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空気が必要なんです

いまだに、菜食やビーガンのお店を紹介するテレビ番組などで、レポーターが
「ニューヨークでビーガンのお店に入った時に鳥の餌たべてるみたいだったんですよね、それとはだいぶイメージちがいますね」
みたいなコメントしてる人!!いますね〜、多いですね〜。
い・ま・だ・に、よく見ます。

確かに、卵も入らなければ、グルテンフリーだったりするとさらに、がちんがちんの目の詰まった重ーい塊、のようなお菓子やパンに遭遇してしまうこともありますが、今はだいぶそうでないものの割合が増えてきたのではないか。と思っています(いやそう思いたい)

そういったレポーターが半ば得意げに言っている「だってビーガン基本まずいでしょ」の正体は空気が足りない、水分がうまくいってない、これにつきるかなぁ、と思います。
ぼそぼそ、ばさばさ、もそもそ、ねちゃねちゃ、全部そうですね。笑

そもそも、いまだによく「卵もバターも白砂糖も時に小麦粉も使わないお菓子を作っています」というと、え?じゃ何使ってんですか?と言われます。
ですよねー、と私も一緒に笑って答えます。
洋菓子で、卵入れてない時点で、失敗作じゃないですか、普通に考えたら。
それをいかに入れずに、別のもので、方法で、時に使う道具で、さっくり、ざっくり、ほろほろ、カリッとさせるか、が腕のみせどころなわけで。

ういろうも、すあまも、羊羹も最中の皮も、笑っちゃうくらい苦手な私なので、あと実は豆が苦手なので、あんこもそんなに得意じゃないのです。空気入ってないじゃないですか。全部。笑

盲目的に西洋菓子が好き、というものぜんぜん違いますが、ガトーインビジブルが来た時は、いくらフランス発祥といってもこれはあんまり好きじゃないわ〜、と思いましたし。
料理であれば素材が持ってる空気が失われず、水分も適切にある、感じが私の考えるおいしい、につながっています。

つづく。。

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