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子供が欲しいって感覚がわからない(批判じゃないです笑)

どーも。こんにちは。

べです。

本日は、「子供が欲しいって感覚がわからない」ってことについてお話ししたいと思います。

子供が欲しいって何?????

最近よく
「お子さんを作る予定はありますか?」
って聞かれます。

てか、この質問って結構なセクハラじゃないですか???
とか、もし不妊等で欲しくてもできないという人だった場合、傷つけてしまうんじゃないかとか思わないんでしょうか???

親からはそういったプレッシャーを受けることがないですが、親とか周りがプレッシャーを与えるみたいな場合って、その人たちがほとんど無責任でいい立場だからそういうことを言えるんですよね???

とまあこんなことを思うのですが、それとは別で、
「子供が欲しいって何????」
って思うんです。

子供が可愛いとは思いますよ。

こんなこと言うのはなんですが、性欲がないわけではないんです!笑

ただ、その欲が「子供欲しい」には結びつかないんです。

自分の家系を途絶えさせてはいけないとか、種を残したいとか全くないです笑


子供を持つことに対してのネガティブなイメージ

実際、子供を持つことについてどちらかと言うとあまり良いイメージは持っていません。

もちろんお金はかかりますし、自分の時間は減りますし、子供に対して責任が生まれます。

また、子供がいる夫婦といない夫婦に対して結婚生活への満足度のアンケートをしたところ、子供がいない夫婦の方が満足度が高いといったような結果もあります。

あと、環境について大学院で学んだ身としては、このままではより生きづらい地球を子供達に残すことになってしまうこと、そういった世界が待っているということを知りながら子供を産むというのは、ある種無責任なのではないかとも思うのです。

といったように、自分はこうしたネガティブなイメージを持っています。

ですが、子供が欲しい人たちにとっては、こうしたメリットデメリットで語るようなものではないみたいな感じなのでしょうか。

そこで、どうして子供が欲しいと思えないのか他の理由がないかネットで調べたところ、

  • 子どものころ、つらい思いをした。自分の子にも、つらい思いをさせてしまうんじゃない

  • いい親になれないんじゃないかと思う

  • 自分のコピーがほしくない

  • 子どもにイラッとする。子どもをどう扱っていいかわからない

  • 家族のことで苦労するお母さんを見ていた

  • 障害のあるきょうだいがいる

  • 親の愛情が重かった

  • 無意識的な子どもを産むことへの怖れ

(引用:https://nakamurayoko.com/archives/9619.html

等があるようです。
ですが、別にどれもそんなに当てはまらないと思うんですよね。


Universe 25という実験

この記事を書いていて「Universe 25」という興味深い実験が頭の中に浮かびました。
以下でこの実験についての概要と説明を引用しています。

「過密」な空間での動物の行動を観察するマウス実験だ。1968年メリーランド州プールズビルの研究施設に「マウスの楽園」と呼ばれる飼育空間(高さ1.4メートル、横幅2.7メートルからなる正方形の空間)をつくり、マウスにとって最も快適な温度が常に保たれ水と餌が無限に与えられた。それだけではない。毎週掃除が行われ、そして天敵やウイルスなどが絶対に入らないように徹底的な管理が行われていた。まさに「マウスの楽園」であるその空間は、理論上最大9500匹のネズミが不自由(ストレス)なく生活できる広さだった。ところが、ネズミの数はその数字に達することはなかった。実際には2200匹を超えたころからネズミの楽園は終焉に向かい、やがて全滅する結果となった。

https://web-willmagazine.com/social-history/BsoyY

どのように繁栄し全滅していったかということも説明しています。

実験開始からしばらくは55日ごとにマウスの数は倍増し続けた。最初は8匹だったマウスは315日後には620匹までに増加した。カルホーン氏ら研究者は、この状態がずっと続くと予測した。しかし、そこから出生率の著しい減少が起き始めたのだ。マウスの数は145日ごとに2倍のペースに落ち、飼育空間は3840匹ものマウスがストレスなく生活できるはずが、2200匹をピークに減少の一途をたどり、社会構造の崩壊が起こった。

事態の悪化は続いた。飼育空間の中で社会的役割を見つけることのできなかったオスたちは飼育空間の中心部に追いやられ、精神的苦痛から消極的になったり、逆に暴力的になってマウス同士が襲い合うケースも増えた。本来、自然界ではテリトリー(巣)を守るのがオスの役割で、子どもを守り育てるのはメスの役割だが、「治安」が悪化したためメスは子育てを怠り、テリトリーを守る社会的行動に出るようになった。挙句の果てには、自分の子どもまで邪魔扱いしたり殺害して食べる、あるいは移動中に落としたり本来の巣立ちより早い期間で追い出すようにもなった。生殖本能に反して妊娠そのものを避けるメスも増えた。

 さらに次の世代では、メスのオス化、オスのメス化も進んだ。一部のオスのマウスは他のマウスとの関わりを避けるようになり、社会的競争や繁殖に興味を失った。一日中ただ飲み食いして寝るだけで、まさに「引きこもり」状態になった。やがて求愛行動のルールも崩れ、成熟しきっていないメスと、またオス同士で交尾を試みたり、性別問わず無差別に強姦するマウスも増えた。

そうしてネズミの楽園は「死」の段階へ入り、実験開始から560日目からはマウスの増加が止まり、600日目から死亡率が出生率を上回り始めたのだ。実験開始から4年目、最大2200匹まで増えたマウスは122匹まで減少し、そこでカルフーン氏は人道的な理由で実験を中止。ところが救出されたマウスを他の飼育空間に移しても、精神が戻ることはなく、元のマウス社会に適合できず全滅した。

https://web-willmagazine.com/social-history/BsoyY

こういった実験がされたのですが、たまたま絶滅したのではなく、この「Universe 25」という名前にあるようにこの実験は25回行われ、25回とも同様の結果だったそうです。

この実験でみられたようなことが、同じ動物である人間にも共通して起こりうることなのではないでしょうか??

