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未来のシャーマンキングに捧げるマンキンRTA解説

前置き

シャーマンキングスピリットオブシャーマンズ 麻倉葉~キングへの道~RTAの解説記事です。
いわゆるストーリーRTAです。

2023年4月2日現在では、16分59秒79でぼくが世界記録を持っています。ぼくがこのゲームのシャーマンキングです。
難易度は普通です。
https://www.youtube.com/watch?v=63commOMNpQ
もっと上を目指せるのですが、ぼくは諦めたので、将来ぼくの記録を塗り替えるであろう未来のシャーマンキングにこの記事を捧げます。
諦めた理由は反射神経が必要なミニゲームが2つあり、ぼくの反射神経が悪くて、いい感じのタイムが出せないことを悟ったためです。
配信環境による遅延の影響で損をしている面もあるのですが、なしでやっても理想の走りは無理そうでした><

興味持った方が誰でも走れるように、また、より早いパターンを見つけられる可能性を祈って、知っていることは一通り書きます。
かなり長くなります。

システム解説

初歩的ですが、説明書に書いてない要素やわりと重要な要素もあるので、記載しておきます。

・ふんばりコンボ
俗に言うチェーンコンボ
立ち弱・立ち強・しゃがみ弱・しゃがみ強を連続して6回まで出せる
6回目は弱・強それぞれの専用技が出る
同じ技を出せるのは2回まで
ガードされると止まる
必殺技でキャンセル可能(重要)

・SMP(シャーマンポイント)
上に表示されてる一番上のゲージ
これが99以下だと超必殺技を無制限に出せる
これが0になったら負け
体力ゲージ3~4本あるという認識で大丈夫

・OSP(オーバーソウルポイント)
上に表示されてる真ん中のゲージ
これが0以下になるとSMPがこれの初期値分だけ減る
必殺技をガードするとこのゲージが減るが、1以下にはならない(重要)
ただし、SMPがOSP初期値以下の状態でガードすると削りきられて敗北する(重要)
この数値がぴったり0になると0.5秒くらいピヨって無防備になる(知ってると安定しやすくなる)

・GP(何の略称か不明 ガッツポイントとか?)
上に表示されている一番下のゲージ
攻撃力の高さ
巫力上乗せしている間は光る

・巫力上乗せ
前+✕ボタンで出来る。攻撃・ガード中以外ならいつでも使用可。
ざっくり言うと、10秒かけて体力ゲージ一本を消費して、10秒の間は攻撃力1.5倍(10秒かけてOSP初期値と同じだけSMPを消費して、10秒だけGPが1.5倍になる。消費したSMP分だけOSPが増える)
10秒以内に再び入力することで解除して、SMPに戻すことも出来る
シンクロ率が100%で巫力上乗せ中のみ、SMPが99以下でなくても超必殺が出せる。ただし、シンクロ率は低下し、巫力上乗せ状態は解除される(たまに使う)

・シンクロ率
画面右下と左下にある数字
ふんばりコンボのしゃがみを当てる・ふんばりコンボの6段目を当てる・左下に表示されるパートナーの指示どおりのボタンを押すと増える
高いと巫力ガードが早く出せる(ちょい重要)
100%の状態で被弾したら下がる
100%になると火力があがり、必殺技・超必殺技を当てるとカットインが入る

・巫力ガード
後ろ+✕で出せる
必殺技・超必殺技をカウンターして、80%分のダメージを与えて、相手を吹っ飛ばす
巫力ガード中はほかに何も出来ず、通常攻撃は当たる
超必殺技の暗転中にも使える

ゲームの仕様

全体的に必殺技による火力が高いです。
必殺技で相手の体力ゲージほぼ1本分、超必殺で相手の全HPの4割くらい削れます。
また、必殺技による削り値も高いです(逆に普通のガードでは削れない)
そのため、RTAではガードされた方が早いこともあります。

コンボ補正がないため、攻撃を入れれば入れるほどに火力があがります。
ただし、打ち上げる技は2回目以降はかなり当たりにくくなっているようで、基本的には当たりません。
RTA的にはコンボに必殺技を多く組み込むことで大ダメージを見込めます。

多くのキャラで、ふんばりコンボを4~5段目でやめて、一瞬待ってから弱を入れることで繋がるため、無限コンボになります。
RTAでは相手の体力調整や画面端に持っていくために使うこともありますが、基本的には必殺技を当てた方が早いため、あまり使いません。

RTAにおける麻倉葉

ストーリーモードでは主人公である麻倉葉のみを使用します。
形態が3種類ありますが、全て見た目とスペックが違うだけで全く同じキャラです。
RTAにおいては2種類しか使いません。
性質はほとんどが全部平均以上のハイスペックキャラです。

