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居心地のいい職場はきっとある

 一応、社会人二年目が経過したらしい。
新卒で入った会社は早々に辞めて、今は転職に成功し新しい職場で働いている。

 新卒の会社は、委託会社で各施設に配属され、そこが職場となり勤務していくこととなった。私が配属されたところは実家からすごーーーーーーーーく近く、
徒歩3分もかからないくらいの距離だった。

配属先が決まった当初は近くて最高だと思った。子供の頃から風景としてあったその場所がまさか職場になるとは思ってもなかった。友人や親は驚いていた。

 職場が近かったメリットは、
 ・退勤後、すぐに家に帰れる。
 ・お昼ご飯は実家に帰って、多少ゆったり食べることができる。
以上。

案外、職場が近いのはいいことではない。

 栄養士という職場は多分どこでも当てはまるが基本ルーティーンワークが中心で、そこに個人の仕事があったりするだけで、一度そのルーティーンに慣れてしまうとその先の変化がなくて、飽きてしまう。
前の職場は、圧倒的なルーティーンワークで、もはやそれしかなくて、個人仕事すらなくて、半年目にはもうすでに飽きることにも飽きていたくらいだった。

 そんな職場だったので、転職も徐々に視野に入れ始めて、一度離職前に、面接を受けたところもあった。そこはすごく魅力的な会社で、印象はすごくラフだった。
ルーティーンワークからの解放を考えると、ウキウキした。

結局、その会社には就職することはなかったが、その転職活動の時期の仕事は正直、身が入ってなかった。

 一度、人事考課があった。それはちょうど転職先の面接が終わった後で、後先考えずに、私は人事部の人に転職を視野に入れていることを言ってしまった。それが大きな失敗だったかもしれない。
明らかにそれ前後で、本社の人間の私に対する扱いは雑になった。

 2021年の末に、異動の話が急遽でた。
私はラッキーだと思った。年末には転職先の合否は出ていて、否だったから。
またあの職場で働くのかと思っていた矢先のことだったので、嬉しかった。
しかし、その異動の人員に選ばれた経緯は単純だった。

 上辺では、人数が足りているからと言っていたけど、その言葉の裏に転職を考えている人間は必要ないからがあるように思えた。それ以外にもいくつか理由を言っていたが、異動に直結するようなものではなかった。

 しかし、まだ雑な扱いは終わりではない。

 忘れもしない2021年12月31日。18:00過ぎ頃。本社から課長がやってきて、懇々と説教じみた話をされた。
要約すると、私が出勤すると周りの人がいつも以上に緊張感が生まれるから限界。だという。よくわかんなくない?この日本語。ほぼこのままである。
確かに私の仕事に雑な部分があったことは認めるが、それは周りの人たちも同じでだった。
私が雑だからミスをしないように緊張を張り詰めて仕事をしていたらしいが、いや、あなたたちも十分ミスしてましたよね?と思う。
もう途中からうるせえなと思った。大晦日を台無しにされた代償は大きい。

 とってつけたような理由を並べられて、半ば辞めろと言わんばかりのお話だったので、その時点でその職場、会社に対するやる気は無くなった。

 1月1日、2日は休みで、親戚の集まりもあったが、ずっとそのことが頭から離れず、結局4日に退職代行を使って辞めた。強引な辞め方をしてしまったとは思うが、今となって言えることは、

 辞めて良かった!!!!!!!!!!

 居心地のいい、職場にめぐりあえて、新たな希望も見出せて、人生が明るくなった。

 頑張ることも大事。だけど逃げる勇気も大事。

チキン南蛮定食をたべます。