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我々ビークルフィールドが持込品での作業を嫌悪する様になったきっかけの1台。その続編の続編! 最後の最後で車検に落ちるもその原因が・・・。

昨日書いたnote記事からの続編です。

なんとかエンジンが掛かるようになり

ダイナパックでのセッティングに入った
オーナーによる、持ち込み品だらけのAE86。
・・・がマネージメントはフリーダムのド初期物・・・

A/Fフィードバックもなければ、ユニットへのA/F入力も無い
外部入力として、A/Fの電圧をダイレクトに入れて
全体の動きだけはモニター出来るようにはしたけど
やっぱり面倒くさいことには変わり無い訳です。

負荷軸の変更やマップ内の数値の変更も一マスずつ手入力・・・
範囲指定して、均等分割なんて機能もなく
VproやLINKなら10分で終わる作業に
2時間掛かると言うタイムパフォーマンス最狂なフリーダム。

先に断っておきますが、今では我々ビークルフィールドが
フリーダムのセッティングを行う事はありません。
絶対にセッティングしません!

1マス1マス手入力で数値を入れて、なんとか回るようにはなったものの

まだまだ音が濁ってます。

パワーは これから絞り出さなければいけない状態ですが
この時点ですでに集中力は切れかかっており
フリーダム 嫌い!
フリーダム 嫌い!
フリーダム 嫌い!
フリーダム 嫌い!
フリーダム 嫌い!
フリーダム 嫌い!
と心の中だけでなく、実際口に出して連呼!

パワーグラフを見て更に連呼!
なんとパワーチェックの結果は65ps トルクは8.2k!

ノーマルCPU ノーマルE/G ノーマルスロットルのAE86で
パワーチェックした履歴があったので重ねて診ましたが
比べるまでもない非力さ。

金 使って遅くなってる・・・。

燃料補正マップや点火マップをセッティングしなおして
何とか110psぐらいまでパワーアップ

でもね~ 純正パワーにはまだまだ届かない。

ここからはバルタイのセッティングなんです、4AGは・・・。

さあ、バルタイセッティングでどこまでパワーが上がるのか?

実測でHKSの指定するバルタイには合わせてあるものの
4連スロットルによる空気流入はノーマルスロットルのそれとは
全く異なるので、ダイナパックに表記させたA/Fグラフを参考に
バルタイを実測で調整してゆきます。

来たヨ 来たよ~

そう、コレコレ 4AGはこうじゃなくっちゃ!

最終的にバルタイが決まった状態では
145ps トルク14.9kまで上昇

4連スロットルで高回転域の排気と吸気のタイミングを考えると
オーバーラップ云々よりも
排気バルブの開き始めを変えることでのポンピングロスの低減と
吸気バルブの閉じ終わりを変えることでの実質圧縮時間の増加で
大幅なパワーアップが可能となりました。

やはりバルタイ設定は大事ですね。

バルタイをいじらなければ、このAE86 
せいぜい120psぐらいでの引き渡しだったでしょう。

・・・そうなんです・・・

フリーダムは最後まで壊れることなく動きました!

実走行でのセッティングにまで耐え、残るは継続車検に合格させれば
ようやく納車に持ち込める!と心躍らせましたが

物の見事に車検には落ちました・・・。

その理由とは?

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