というよりすでにその兆候が現れ始めているのではないでしょうか??

LGBTQの方が増えているのかはわかりませんが、わざわざ過密なところに集まることや、天敵や食糧問題がないにも関わらず社会格差があること、少子化、児童虐待、ネグレクト、一昔前騒がれた草食系男子、引きこもり等は人間社会、特に先進国ではこうした現象が見られるように思えます。

マウスの中には、グルーミング(毛繕い)、食べること、睡眠しかしない引きこもりマウスが現れたらしいのですが、これって自分にも当てはまるような気がします笑
種の存続とか、権力争い、金を稼ぎまくるとかはせず、今を楽しく平和に生きてりゃいいやみたいな考えが少なからず自分にはあるので。

おそらく多くの人は、
「この現状をなんとかして人類が滅亡しないようにしなければならない!!」
と思うのでしょうが、
自分はその前に
「なぜ子孫を残さなければならないのか??」
ということを考えなければならないように思います。


以下のリンクで実験についてより詳しく説明されているので気になる方はぜひぜひ。


なぜ子孫を残さなければならないのか?

こうした問いが自分の中に生まれたのですが、
答えがわからないのでまたまたネットで調べてみました笑

そしたら小学生向けのZ会の良い説明を見つけました!
なぜ子孫を残すのかということの逆で「子孫を残そうとしなかったらどうなるのか」を考えてみたらわかるとのことで、
子孫を残すものと残さないものがいたとしたら、どちらにも死が訪れ、その後に残るのは子孫を残すDNAをもったものだけです。
子孫を少しだけ残すものと、多く残すものがいたとしたら、どちらにもまた死が訪れますが、仮に天災や事故等で少しだけ残す方の子孫がいなくなってしまえば、残るのは子孫を多く残すDNAをもったものということになります。

ただ、生き物は子孫を残すように生きているように見えるが、別にそれが目的というわけで生きているわけではなく、ただそういう性質を持った生き物が生き残ったというだけのことだそうです。
(参照:https://www.zkai.co.jp/wp-content/uploads/sites/14/2019/09/r670i6000000zof4.pdf

なのでこの「なぜ子孫を残さなければならないのか」という質問自体ずれていたんですね笑

他にも調べたのですが、結果として子孫を残す性質を持つものが残っただけなのでそこに意味とか、なぜなのかとかはないみたいです。

子孫を残し、人類という種を残さなければと思う人は、そういった性質をちゃんと継いでいるということなのでしょう。


最後に再考「なぜ子供が欲しいと思わないのか」

とここで、最初の問いであった「なぜ子供が欲しいと思わないのか」ということに立ち返ってみました。

少子化の原因とその結果に何が起こるかについて興味深いものを見つけました。

近年の価値観の変化に伴って、結婚して子供を産み育てる以外の生き方や人生の楽しみの選択肢が広がった。家族の形成によって一旦は仕事と育児・家事、というように分離していた男女の役割分担が、近年になってあいまいになってきている。少子化につながるセックスレスカップルについても、その要因について現代社会のストレスの多さ、女性ホルモンと同様の影響を及ぼす環境ホルモンの増加による男性の女性化、などの議論がある一方、セックスにとらわれない新しい夫婦の絆の形であるという主張もある。
(中略)
20世紀になって人類の活動のために絶滅した動物は数多いが、それらの種の絶滅の経過を見ると、最後の2個体がつがいで残っていれば繁殖できるというものではないらしい。それぞれの動物の繁殖生態も影響するが、ある程度以下まで個体数が減少すると、個体群全体としての繁殖エネルギーが衰えるらしく、対策を講じても自然な個体数増加にはなかなか至らないといわれている。このまま子供数の減少が加速されると、ヒトの遺伝子プールの多様性にも偏りが起こり、複雑な環境変化に適応できなくなるかもしれない。将来的には子孫が激減し、ヒトという種の絶滅という危険性も考えられる。

https://www.gpc-gifu.or.jp/chousa/infomag/gifu/99/murayama.html

ここでいわれているように、 生き方や人生の楽しみの選択肢が広がったこと、現代社会のストレスの多さは何か当てはまるような気がします。

先述の引きこもりマウスではないですが、よくあるバリバリ働いて稼いで、子供作ってみたいなことだけが幸せの形だとは思っていないので、週3しか働いていないですし、子供はいませんが、自分は妻と今のようにのんびり一緒に暮らせているだけで十分幸せで満たされています。

また、子供を持つことに対してストレスが多いというイメージがあるので、ストレスを増やさないようにするということからも子供が欲しいとは思わないのかもしれません。
女性からしたら、社会の仕組み、出産の負担、キャリア等より多くの要因があると思います。


現在は80億人地球上にいますが、2080年頃に100億人でピークを迎え、減少に転じるといわれています。

人類という種はマウスの実験と同じように絶滅を迎えるのでしょうか。

随分とダラダラと書いてしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。

ではまた。



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