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再掲載!ブーストの立ちが遅いネオクラシックな日産車。原因の根底は意外なあの部分。BNR32でブーストの立ち上がり不良を直す!

この記事は2024年3月3日に書いた記事ですが

疑惑の中へと消し去られてしまったので再掲載する事になりました。

また・・・再び・・・消される前に
どうぞお早めにお買い求めください。

購入しておけば、万が一記事が消されても

購入者は閲覧可能です!
っが、未購入者は掲載されていた痕跡すら見つけ出せなくなります。

ではここから先が元記事となります。


BNR32 BCNR33 BNR34 第二世代のGT-R達
とんでもない価格で売買されてますが
年式から言ったら確実にお爺ちゃんです。

お爺ちゃんに体調不良は付き物ですが、時にはその原因を見つけ出すのに
とんでもない遠回りをさせられることがあります。

今日はBNR32 GT-Rで
ブーストの立ち上がりが極端に悪い!
と言う症状に悩まされた1台を紹介しながら
その原因解明に至るプロセスを開示します。

実際に入庫時に試運転してみますと、通常は大体4000rpmぐらいから
グワっと言う加速が来るのですが
この個体は6000rpmぐらいにならないと
まともな加速感になりません。
ブースト計を見ていると6500rpmぐらいでようやく1.0k弱になるものの
4000rpmだと0.5kぐらいなんです。

ダイナパックに載せつつ、ブーストが掛かりにくくなる要因を探します。

フロント回りからシューと言う音がしていたので
バンパーを外して確認してみると

インタークーラーに補修跡があるものの、補修が出来ておらず
そこからエアーが漏れていました。

でも、この漏れだけで、ここまでの立ち上がり不良にはならないはず・・・

続けてインタークーラーパイプ周りを点検していると

なにかおかしくない?

実はコレ配管が逆に挿さっているんです・・・。
配管の向きも角度もあっていないのを
無理くりジョイントホースで締めていたと言う力業です。

ここからもかなりの量の空気が漏れていて
ジョイントホースも、おかしなことになっていたので
オーナーと相談し
インタークーラーそのものをもっと大きい物へ交換する事に!

これでブーストの立ち上がりはどうなるのか?

期待に胸を膨らませながらアクセル全開!

青いグラフが入庫時のブースト推移・・・
赤いグラフがインタークーラー交換後のブースト推移・・・
良くはなっているけど・・・。

3400rpm付近でスパっと立ち上がり以降0.6k強をキープしているグラフは
正常な状態のBNR32 GT-Rノーマル車両でのブースト推移です。
これに比べると立ち上がりのポイントがまだまだ遅いです。

次に疑ったのは、タービンそのものでして

純正タービンを取り外して

風量を診て見ると、どうも心もとないので
思い切ってタービンも替えて診ようと言う事になり
どうせ替えるなら社外のポン付けタービンを選ぶことになり
トラストのT517Zツインへ

ここまで来るとですね、すでに結構な軍資金が投入されていまして
ダメでした・・・なんて結果は
口が裂けても言えないような状況だったのですが・・・。




ダメでした!




ブーストの立ち上がりが良くなることも無く
パワーがしっかりと出る事も無く、完全にアウトな状態です。

どこに原因があるんだ・・・?

その意外な結末とは???

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