必殺技は3種類。
・後光刃
コマンド □
コンボパーツ。無敵のない2ヒットする昇竜。
比較的に出は早いが、後隙がデカい。
1ヒットになるとかなり火力が下がる。
ガードさせた際、1ヒット分しかしない場合、かなり火力が落ちる上に後隙がデカいのが響くため、削り切りで出すのは非推奨。

・真空仏陀切り
コマンド 前+□
主力。波動拳。
何故か後光刃とほぼ同じ火力で誤差レベルでわずかに低い。
画面端のいい感じの位置に立つと真空仏陀切りから真空仏陀切りが2~3発分くらい繋がる。
立ち回り・削り・コンボパーツと全ての場面で使う。

・大後光刃
コマンド 下前+□
超必殺。3ヒットする後光刃。
ほぼ使わないけど、ハオ戦でリスク承知で使うこともある。
また、シンクロ率100%時のカットインで数秒のタイムロスするため、それを回避するために出すこともある。

コンボは下記のものを使います

中央コンボ
ふんばりコンボ5回→真空仏陀→後光刃

壁際限定
ふんばりコンボ5回→真空仏陀切り→後光刃→後光刃
真空仏陀切り→後光刃→後光刃

コンボはこれだけです。
ぼくは安定のため、ふんばりコンボを全て弱でやってます。

がんばったら壁際で
ふんばりコンボ5回→真空仏陀切り→弱→真空仏陀切り→弱→真空仏陀切り→後光刃
が繋がります。これが恐らく最大火力です。
しかし、採用しなかった理由があります。
単純にコンボ時間が伸びる・難易度が高く全然安定しない・落とした際に必殺技が2発しか入らず火力が大きく落ちる・相手がダウンする回数は変わらない(恐らく時間が早くなるわけではない)・キャラによって微妙に入力のタイミングが変わってるっぽい
しかし、ここは詰めたわけではなく、体力が高いキャラに対して、巫力上乗せで決めたらダウンさせる回数が減ってかなり早く可能性もあるため、記載しておきます。

CPUの挙動

難易度普通を基準に記載しますが、基本的には同じです。
低いと何もしない動きをしやすくなり、高いと攻撃してくる頻度があがってガード関係の精度があがります。

棒立ちの場合、攻撃orガード関係の行動をしてきます。
ジャンプ攻撃などで、結果的に回避になることはありますが、回避目的の行動はしてこないです(少なくとも回避と認識できる行動をされた記憶がない)

こちらの必殺技に対してガードをした場合、再び出の早い必殺技を出すと連続でガードし続けますが、相手に届くまで遅い場合は巫力ガードされます。
なので、基本的には真空仏陀切りをガードさせたらOSPが1になるまで連続で使用することが出来ます。それ以降は意味がなく、シンクロ率が高まった際に巫力ガードされます。
連続で使うのをやめると高確率で攻撃モーションor棒立ちをします。
言い換えるとガードさせたあと、少し間を置くと様々な攻撃がヒットする可能性があります。
棒立ちの場合は巫力ガードorガードをしてくる可能性があります。

CPUがこちらの必殺技に対して、突然棒立ちすることがありますが、巫力ガードをしています。
そのため、相手との距離やシンクロ率次第ではヒットが確定します。
逆に言えば、シンクロ率が高いのに遠距離で真空仏陀切りをすると、巫力ガードされてタイムロスとなります。
85%を超えると甘い必殺技はかなりの確率で巫力ガードされます。

しゃがみ弱3回連続で出すと超高確率でヒットします(しゃがみガード2回した後に立ちガードをしているっぽい)
そのために3連続で弱が届く距離ならほぼ確実に攻撃を当てることが出来ます。

実際に走る際のポイント

走るまでの事前知識だけでだいぶ長くなりましたが、やっと実践編です。

・基本戦術
開幕真空仏陀切り→壁際まで持っていく→壁際コンです。
開幕の真空仏陀切りですが、ヒットしたらステップで壁際に近づきつつ巫力上乗せ。
ガードされたら連続ガードさせてOSP1にしてから巫力上乗せ→弱始動コンボで壁際に。
壁際では、相手の体力に合わせて、始動を弱か真空仏陀切りで選択します。
ぼくは真空仏陀切りをガードされたら削りのみで倒しきれる場合のみ真空から入ってます。
相手のぴより確認できた場合は、真空→後光刃→後光刃で倒せる場合が大半なので、その場合も使います。

・起動する時
PS2・PS3でやっている人は、高速読み込み設定にします。
ググってください。
PS2でやっている人は、電源を落とす度に高速読み込み設定が解除されてしまうため、要注意です。
これだけで1分以上は差がつきます。
PS1では出来なかったはずなので、ほかのハードがない場合、高速読み込みが出来る環境を整えてください。

