極私的「ロヂウラベース」の魅力を本気で語ってみる

 僕は基本的に芸人ラジオをずっと聞いていて、投稿も芸人さんのラジオが中心となっているのですが、そんな僕が唯一聴いているアーティストラジオであり、かつ勝手ながら僕のHOMEとも言える番組、それが「Official髭男dism楢﨑誠のロヂウラベース」と言う番組です。
 この記事を書いた現在この番組を聴いて1年と9カ月くらい経ちますが、その短い期間の間で考えられないくらい色んな事が起こり、色んな経験をさせていただきました。その思い出1つ1つはまたどこかで語るとして(あれ語ってたっけ?)、ここではシンプルにこのラジオの魅力を語ってみたいと思います。それで僕がいっぱいフォローさせていただいている芸人ラジオリスナーさんに届けばな…と思います。とはいえこの番組の売りとは異なる点で僕が魅力を感じている点が多分にしてあるかもしれません。なので「極私的」としました。

1 とっかかりに髭男の知識は一切要らない

 音楽は好きだけど音楽には詳しくない僕がなぜゴリゴリのアーティストラジオにどっぷり浸かれたかは、まずこの魅力がないと始まらないと思います。もちろんアーティストラジオですから、音楽の話、ライブの話はいろいろあるし、「サウンドトラベラー」という音を募集する企画ははっきり言って音楽センスに溢れまくっています。でも、だからと言ってこちらも高い音楽センスが必要とされるかと言ったら全然そうじゃないんです。この番組は、もちろんアーティストでもあるけど、「人間・楢﨑誠」が喋っている番組だと思ってほしい。そして、構成もどちらかと言うと芸人ラジオに寄った感じで、テーマメール、リアクションメール、ネタコーナーと一通りのものは揃えています。特に生メールやTwitterでたくさんのリスナーと繋がっていく姿勢はこの番組は強いと思っています。いつでもだれでも入ってこられる愉快な番組だと思います。そしてそこからOfficial髭男dismというバンドが好きになるという感じです。そこで好きな音楽を見つければいい。バンドを好きになればいい。笑うだけ笑って音楽も好きになっちゃえ、そういうことです。

2 「リスナーが大スターをいじる」にとどまらない

 オールナイトニッポンやJUNKなどの深夜放送は、普段はこちらからは手の届かない存在である俳優、アーティスト、芸人などの大スターを、リアクションメールなどでもって面白おかしくいじりまくるというのが一種の醍醐味であると思います。もちろんロヂウラベースでもその特徴はしっかりあります。しかしこの番組に関しては、その逆である「パーソナリティー側からリスナーをいじってくる」と言う側面もかなり強い点で独特だと思います。
 僕の場合なら、彼女がいない、お手本のようなクリぼっちを過ごした、就活やっている、ネタがヤバいなどなど…それこそ枚挙にいとまがないです。でも、お互いをいじることができるラジオ。スター相手なのにこんなに距離が近いラジオ、他になかなかないのではないかと思います。そんなラジオならではの距離の近さを体感できる番組だと思っています。そして楢﨑さんのリスナーへの愛が本当に強いことをよく感じさせてくれると思います。

3 音楽が好きになる

 唯一の音楽コーナー「ナラララブソング」では、毎週何かのくくりで楢﨑さんが3曲選曲してオンエアされるコーナーですが、この選曲がとにかくよい。楢﨑さんの音楽に対するアンテナが知られるし、名曲新曲様々新しく知ることができます。やはりラジオは「トークと音楽」のメディアだと思うので、新しく音楽を知って好きになるという、そんな出会いの場としていいと思うのです。

4 スターだけど本人にスター性はあまりない

 今、Official髭男dismなんて日本中みんな知ってるんじゃないかってくらいの国民的バンドになりましたけど、喋っている楢﨑さん本人に、スターという雰囲気はあまり感じないんです。いやスターであることは間違いないし、音楽番組を見るとめちゃくちゃカッコいいんです。だからこそラジオでの姿がとてもいい。親しみやすくて頼れるお兄ちゃんみたいな感じです。それがよく表れているのがいつものイジリであったりとか、電話で相談するコーナーの「ナイトクラブ誠」とか、そういうところだと思います。
 もっとお高く留まっていていいはずの人が、普通の人として普通にしゃべる、素のままの番組。だからとっつきやすいと思うんです。人間・楢﨑誠の喋りが聞ける点でとても親しみやすいと思います。



 とまあ、こんな感じです。僕の感じるロヂベーの魅力はこんな感じです。この素敵なラジオがもっともっと広まって、ずっと続いてほしいなあと願っています。現に僕きっかけでこの番組を知って好きになってくれた芸人ラジオ仲間が多くいて、そういう話を聞くととても嬉しくなります。「初めてのアーティスト」にどうですか?きっと好きになると思います!

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