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Robert Johnson : King Of The Delta Blues Singers

Bluesに衝撃を受けたアルバム。
JazzやBluesに耐性がないRock小僧だった頃に初めて聴いたBluesのアルバムだった。しかも、ジャケットが凄い。色々とジャケットデザインはあると思うのだが、JazzやBluesというとモノトーンの黒い写真。黒人シンガーが演奏している写真のジャケットが典型的であったように思う。
イラストがメイン。しかもこのイラスト、俯瞰である。顔なんかほとんどわからない。
この時の録音時の様子がこのイラストのイメージにぴったりとくる気がしてならない。
後から、といっても数年前にロバートジョンソンの本を読んでいてわかったのだが、用意されたホテルの一部屋みたいなところで、マイクを前に一人ギターを弾き、歌うRJ。後に発売された第2弾の「キング・オブ・ザ・デルタ・ブルース・シンガーズ VOL.2」は、もっとほのぼのしたイラストがジャケットとなっている。こちらの方がはっきりとその録音の模様をイラスト化しているようである。

ロバートジョンソンは1936年11月、テキサス州サンアントニオで初めてのレコーディング・セッションに臨み、3日間で16曲をレコーディングした。1937年6月には二度目のレコーディングのためにダラスに赴き、13曲を残している。生涯に残したレコーディングは、この2回の合計29曲(レコ-ディングは59残したが,現存するのは42テイク)だけである。(wikiより)
そして、「キング・オブ・ザ・デルタ・ブルース・シンガーズ」は、1961年に発売。第2弾の「キング・オブ・ザ・デルタ・ブルース・シンガーズ VOL.2」は、1970年の発売であった。
1938年8月16日、27歳でこの世を去ったRJは死んでから伝説となったのである。

クロスロード伝説や、死の逸話、謎めいたブルースマンは、今でも音源の発掘や顕彰、研究がなされているようである。
「ロバートジョンソンて巧いんでしょうか?」なんて質問をよくネットで見かけるが、そんなこと問題ではないのである。

ブルースといってもピンと来なかった小僧が初めて聴いて声も出ない衝撃を受けたんだ。そういうもんなのだと思うよ音楽って。

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