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その185 釣りにまじめ

趣味は釣りに始まり釣りに終わる。小学校低学年で初めて釣りに行って釣りにハマりました。しかし、結婚して子供ができて、サラリーマン生活も責任のある立場になると釣りに行くこともなくなりました。昔買った道具も使うことなく眠っていました。
定年退職して1年、なんとなく釣りをしたくなって先月から復活しました。孫と遊びで行った城ヶ島に、昔の道具を再整備して出かけました。1日目は風が強くって風を避けながらの釣りでしたが、そのリベンジに2週間後に同じ場所に行ってきました。
私の釣りの趣味は大物を真剣に狙うタイプではなく、とにかく海に竿を入れに行く程度、小物でもいいので魚と遊ぶタイプです。でも、釣った魚はなるべく食べることにしています。狩猟民族の血が流れているのだと思います。それで道具に特別お金をかけることなく、いつまでたっても高級品ではなく、どちらかというと初心者用の道具で楽しんでいます。
この日は小さくてもいいからメジナを釣りたいと思っていました。ほんの30分くらいの時間帯でしたが4匹ほど20センチ級が釣れました。放流かオカズか悩みましたが、結局持ち帰りにしました。

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3時頃帰ろうと思っていたら大きな引きがありました。竿を立てて魚との勝負が始まりました。過去の経験からするとかなりの大物。早く水面に浮かせたいのですが沈んだまま出てきません。持久戦に入りました。
30年前なら、ここでハイライトを取り出し火をつけるのですが、タバコは15年前に止めています。空を眺め空気を吸って、三崎の方に向かって息を吐きます。落ち着いたところで誘いをかけます。なかなか相手にしてくれません。それならばと、ちょっと強引に引っ張ります。ハリス1号なので無茶はできないのですが、やや斜めに引いてみます。
魚に動きがあって、根から出てきたようです。銀色の魚体がチラチラ見えるようになってきました。しかし、思ったほど大きくは見えません。先日買ったタモを左手に持って終盤戦に入ります。ゆっくりですが、海面まで浮かせました。やはりサイズは小さい。なんで重いのでしょう?
タモに入ったのは25センチくらいのアイゴでした。

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ヒレに誰かの糸の切れた仕掛けが絡んでいました。その仕掛けの糸が海藻などに絡んだりしていたので重かったようです。がっかりしましたが、獲物は獲物です。夏のアイゴはうまい魚とは言えませんが、貴重なタンパク源です。毒針を取って持ち帰りました。

とにかく釣りに行けば釣れても釣れなくても楽しい気持ちになります。現在の私は時間だけはたくさん持っているので、釣りの趣味が復活です。免許書返上までは楽しめそうです。

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