ZN6 後期86のECU現車合わせセッティング! VVTIが動かない際のパワーグラフあり!!
排気系をHKSのフルエキゾーストに交換して
最後にECUセッティングを行う予定で入庫したZN6 後期86
まずは入庫時のパワーを把握する為
ダイナパックに載せてパワーチェック。
ほぼノーマルの後期6速マニュアルミッション車を
現車合わせセッティングするのは初めてなので
ダイナパックの補正係数を1.0で測定し
その数字をカタログ馬力にするためには
何倍にすれば良いのかを計算します。
今回は実測値が180ps前後でカタログ馬力が207psですので
207÷180=1.15 補正係数を1.15とした上で
再度パワーチェックを行い207ps前後になる事を確認。
これでパワーチェック比較をする下準備が出来ました。
パワーを測る機器の事を一般的にはシャーシダイナモと呼び
このシャーシダイナモには色々な種類があります。
色々な種類があるという事は、その測定基準も様々です。
なので測る機器によって結果の出力は全然違うんですよ。
え~!?って思うかもしれないですが、それが現実です。
そもそもカタログ馬力にするのに何で係数が要るのって
素朴な疑問が浮かぶと思います。
メーカーはパワーのサバ読みしてる?
本当の所は良く分かりませんが
恐らくメーカーはパワーを測る際
エンジン単体で計測してるんだと思います。
なのでトランスミッションやプロペラシャフト
デファレンシャルギヤやドライブシャフトを通って軸出力される際
エンジンが出力したパワーは少しずつ削がれて行き
その間にある様々なベアリングでも回転ロスが生じ・・・
結果、今回は15%ほど低い数字が車輪軸から出力されたのだと。
なので、結果に15%を加えてカタログ馬力に合わせて
それから本題の・・・
何が言いたいかと言いますと
なんの比較データーもなく、どっかの量販店でパワーを測り
〇〇馬力出てました!
と言ったところで、なんの意味も無いという事です。
なにか部品を交換したりECUチューンする前の状態で
比較データーとなるパワーチェックを行っておいて
そのデーターと比較した上で
ここが良くなったとか、あそこは悪くなったと言う検証をしないと
何に比較して、その数字、そのグラフなのか・・・です。
なので今回の後期86も
基準になるパワーグラフをしっかりと作っておいた上で
純正エキゾーストを撤去して
HKS製スーパーエキゾーストシステムを
を導入しました。
そして再度
ダイナパックに載せまして、まずはHKSエキゾースト単体での違いを検証
ん~!悪くないっ!!
ZN6に関しては我々ビークルフィールド的には
APEX製のフルエキゾーストがお勧めだったのですが
HKS製も結果出てますね。
フルエキゾーストとは言えNA車両の排気系交換のみで
約9psアップは立派だと思います。
そしてお次は我々のお家芸、ECUチューンで御座います。
OBDにPCを繋げ、入力されているROM-IDを読むと
おやっ!?
見た事ないIDですね・・・。
どんなIDでどんな結果になったのか?
あとは今回もVVTIが動かなくなったので
VVTI不動だとパワーはどれくらい落ちるのか?
有料ページにて開示しています。
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