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GRヤリスの一人病み。発見者がその核心と治療法をいよいよ開示!聞いた話・・・ではなくリアルな現場を!!

昨日のnoteで開示したECU書換後の初期学習や学習リカバリーには
結構な反響を頂きまして
大勢の方に有料ページを購入して頂きました。
購入者の皆さん、ありがとうございました。

弊社ビークルフィールドのブログでも2日間に渡り
GRヤリスについて語らせて頂いていますが
今では標準語?になったGRヤリスの 一人病み と言う言葉。

各SNSやYOUTUBEでは、すでに普通に使われていますが
この言葉を使い始めたのは我々ビークルフィールドです。

あたかも自分が発見したぐらいの勢いで
鼻息荒く説明している人もいらっしゃいますが
この一人病みには大きく分けて2つのパターンがあります。

えっ?そうなの??
・・・はい・・・

まずは分かりやすい一人病み症状。

GTSと呼ばれるトヨタの診断機を繋げ
ノック補正学習値と言う数字を診ます。

問題が無い状態であれば21~24付近まで上がっているはずなんですが
16で止まっています。

このノック補正学習値は2段階に分かれていて
~4000rpmまでと4000rpm~で記憶値が異なります。

~4000rpmを表のノック補正学習値
4000rpm~を裏のノック補正学習値なんて表現しますが
パターンとしては表は問題なくても裏がダメって言う事が多いです。
っが、この個体は表も見事に16固定でした。

ECUの学習値をリセットして初期学習を行っても

16.2までしか上がらず、ブーストも上がらず・・・。
パターンはいくつかありますが、この状態だとブーストは大体1.0kで
ノーマルECUでも1.5k前後掛かるGRヤリスの加速に比べると
明らかに遅いです。

ガソリンが粗悪なのか?と思って
我々ビークルフィールド御用達のガソリンスタンドにて
ハイオクを入れて見ても症状は改善せず。

もう何をやっても遅い状態から脱出できない。
これが、分かりやすい方の一人病みです。

簡単に言うとガソリン以外の原因でノック補正学習値が上がり切らず
結果としてブーストが上がらないので遅いと言う症状。

二つ目の一人病み

それはノック補正学習値は正常なのに走ると遅いと言う物・・・。

えっ?
そんなのYOUTUBEでは見てないよ!!

とおっしゃる方。

だって、言ってないですからね。
このパターンは。笑

この症状に陥ると、診断機を繋いでも
目で見てすぐにわかる数値に異常が現れにくいので
ディーラー等で確認して貰っても
わからない。
と言われることが多いです。

全開走行を行い必要な項目のLOGを複数取得して
各数値の推移を診て行くと、んっ?なんで??と言う数字が出てきます。

この、なんで??と言う現象も
パッとLOGを診ただけでは分からないと思います。
何台も何十台も何百台も、現車でECUを書き換えた際には

必ず診断機を繋いで走行LOGを取り、常にその数字を観察して来たので
ん?なんでこの数字がこんな推移をするの?って気付けます。

その推移とは・・・?
一人病みする原因は・・・?
一人病みったら、どうやって直す・・・?

実際に現場で起きていた事を開示したいと思います。
価格はそれなりの数字でありますが
実際に経験した当人が語る事実と
その対処方法を知りたいと思う方は是非・・・

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