいいのでしょう?

昔は、天然の原料で、界面活性剤も横文字ではなく、添加物が入っていない石けんのみOK。
それ以外はNGだと思っていました。

しかし、10年以上石けんライフを続けた結果、石けんの問題点も感じるようになり、生分解性の高い洗剤を選ぶ方が環境を守れると知りました。

OECD(経済協力開発機構)の水質試験をクリアしているなど、生分解性が高い処方だということが証明されていて、排水を植物にまいても枯れず、汚れ落ちもよく、洗い心地もいい洗剤。
人も地球も健康でいられる洗剤を選ぶだけで、家庭排水の影響を減らすことができると思います。


地球は、未来の子どもたちから借りている。
だから、できるだけ汚さず、壊さず、美しく輝く星にしてお返ししたい。
心からそう願います。

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