企業飲食店向けVEGAN のススメ 2 私とVEGANとの出会い
** 【私とビーガンとの出会い】**
東京から沖縄へ移住して最初の2年ぐらいは、なんだか体調がすぐれませんでした。
めまいや頭痛、夕方になると慣れない沖縄独特の暑さのせいもあり体力はもう限界、立ちくらみもしょっちゅうで、目の前が真っ白になって立っていられないことも何度もありました。
35歳を過ぎての4人目の出産も関係するの?なんて感じてしまったり、せっかく南の島に移住したのに、遊びに出かけても体力が続 かない自分が残念でなりませんでした。
そんな頃、私にとって4人目の子、1歳半になる娘の耳だれがきっかけで、お医者様を受診した際にそちらのお医者様から[小児喘息]と診断されました。
上の兄弟や私の両親にも、誰1人として小児喘息はいなかったので、その診断は私にとって、とてもショッ クな告知でした。
まだ幼い娘に出される大量の薬を飲ませるのは、大変な一苦労。
そもそも甘かろうが、シロップだろうが、美味しくないので飲んでくれません。
風邪は毎回悪化するし、台風の多い沖縄では、気圧の変化がたびたびやって来ますので、その度に、咳きが止まらない2歳の娘に付き添って眠れない夜も何度もありました。
ある時、アレルギーのお子さんを持つ近所のママさんから、白砂糖や小麦粉、卵、牛乳、体を冷やす食べ物などを止めると、アレルギーは改善できるかもしれないと教わります。
そのママさん自身もご自分の4人のお子さんを食生活で体質改善したと言うのです。
私自身の体調不良も相談すると、お肉が合っていないかもと教えていただきました。
小麦や卵もダメとなるとパンやうどん、パスタに焼きそばなど子供の好きなものも止めなけ
ればならない...。そう思いました。 でも、我が子の食生活を変えるのは世界中で私1人だけしかいないんだ。
固定概念を思い切って捨てて、考え方を変え、教えていただいた食材を全て買わないことに決めたのです。
これが、私と娘の食生活を変える第一歩でした。
それからは自ら様々な情報を集めては実践し、体質改善への近道になるように、牛肉、豚肉、鶏肉、養殖の魚なども一つ一つやめていき、約2年ほどかけて、娘の喘息と私の体質改善の食卓を意識して実践しました。
そして気がつけば、お野菜が中心の、ほぼビーガン生活に変わっていたのです。
移住した沖縄南部の糸満市は、広大な野菜畑やサトウキビ畑が点在し、【島野菜】をはじめとする彩り鮮やかなお野菜が、ほぼ一年中豊富です。
都心から移住してのんびりと海や自然に触れながら暮らしていくはずだったのですが、元々料理人の私、いつしかこの素晴らしいお野菜で、もう一度お店をやってもいいかな、と思うようになりました。
猫と郵便屋さんしか通らないすーじぐわぁ
[裏路地、すじ道の島言葉]にあった我が家で 後に、沖縄の素晴らしい食材【黒糖】から名前を考えた【vegan cafe BROWNSUGAR】
を開くことになるのですが。。。
あれから8年
10歳になった娘は、今はすっかり元気満点!
2年かけた体質改善の食生活の甲斐もあって
喘息もアレルギーも全くなくなりました。
私は自分の意思でベジタリアンやveganを取り入れているので、すっかり元気になった子どもたちに私のVEGAN食生活は強要しません。
食べたいものを、食べたい時に食べる!
私以外の家族に誰一人としてVEGAN はいません。
VEGAN は自由です!
子どもたちは、それぞれが大きくなるにつれてそれぞれが考えた上で、自分自身の生き方をチョイスして行けばいいと思っています。
そのライフスタイルのひとつにVEGANがあれば嬉しいです。
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