意見と異見

毎日様々なSNSに言葉を綴っていますが、日本人は特に他人の意見を受け入れ難い民族に感じます。

意見って、親子であれど、兄弟であれど、心底愛し合ったパートナーでさえも、完璧に合致する人なんていませんよね。

特に不特定多数の意見が飛び交うSNSならなおさら、そもそも面識もない、合った事もない他人同士が共通の趣味やコンテンツで属したからと言って、当然意見はバラバラです。

でも、バラバラでいいんです。
同じになる必要もなく、それぞれ生き方が違うように、生い立ちがちがうように、今日までのありとあらゆる全てが、ひとつとして同じ物がないので、食い違って当然です。

他人の領域に入らないって
ものすごく大切な事で、これを
プライバシーやプライベートなんて言い方がありますが、便利ですね。
ただ、日本語ではないので、プライベートやプライバシーを日本人にどう伝えたらいいのか?

この線引きが難しいので、SNSで悪口を言ったり、罵倒したり、徹底的に追いやったり〜ヘイトスピードが起こる訳です。

そもそも人の領域とは?
その人に何かあっても、自分に影響がない範囲ですよね。発言しても、今日何か食べても、誰かと会っても、離れた相手には全くなにも影響がない事。
痛くも、痒くもない。だって他人ですから。

SNSはFacebookやInstagramなど
顔の見えない面識のない相手同士のやり取りですので、当然そこで何を言おうと、起きようと、見てる方々には
1ミリの影響もない訳なんです。

例えば、何か料理のグループがあったとして、ちょっと自分とは材料や作り方が違うとします。

当然ながら、出来上がったその料理を食べる訳でもないし、味付けや切り方がちがっても、見てる人には何の影響もない訳です。

ところが、ネットお節介さんたちは
やれ、切り方がちがうだの、調味料が無添加でないとか、あーだこーだ言ってくる訳です。

いわゆる、自分の正義を貫いてくる訳です。そして、その攻防は、相手が折れるまで繰り返されるパターンが多いようにおもいます。

だいたい、SNSにコメントしてくる人に超多忙の方っていますかね?
いると思いますよ、もちろん。

 ただ、趣味で集まってグループ投稿で
自分の正義感、正義論を言ってくる人は、少なくとも、リスペクトはない訳ですから、つまり、相手にしない方がいい〜という事です。

日常生活で、顔が見える人に、指摘された事ってありますか?

やり方が違うとか、そこ、そうじゃないとか、グループのルールがあるとか

まず、リアルに隣にいる人に
何か【指摘する】って、実はほとんど出来ないです。

友だちや、何度も会って面識のある相手だって、なかなか、【指摘する】って出来ないですし、しないです。

なぜならば?
関係性がわるくなったり、崩れたりするからです。
ところがSNSは、そもそも赤の他人様ですから、何をどう言ったところで
相手は見ず知らずの他人ですから
その後の関係性はないんです。

元々ない訳ですから、だからなんでも
言って来れるのであって、相手も
それはわかっているんです。

ですので、いわゆるかぶせコメント
(反対意見や否定、注意など)は
顔が見えなくて、何を言っても所詮
自分に返ってこないから出来る行動なのではないでしょうか?

しかも、全くの見ず知らずな相手
なら正直やりたい放題が現状です。

これは、現実社会では
大変失礼なやり方ですよね。

それをSNSでされたからと言っても
全く相手にしなくていいと思います。

自分にリスペクトしてくれる人たちと
共に分かち合い、共感し、楽しむ事に
時間を使った方が、より効果的で
より素晴らしいと私は思います。

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