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カラオケで歌うべきアイドルソング5選

まず皆さんにお伝えしたいのは「アイドルソング」×「カラオケ」の相性の良さだ。アイドルソングってやっぱりポップさを併せ持ちながら、歌詞や楽曲の中のさりげないクセの部分とかが個性になっていて、歌っていても楽しいし、聞いていても楽しい。ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル時代にコンバットRECさんが「アイドルとは"ほつれ”」であると評されていたが、完成度の中にある生身の人間の弱さこそ萌えだとするのであれば、まさしくカラオケも”ほつれ”文化であろう。時はアイドルたちの群雄割拠時代。カラオケ目線でおすすめの曲を5つご紹介。

①有安杏果 with 在日ファンク『教育』

いや~かっこよくないですか???アイドルソングの中でも結構ファンク度が高いのではないかと勝手に思っているのですが、カラオケ目線で言いますとやはりサビ前の「♪カエルじゃないよ、のどかだよ、ゲロッパ」のあたりの上物が抜けてドラムだけになる感じとか身体的な面白さも味わえて最高。
あとCメロ?の「♪きみに早く見せたい」とかのいきなり王道J-POPが混ざってくる感じも歌っている側としては気持ちよいのです。私はカラオケでは一人でハマケン役も演じるのですが、本当はハマケン役だけに徹してみたいと思っているので、どなたか一緒に歌いましょう。

②でんぱ組.inc『くちづけキボンヌ』

名曲ですねぇ。作曲はヒックスヴィル木暮晋也、作詞はかせきさいだぁ、とまず間違いない布陣。切なくて、踊りながらも泣けてくる「サッドディスコ」な名曲ですが、カラオケ的にはやはり2番のラップパートを気持ちよく歌うかがミソです。だいたい三十路オーバーのおっさんが「♪きゅんきゅんの時間切れの恋を~」とマンキンで歌っている姿を想像していただきたいのですが、たとえ失笑の嵐が吹き荒れてもなぜこの曲を歌うのかと言いますと、それはもうラップパートを歌ったときの気持ちよさが他とは代えがたいからであります。ちなみに初対面の人がいるカラオケでは絶対に歌いません。

③嵐『a Day in Our Life』

いやぁ~かっけぇ~。ドラマ「木更津キャッツアイ」の主題歌で、懐かしいという方も多いのではないでしょうか。この楽曲の素晴らしいところはサンプリング元が少年隊『ABC』(作曲:筒美京平)ということもあって、上司世代とのカラオケで歌うときにもトリビアとして、これ実は~と語ることが出来るという。カラオケ的魅力で言いますと、皆の頭を悩ませるハモりだとか、パート分けだとか、そんなのお構いなしで、全員で楽しめる、歌モノ歌ってもよし、ラップ歌ってもよし、何なら歌モノの上にラップ乗っけていいんだ!的な喜びにあふれた名曲であります(ちなみに歌モノの上にラップ乗っける手法はカニエウエストよりも5年早く嵐がやった次第です)。今年出たリボーン版もカッコいいのでぜひぜひお楽しみください。

④KinKi Kids『Kissからはじまるミステリー』

ヤマタツ~~~!!!!初っぱなのカッティング、神じゃないですか??作詞・松本隆、作曲&編曲・山下達郎という『硝子の少年』と同じ布陣でお届けするこの名曲。ドラマ「金田一少年の事件簿」の主題歌で有名と思うんですが、いやーカッコいいですね。Aメロのボーカルのアプローチですが、思うにヤマタツ的Rapアプローチの譜割りではないかと個人的ににらんでいます。と言うのも数年後にこの曲をセルフカバーするのですが、そのときAメロ部分はケツメイシのRYOをアサインしているなど、ヤマタツとしてもHip Hopに関心があったりなかったり。カラオケ的魅力はやはりこの不思議な譜割りが気持ちいいAメロ部分ですね。

⑤SMAP『SHAKE』

もう言葉もございません。三十路くらいにとっては最強のパーティーアンセムじゃないでしょうか?作曲したコモリタミノル(Folder『パラシューター』SMAP『らいおんハート』等)も最高だし、編曲したCHOKKAKU(トラジ・ハイジ『ファンタスティポ』真心ブラザーズ『ENDLESS SUMMER NUDE』等)も最高。この曲についてはベストなタイミングに入れさえすればもうみんな笑顔で楽しめる仕様。パリピじゃなくても楽しめる曲を作れるってやっぱりSMAP兄やんはすごいで、ホンマ。

とかくこの世は『夜の街』とカラオケ渡世にゃ苦しい時代ですが、脳内妄想カラオケでがんばるっきゃnightでございました。次はサザンにしよう。

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