ベガルタ仙台2019決算

1月23日、ベガルタ仙台の取締役会があり収支報告がありました。今回は河北新報の情報を元に簡単に収支を振り返ってみたいと思います。

先に書いておきますが大それた分析とかしているわけではありません。記事の数字を元に「どこが増えてどこが減ったのか」を少しだけいじって、イメージしやすくするっていうのが目的です。

河北新報の記事はこちらです。

2019年度の収入総額見通しは27億1400万円。18年度実績を3000万円上回ったものの、予算を2億6700万円も下回った。入場料を含む興行収入が11億8500万円、広告協賛金が11億3200万円でともに18年度実績を下回った。
これに対し、支出総額の見通しは29億4400万円。選手人件費を含むJ1仙台の強化費を予算から8400万円減額するなど圧縮に努めたが、総予算比では1億4800万円減にとどまり、18年度実績比では1億7900万円増となった。固定資産の減損処理による4600万円の特別損失もあり、赤字額が膨らんだ。
2年連続の赤字を受けて編成した20年度予算の収入総額は27億8800万円。前年度予算に比べ1億9300万円減と大幅に減らした。支出も、ベテラン選手の放出などで選手人件費を19年度見通しからさらに9000万円削減するなど抑制。総額で900万円の黒字を見込む。


表とあわせてちゃんと読むとだいたいわかるのですが、2.7億の赤字っていうのが目立ってしまっていて「どれくらいの規模感なのか」が掴みにくい感じですね。なので2018年の実績も加えて、それぞれの差を加えた表がこちらです(単位は100万円。)

合計


実績を比べてみるとわかるのですが、結論の一つを先にいうと「2018に対して大きく目標を積んだけど、スポンサー収入も入場料収入も2018並に落ち着いた。支出は多かった。」というのが概要なのかなと思います。
「目標叶えてないんだからだめじゃん」とか「そもそもの目標がどうなってるの」というのはあるかもしれませんが危機的な状況と言うほどではないかなと思います。


そこで気になるのは「どこが未達だったのか」と「2020年にたてている目標はどうなのか」です。
先程の表にも載せてましたか見やすくするため収支と支出にわけて見てみます。

■収入

収支

昨年の目標への未達が目立ちます。
その他興行収入も気になりますが、ここはあまり気にしても仕方ないところで大きいのは「スポンサー収入」「入場料収入」ですね。
この目標を少し見直し(ただしスポンサー収入は再度19目標に挑戦)、対昨年では7400万プラスにというのが2020の計画です。
入場料収入については後述します。

■支出

支出

ここが膨らんだのが赤字の原因なので、全体的に削減されています。特にトップ・レディースともに経費ですね。
これは不安なところかもしれませんが、男子に関しては2018実績よりは上ということと、結局すでに編成が終わり2020年のチームが始動してるわけです。補強の成否はシーズンが終わってみないとわかりませんが、今年の補強にはワクワク感を持っている人が多いんじゃないでしょうか。
つまり今年に関しては「18ベースに予算戻った中で期待値高い補強できた強化部頑張ったね」ってことかなと思います。
(どちらかといえば収支目標もだけどレディースの削減幅が気になりますね、、、)



では、あとは目標を達成できるかですね。
スポンサー収入は頑張ってもらうとして、、、入場収入のところをもう少し見てみます。

入場料

試合数は、ルヴァンカップを含む20試合で30万人が見込まれています。これは2018実績(21試合)よりも上がっている数字です。

トップで1試合あたりで2018年よりも1000人、2019年より1700人の動員増を目指すということなので簡単ではありません。

ただ2018と2019の違いでやはり前半の成績や天候はライト層に対しての影響は大きかっただろうし、また今年度もU23があるので不可能という数字でもないのかなと思います。


まとめると、
2018ベースの予算感
スポンサー収入と入場料収入を達成できるか
となります。

最後に言いたいのは予算がなくてもサポーターが人を誘うのはできるということです。

目標に近づくために周りを誘うとか、試合を教えるとかできることをコツコツやって、みんなで目標をかなえられたらいいなと思います。(あとはルヴァン勝ちあがってボーナスもらいましょう)





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