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フリーターに告ぐ 嫌な仕事を引き受けろ!!


全国のフリーターのみなさん、社会人のみなさん、こんにちは。
私は名古屋で小売業主任を務めている山田幸司と申します。
私は元フリーターです。今回は私がフリーターの時、そして小売業主任を務める現在に至るまで、一貫して心掛けてきた1つの事についてお話ししたいと思います。

1つの事とは?
それは職場の誰もが嫌がる仕事を自分から進んで引き受ける事です。
それをするだけで、自分に思いもよらぬ利益がもたらされる事があるのでやらない手はありません。

それにはまず、職場を見渡し、何の職務が一番嫌がられているかを分析しなければいけません。ただ、毎日通い慣れている職場ならこの分析をする事は容易であり、難しい事ではありません。
職場の皆が嫌がる仕事がはっきりとわかれば、後は即行動です。
以下、僕の実体験に基づき、具体例を紹介するのと同時に
それによってもたらされるメリットも併せてご紹介致します。​

具体例1 食品スーパーマーケットにて猛暑の屋外作業を行ったフリーター時代


僕は20代前半の頃、ボクシングをしながら地元の食品スーパーマーケットでアルバイトをしていました。
その時、僕は一般食品部門で働いていて、従業員の内訳は社員であり直属の上司Sさん、年配男性パート従業員Kさん、年配女性パート従業員Mさん、僕の4人でした。              

僕は入社して間もない頃から、ある事に気づきます。
それは、翌日の日替わり特売品の準備作業を誰もやりたがらない、という事でした。(ちなみに特売品の準備作業とは重い商品を台車の上に山積みしたり、ケースカットをする作業です)
なぜそれがわかるかは、皆の態度を観察していれば明白です。
「自分には他の仕事があるから」「ちょっとこの年ではしんどい」
皆、あれこれ理由をつけて一向に取り掛かろうとしません。

それには理由がありました。
このスーパーは立地上、どうしても特売品の準備を屋外でするしかないので、夏はギラギラの太陽の光をありがたいほど受けながら肉体労働を行い、冬は寒風にヒューヒュー吹かれブルブル震えながら肉体作業をしなければなりません。肉体上負担の大きな仕事は皆嫌がります。

僕は自らその作業に取り掛かりました。そしてそれを毎日継続しました。
その後の僕に対する皆の態度が変わりました。以下

社員Sさん⇒君を「パートアルバイトのリーダーにしたい」と言う。 
      「将来、社員にならないか?」とも
年配男性パートKさん⇒「君が入ってくれて本当に良かった」と言う。
           「何でも教えて上げる」とも
年配女性パートMさん⇒「いつもありがとう」とお土産を頻繁にくれるよう
           になり会話が増える

このように僕に対する皆の態度が一変しました。
注目すべきは社員Sさんの言動です。
「パートアルバイトのリーダーにしたい」「将来、社員にならないか?」
まさに自身のキャリアアップに繋がるような話です。
誰でもできる簡単な作業を、自分から率先して行うだけで、これだけの評価に繋がる。こんないい話やらなきゃ損ですが、できない人が圧倒的に多いです。
 

具体例2 皆が嫌がる棚卸し作業を1人で行う


そして皆が嫌がる仕事の2つ目は棚卸し作業でした。(ちなみに棚卸し作業とは会社の売上利益を確定するために行う、商品の在庫数を数える作業です)
なぜ嫌か?それは単純に面倒で根気がいる作業だからです。
面倒くさくて根気のいる作業は皆嫌がります。
売上の低い店舗だったため人員も極端に少ないという背景もありました。
具体例1と同様、皆は「他の仕事があるから」「年だからしんどい」
言うことは同じです。
社員Sさんは常々「人員が少ないから棚卸が大変なんだよ~」と仰っていました。僕は即「自分がやります!」と言い実行に移しました。
1人で売り場とバックヤードの在庫を全て数えるようになり、それを毎月のように続けていくとまたはっきりとわかるような変化が訪れます。
その後の皆さんの変わりようは以下の通り。

社員Sさん⇒「もう君の思うように仕事していいよ、任せる」と言われ
      「売り場計画とかも好きに考えていいよ」と信頼が高まる。
年配男性パートKさん⇒差し入れまでくれるようになる。
           仕事を手伝ってくれるようになる。
           会話が増え、より仲が良くなる。
年配女性パートMさん⇒仕事を手伝ってくれるようになる。
           より会話が増え、他部門の人も交え食事に行く。

このようにまた様々な変化がありました。
ここで注目すべきは、社員Sさんの「もう君の思うように仕事していいよ、任せる」というセリフ。責任者から任せると言われたらその時点で労働者として合格点と言えるでしょう。信頼してもらえたからこその言葉であり、信頼されるとは労働をする上で最も大事な要素の1つではないでしょうか。

そしてもう1つ注目すべきは、年配男性パートKさんが仕事を手伝ってくれるようになり会話が増え、より仲が良くなる。
年配女性パートMさんも仕事を手伝ってくれるようになり、より会話が増え、他部門の人も交え食事に行く、という事実。
これは要するにコミュニケーションが増え、お互いの距離感が縮まり、
信頼感が大幅に増したことを意味します。

こういった関係を構築する能力は、仕事をする上で、特にスーパーのようなチーププレーをする職場では必須スキルとなります。

あと、2人が仕事を手伝ってくれるようになった事も大きな収穫でありメリットです。嫌な仕事を引き受ける上で重要なことは、自分が嫌な仕事を引き受けることによって、結果的に他の人たちがそれに甘え楽を決め込んでしまうリスクを回避し、逆に自分たちも何かできることは手伝おうと思わせることが大事なのです。 

それができるようになれば、あなたはどこの職種の正社員になっても通用するのではないでしょうか?


本日のまとめ

1、嫌な仕事を引き受けることによって自身の信頼獲得やキャリアアップに繋げよう

2、嫌な仕事を引き受けることによって職場のコミュニケーションを円滑にし、より良い人間関係を構築しよう

3、嫌な仕事を引き受けることによって、まわりを甘やかすのではなく、より強い労働意欲を掻き立て、全員で協力し合える最強の職場にしよう


フリーターのみなさん!いかがでしたか?社会人のみなさんも今回の内容は多いに役に立つと思うので実践してみてください。
ちなみに僕はフリーターから社会人になって8年経ちますが、
社会人になってからも皆が嫌がる仕事を引き受けることによって、キャリアを築くことに成功してきました。今後もこの姿勢を崩さず邁進していこうと思います。1つの成功事例としてぜひご参考までに!!


ちなみに私が現在、お世話になっておりますのは、なんと!!ベンチャー界の大ボスと呼ばれているキープレイヤーズ代表取締役 高野秀敏さんです。
ベンチャー企業に就職、転職をお考えの方はぜひ一度、日本一ベンチャー事情に詳しい高野秀敏さんにご相談されてはいかがでしょうか?
とっても紳士で優しく、時に厳しい高野さんは素晴らしいお方です。
僕の今後の目標ともいえる人物です。


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