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Mike Oldfield : CRISIS

1972年、ヴァージン・レコード・ショップからレーベルを立ち上げようとしているリチャード・ブランソンの経済的な援助を得て、当時19歳のマイク・オールドフィールドは後に、「Tubular Bells」となる独創的で、創意に富んだ大作に取り組んだ。これはオックスフォード北部にある17世紀建築のマナーハウスをもとにしたヴァージン所有のスタジオ施設で多くの作業が行われたのである。
1973年5月25日、新たに設立されたヴァージン・レコードがマイク・オールドフィールドのデビュー・アルバム『Tubular Bells』を発表。『Tubular Bells』は翌年の7月にUKチャート31位に入り、発売から17か月後の1974年10月に1位を獲得。しかし1977年までぶっ通しでチャートにとどまり続け、トータルで286週100位以内に在位、世界で何百万枚のセールスを記録している。
そしてロック、しかもプログレ好きでは無い多くの人さえもこのアルバムを知ることになったのは、映画「エクソシスト」に使われたからである。
実際、僕もマイク・オールドフィールドを聴いたのは、「エクソシスト」公開より後の事であったと思う。

この後1979年のPlatinumは好きでよく聴いていた。そして、1983年この『CRISIS』。もうシンフォニックなプログレとは言えない。ポップなロックだ。しかし、肝をおさえたようなロックアルバム。やはり、ソングライティングの良さがというものが、どんなジャンルであっても、そのアーティストを輝かせると思うのであった。最近になってやっとアナログ盤を手に入れたが、ボリューム上げてスピーカーで鳴らしたい。これも、抜群に音がいいレコードだと思う。

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