・木刀の竜1回目
OSPがないため、必殺技による削りのみで勝てます。
巫力上乗せ真空仏陀切り5回ガード→真空仏陀切りヒットが最速です。
ガードしてくれるのを祈って、最後の一発は気持ちディレイを入れて連打するとよさげです。
ぼくの場合、全部ガードパターンを引くのを待つだけでも時間がかかるため、1ヒットまで許容してます。
ちゃんと検証してないけど、全部ガードパターンと大差ないはず。

・蓮1回目
体力少し高め。
相手の体力ゲージをよくみるとピヨリ取れることがわりとあります。
最後体力が1だけ残ることがあるので気をつけてください。

・走り込み
難所。ぼくがこのRTAに区切りをつけた理由その1。
4000mがゴールです。
0~999mまではダッシュ連打で大丈夫で、1000mで確実に障害物が出てきます。それ以降はランダムです。
1001~2000mまではあまり障害物が出てこないですが、それ以降は頻度が増えてきて、2001mと3001m以降に障害物の数が1つずつ増えます。
ジャンプが斜め方向に出るため、見た目よりも早めにジャンプしないと引っかかります。
見た目より難しいゲームで、ノーミスで走り切るのはある程度の反射神経が必要です。正直、ノーミスで走りきった人は見た記憶がないです。

・パイロン
体力高め。
食らい・起き上がりモーションが早いため、コンボや起き攻めミスに注意。

・木刀の竜2回目
巫力ガードしてこない。

・薪割り
最後の薪を早く切れるとわずかに早くなります。
切るたびに中央に戻るとよし。
薪は回転してるけど、まんたは回転してないので、そこでがんばって見極めてください。

・シルバ
体力高め。葉がver2になる。
初期シンクロ率高めのため、真空仏陀切り連打すると巫力ガードされることがあります。
当たり判定が大きいため、運が良いと壁際に追い詰める際に真空仏陀切りが連続であたります。
超必殺打てるくらいの体力にすると、トーテミックソウルブラストされて、再送を余儀なくされます。

・ホロホロ
起き上がりが早い

・シンクロ率あげゲーム
ぼくが区切りをつけた理由その2。
出てきた指示を早く押せば押すほどにシンクロ率の上昇値が高くなります。
これも反射神経ゲーで、ぼくはほかの走者より数秒遅いです。
複数の指示が出てきますが、メッセージウィンドウの色か阿弥陀丸のアイコン判断で押します。
LRが間違いやすいので注意。

・ファウスト
RTAで戦う中で一番シンクロ率が高い。
必殺技連打すると巫力ガードされやすいから注意。

・ヨミの穴(マンキンクイズゲーム)
スタートボタンで会話をスキップせず、メッセージを読み進めていくと選択肢が出る。
そこで下の選択肢を選んで即スキップすることで、このミニゲーム自体をやらずに済む。
葉明の顔が3回出てきてメッセージを2回進めたら選択肢が出てくるので、それまで○連打。
ミスると2分以上のロスなので再送。

・蓮2回目
馬孫使ってこないから弱体化。
CPUの思考レベルがあがってきているがやること変わらず。

・空気椅子
✕ボタン押しっぱなしで何もしないより3秒早くなる。

・リゼルグ
シンクロ率が低いから必殺技使う動きが安定しやすい。

・マルコ
ハオの次に体力が高い。
よくジャンプしてくるので、ジャンプされないことを祈る。

・チョコラブ
起き上がりが早い。

・ハオ
難所。常時スーパーアーマーで高耐久。
最初は運ゲーに感じるが、練習したら安定する。
一度攻撃をしたらすぐに攻撃をしてこない。
基本的には、ほかのCPUと同じ挙動をしているため、そこを理解する。
基本は真空仏陀切りをOSP1までガード連打→ダッシュ攻撃の繰り返し。
ただし、端っこでやると炎で裏を取る攻撃が当たってしまうため、画面中央より気持ち外側の感覚で戦う。
この位置だと叩きつけ攻撃も当たらず、炎も当たらないため良い。
2回ガードされずにヒットしたら3回目は出さない。出すと攻撃or巫力ガードが高確率で飛んできて被ダメする。
シンクロ率が100%になったら、真空仏陀切りがヒットしたときにタイムロスするため、大後光刃した方が早い。
マジの理論値だけ狙うならガードされる前提で100%維持したほうが早いはずだけど、TASの領域に片足突っ込んでる話だと思う。

だいぶ長くなったけど、一通り書きました。
走者が少ないゲームなので、ぼくの記事をきっかけに走者が増えてくれると嬉しいです。
未来のシャーマンキングに幸あれ。

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