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いつだって出会いは「まさか」

 そういえば、ツイートでもnoteでも、この話をしっかりしたことあったかな~と思ったのと、いつもnoteはラジオの話ばかりなので、今日はしっかり音楽との出会いの話をしたいと思います。と言っても結局ラジオの話に行きつくわけですが。というわけで今回は、髭男のお話です。

 Official髭男dismを知ったのは、「Pretender」が大ヒットした時だと思います。その時は、なんかすごいバンドがデビューしたな、っていうよりその名前なんなんだ!っていう印象が強かったです。多分多くの人が通る道だと思うんですが、King Gnuとごっちゃになってた時期もあったりしました。その後もラジオや有線放送で髭男の曲が流れてくるたびに、すごくいいバンドだな~と思うようになりました。が、結局はそこどまり。新しく曲を知っていこうとする意欲は、まったくありませんでした。

 それから僕はラジオを聴く幅をどんどん広げていったのですが、それは基本的に芸人ラジオに限られており、アーティストラジオには興味すらありませんでした。音楽は好きだけど、そこまでじゃないよってことです。そんな時に、月曜9時になると、芸人ラジオで知り合ったリスナーさんが「#ロヂベー」というハッシュタグをつけて呟きだすのを見ました。調べてみると、FMFUJIでやっている「ロヂウラベース」という番組で、髭男のベースの楢﨑誠さんがDJをしていると。ラジオ番組自体はディグしていたので、ちょっと覗いてみるだけ、聴いてみるか…と思い、番組アカウントを検索し、メールテーマを確認して、ちょっとだけメールを送りました。あと、ここで読まれて、そのフォロワーさんをびっくりさせてやりたいという薄汚い思惑もあったわけです。

 まったくTFせずに、ツイートの情報だけで聴いたのに、そのテーマメールが読まれてしまった時はもうびっくり!当然のことながらリスナーさんもビックリしていて、やったぞ!ってなりました。「楢﨑さんこんばんは」って書き出しに書いているんだから、本当にビギナー丸出し状態です。でも、めっちゃ面白かったので、よし、毎週聴いていこう!ってなりました。

 それからというもの、最初は普通のリアクションとか、丁寧なハガキとか、真面目な物を送っていってたんですが、音を投稿するコーナーの「サウンドトラベラー」で、寝起き音声、次の週に、腹筋しながら髭男の楽曲を歌う「腹筋ビンテージ」というとち狂った音声を送ってから、状況が一変します。自分で言うのもアレですが、ロヂウラベース屈指のいじられリスナーとなっていくのでした。

 そしてそれが決定的になったのが「ときめき先生」です。少女漫画あるあるなんて知らない僕は、自分がキュンと来るシチュエーションをどんどんそのコーナーに送っていきました。それがめちゃくちゃウケて、いつしかときめき先生に送るのは習慣になっていました。僕のときめきに対する反応もどんどん増えていきました。ひどすぎる作品も書いて出禁も喰らいました。このコーナーを通じて、めちゃくちゃいじられたと思います。でもそれが、なぜだか心地よかったのです。

 そしてそれは嬉しいことでもありました。たくさん読んでいただくうちに、ならちゃんは僕のことも覚えてくれて、ラジオの話題の中でふと話題にあげてくれるようにもなったし、「ヴェル」って愛称で呼んでくれるようにもなったし。めちゃくちゃいじってくるけど、それが本当に嬉しかったんですよね。

 次第に髭男の音楽そのものも好きになった僕は、ライブにも参加するようになっちゃいました。新潟公演の3日目、本当に最高でした。日頃自分をあんなにいじっているならちゃんは、ステージの上ではめちゃくちゃカッコ良くて。もっともっと髭男が好きになった時間でした。ところが、その翌日、信じがたいことが起きました。それは、翌日のロヂベー生放送で、「新潟公演にヴェルが来てたんだって?」とならちゃんが言及してくれたのです。ステージの上にいる大スターが、こんなどこにでもいる普通の僕を気にかけてくれていたなんて…。本当に、いっぱいメール送っててよかったです。胸いっぱいでした。

 そして今年2022年に入り、また嬉しいことが。それは、ときめき先生が読まれたときの喜びツイートをならちゃんが拾って読んでくれた時のこと。「これから生活が変わってメールが送れなくなったとしても、1か月後でも、半年後でも、俺は嬉しいから…一生よろしく」そう言ってくれたのです。

 「一生よろしく」震えました。あれだけケタクソにいじりまくっていた人から、出禁まで言ってきた人が、一生よろしくだなんて、もうメールを送って本当によかったです。憧れの人に笑ってもらえることがいつも嬉しくて、金にならないネタ投稿という趣味をやっているわけですが、それに対する最大の賛辞でした。本当に、本当にメール送っててよかったし、こんなどこにでもいる、それでいて音楽と全く無縁だった、わけのわからない存在である自分を受け入れてくれた「ロヂウラベース」という場所に、感謝の思いがとめどなく溢れてきたのです。


 ちょっと覗いてみるだけだった番組が、いつの間にか、本当に、心の底から大事な場所になる。

 ちょっと知っているくらいだったバンドや音楽が、いつの間にか大好きなアーティストになる。

 ちょっとお邪魔させていただくくらいの場所だったのに、いつの間にかたくさんの人と繋がることができた。そして今まで繋がっていた人と、もっともっと仲良くなれた。

 ちょっとの出会いは、まさかの連続でした。

 Official髭男dismには、いろんな意味で、人生変えられてしまいましたね。本当に充実した生活、人生を作ってくれたなって思います。

 素敵な音楽を教えてくれたこと、素敵な場所を作ってくれたこと。僕は感謝の念でいっぱいです。ラジオが、音楽があって、本当によかったです。

 これからも人生、変えられに行っちゃおうと思います。

 こちらこそ、一生よろしくお願いします!!!

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