再掲載!最近のクルマで、どのユニットも壊れていないのにABSチェックランプが点灯。そんな時はココをチェックしてください。
この記事は2024年2月26日に書いた記事ですが
疑惑の中へと消し去られてしまったので再掲載する事になりました。
また・・・再び・・・消される前に
どうぞお早めにお買い求めください。
購入しておけば、万が一記事が消されても
購入者は閲覧可能です!
っが、未購入者は掲載されていた痕跡すら見つけ出せなくなります。
ではここから先が元記事となります。
ABSの制御ロジックも年々複雑化して、平成初期の
こんなタイプのABSユニットに比べたら飛んでも無い量の情報を
とんでもない処理速度で解析しコントロールしています。
SW20のMR-2に4chスポーツABSと言う物が採用され
始めて乗らせて貰った時
「コーナリング手前でフルブレーキしてABS効かせながら曲がって下さい。
それでも曲がり続けますから・・・。」
と言われた時、さすがにそれは無理だよねって思いました。
微妙にブレーキコントロールしたらアンダー出したので
2回目は床が抜ける程ブレーキ踏んだままハンドルを切ると・・・
曲がったんですよ。
どうしてこんな事が出来るの?
って聞いたら、
「4輪それぞれに車輪速センサーが付いていて
それぞれの回転が何回転になるのが理想なのかを計算し
それぞれのキャリパーが回転を制御しています。
Gセンサーからの入力とも相まって
必要な減速が終わるとABS制御も徐々に外れて行きます。」
ああ、人間の技術が機械に負ける時が来たんだなって思っていたら
主要レースでABSの装着が禁止になるのを見て
あ~そう言う事なんだ。
って、妙に納得しましたね。
今でもABSの装着が認められないレースカテゴリーは存在していて
それだけブレーキを制御するという事は
レースの勝敗を左右するファクターなんだなと思います。
そんなABSは市販車では とんでもなく進化しています。
普通に運転していたら
単独事故を起こす事の方が難しいんじゃないかと言うほど
クルマが勝手に制御して来るのですが
それらは正確なイニシャライズ情報があっての事。
イニシャライズ情報・・・?
それはなにも起きていない時の各センサーの値を
正確に初期化した際の情報の事で
これがズレるとすべてがズレます。
とあるZN6 86がお店に入庫し
毎晩峠を走っていたらABSのチェックランプが点灯する様になってしまい
ディーラーに行って診断機を繋いでもらっても
ABSユニットには異常はないと言われてしまって・・・との事。
確かに我々ビークルフィールドの診断機を使っても
ABSユニットにDTCエラーはありませんでした。
ん~・・・。
クルマを一周回りながら診て見ると!
このクルマ、峠で何してた?
「あっ実は峠の駐車場で〇〇〇の練習を・・・。」
原因はソレですね。