見出し画像

盛岡冷麺 ピリ子

もう何年前になるのかな。後輩からお店を出したのでメニューに使うイラストを描いて欲しいと言われて打合せに行ったのは天神町の店で、「盛岡冷麺」のお店だと。ロゴや写真は出来上がっていて、メニューにイラストを入れたいとのことだった。メニューデザイン、写真、器、全て後輩や先輩、同窓生の手によるもの^^

学生時代に油絵を描いていて、一時期所属していた会の後輩にも当たる彼女の実家は倉敷でお店をしているということで、現在は弟が仕切っているらしい。倉敷へは飲みに行く機会があまりなく、飲食店もあまり知らないでいたが、そのお店は知り合いの人達もよく使っているらしく、また、評判も良いようだ。そして、そこの締めのメニューとして常連さんに愛されている盛岡冷麺を専門店として岡山に出すことになったらしい。それまで盛岡冷麺って聞いたこともなかったのだが、全国的にも結構人気が出てきているらしかった。韓国冷麺がもとになった冷麺で盛岡で定着したらしい。独特のコシのある麺がキムチとの相性抜群であると思う。そして、スイカや梨など甘いものが乗っているのがまた、ヤミツキになる味だ。ちょこちょこ食べに行っていたのであるが、昨年ぐらいに、移転しなければならなくなるようだという話を聞いていた。その時は、まだ移転先を探すかどうするかはっきりしないようだったのだが、今年、案内状が来て現在の店は閉めることになったという。ただ、懇意にしているラーメン屋さんでピリ子のメニューを引き継いでくれることとなったようである。

まあ、深い事情は知らないのであるが、飲食業というものは経営面でもまた実際に働くその体力面でも想像以上に大変なのだろうと思う。客単価が低い喫茶やご飯ものを主とした店は、特にその傾向は顕著だと想像に固くない。

12月に「ぐり虎」の姉妹店として城下の同じ場所に「ピリ虎」としてリニューアルオープン。モダンな店構えとなっている。

現行ではない以前の「ピリ子」、つたないイラストでここにその姿を留めおきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?