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再掲載!R35 GT-Rの初期型に見られるミッションブロー。とは言っても、どこがどう壊れるの?定番以外の壊れ方も開示してます!

この記事は2024年2月10日に書いた記事ですが

疑惑の中へと消し去られてしまったので再掲載する事になりました。

また・・・再び・・・消される前に
どうぞお早めにお買い求めください。

購入しておけば、万が一記事が消されても

購入者は閲覧可能です!
っが、未購入者は掲載されていた痕跡すら見つけ出せなくなります。

ではここから先が元記事となります。

noteでR35のネタを扱うのは初めてかも知れませんね。
距離の多いR35や安価で買えそうな事故修復歴車は
ほとんどが海外に流れてしまい
国内で売られているR35は初期型でも600万前後と言うのが相場ですね。

600万で売られているから600万の価値があるのか?と言うと
そうではなく、初期型を買って乗れば普通に経年劣化で壊れます。

中古車なんて需要と供給のバランスで価格が決まるので
供給が減って需要が変わらなければ価格は上がり続け
新車で777万円で買えたクルマが17年経っても
600万を切らないと言う異常事態が継続されています。

そんなR35 GT-Rですが
初期型に関してはミッションが弱いと言う情報だけが一人歩きしています。
では、どこがどう弱いのか
実際にミッションブローした個体を例に挙げて説明して行きます。

そもそもミッションブローと言っても、R35の場合は

こんな感じに1~6速のどこかの
ギヤそのものが丸坊主になるという事は少なく
(パワーやトルクを大幅に上げればダメですけどね。)
大体はこの部分

メインシャフトのギヤを抑えているCクリップが外れてしまい
各ギヤに噛みこんでくちゃくちゃになると言うパターンです。

ではこれらのギヤがどこに有るか?と言う話ですが

メンバー事ミッションを降ろし、メンバーからミッションを外すと

こうなりますので、専用のスタンドを使い立たせますと

こう言う外観になりアッパー側とロア側に分かれます。
アッパーケースを外しますと

油圧ユニットやクラッチ、アテーサユニットが組み込まれており
このケースを外されてミッション側に残った部分が

こう言う仕組みになっています。
この中の

このCクリップが問題児なんです。

初期型のミッションはこのCクリップが勘合する溝に脆弱性があり
メインシャフトがスラスト方向に動こうとするのを
完全に抑えきれなくなると、単純にCクリップが外れてしまい

最悪はミッションのオイルパンの中から発見されます。

当然このオイルパンにたどり着くまでに
色んな部分のギヤを壊しながら進むわけでして・・・。

またCクリップが外れるパターンにも、こんな感じに

溝があった事すら分からないような事になっている場合もあります。

ギヤを取り除くと

受け入れがたい現実・・・。

ある意味こう言う最悪な壊れ方をすると

色んな部分に切削粉が行き巡ってしまい、完全に掃除する為に
全ての部分をバラバラにしないといけません。

なので、こう言う壊れ方をさせないためにCクリップ部分に

ねじ式のストッパーを装着すると言う対策方法がとられます。

運悪く、こう言う壊れ方をしてしまった場合は

対策ストッパーを組むことが出来ませんので

焼の入ったクソ固いメインシャフトにねじ山を切る為
1個数万円する専用バイトをダメにしながら切削し
そこに大型のナットを締め付けて回り止め処理です。

こんな感じに今までかなりの数のR35用ミッション
GR6を修理して来ましたが、最近のブローにはまた
違った種類の壊れ方があります。

それは・・・ですね。
まず最初にデフ側からぶっ壊れるんですよ・・・。
じゃあなんでデフがぶっ壊れるか?と言うと・・・。

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