J-ROCKの美しさを満喫できるプレイリストを作ったので1曲ずつ簡単に解説する②

今回のプレイリストはこちら↓
ハラコウサクのプレイリスト "美しいJ-ROCK②"

16. the HIATUS - Ghost In The Rain

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・2000年代J-ROCKのカリスマが集まったバンドプロジェクトthe HIATUSのデビューアルバムのオープニングナンバー。
・ピアノがとにかく美しい。堀江博久天才。そして細美さんの声がロックでエモーショナル。
・人生で唯一、バンスコを買ってギターを練習したアルバム。

17. GOING UNDER GROUND - トワイライト

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・GOINGの代表曲の一つ。NHKの番組のテーマソングだった。
・冒頭の歌詞に作詞者の想いが全て詰まっているという。事実、言葉が美しい。
・現在も活動している、僕が高校時代に組んだバンドの楽曲は、GOINGがルーツの一つ。

18. サカナクション - 多分、風。

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・サカナクションの12枚目のシングル。疾走感あふれるシンセロック。
・シンセサイザーとストリングスで入った後のドラムフィルで曲の中に無理やり投げ込まれる感じ。そのあとはサカナクションらしいグルーヴの上で踊らされるだけ。
・正直この人たちの楽曲は99%美しいので、どの曲にすべきか本当に悩んだ。「ルーキー」と「多分、風。」で迷ったが、こちらを選択。

19. ストレイテナー - Melodic Storm

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・ストレイテナーの5枚目のシングル。爽やかだがアツいエモ・ロック。
・「言葉にできない思いが奏でる 拙いメロディーに伝うストーリー」このワンフレーズがテナーのスピリットを表現している。「エモ」という言葉はこのバンドのためにある。
・アコースティックのライブバージョンもやばい。ひなっちかっこいい。

20. スピッツ - 夜を駆ける

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・名盤「三日月ロック」の1曲目。寂しげな雰囲気を纏ったナンバー。
・草野マサムネの世界一透明なヴォーカルが、スピッツ全楽曲のなかで最も映えている曲。異論は認める。
・スピッツも選曲に苦労した。「ナイフ」「みなと」と迷った結果この曲を選択。

21. ねごと - カロン

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・ねごとのメジャーデビューシングル。auのCMソングになっていた。
・曲展開が美しい。ラストサビのシャウトは圧巻。最高にロック。
・昔はカラオケ原キーで歌えたんだけどなぁ…

22. パスピエ - スーパーカー

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・5人体制でのラストアルバムとなった「&DNA」のリードトラック。
・印象主義音楽を基盤に持つ成田ハネダの作曲能力とヴォーカルの大胡田なつきの作詞能力が完璧なバランスを成した一曲。サビの疾走感とメロウさは、パスピエにしか作れない世界。
・ライブの大胡田さんは美しすぎてやばい。ライブ行きたい。

23. フジファブリック - 銀河

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・フジファブリックの四季四部作シングルの冬盤。
・イントロ、バッキング、サビ裏、間奏、アウトロ、全てのリフフレーズがカッコ良すぎる。歌詞も曲展開も含めて芸術的すぎる一曲。
・独特のダンスが印象的なMVは必見。

24. フラワーカンパニーズ - 深夜高速

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・フラワーカンパニーズの代表曲。意外なことに、結成から15年経ってからやっとシングルとして発売された。
・サビの「生きててよかった」の連呼に胸が締め付けられる。間奏のギターソロが全力で「熱唱」しているのも美しい。
・こんなにロックンロールを感じさせるのにバンド名が優しすぎる。アイドルみたい。

25. PRINCESS PRINCESS - 世界でいちばん熱い夏

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・プリプリの中でもロック色がかなり強い、「Diamonds」と並ぶ名曲。
・サビ頭、半音下がって入る独特なメロディーが印象的。大サビ前のアカペラパートは鳥肌ものの美しさ。
・曲は死ぬほどかっこいいし美しいが、テレビで演奏したときは結構下手だった。

26. モーモールルギャバン - 消えて

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・2019年リリース。シングルとしては3枚目の作品。
・衝動的で激しいながらもエモーショナル、という曲が多かったモールルが、エモーショナルにパラメーターを全振りした印象。初めて聴いた時は自然に涙が出てきた。
・「美しい」という基準からは外れるが「POP!烏龍ハイ」もめっちゃイイ曲なので聴いて。

27. ゆらゆら帝国 - 空洞です

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・ゆら帝のラストアルバムにして最高傑作「空洞です」のリードトラック。
・坂本慎太郎の気怠げなヴォーカルにアウトロのサックスとクラップが入った瞬間、美しさのメーターが振り切れる。この曲も日本語ロックの最高到達点の一つ。
・このアルバムが「このバンドの完成形」と坂本慎太郎が感じて解散の原因になってしまった。

28. amazarashi - 夜の歌

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・楽曲に強烈で鋭利なメッセージを込めるamazarashi。そのファーストアルバムの5曲目。
・夜(に似た暗くて冷たい何か)に立ち向かう人間の弱さと強さを色濃く描き出している。Cメロの力強いヴォーカルに痛いくらい心を掴まれる。
・自分の情けなさに悔しくてたまらなくなったりしたときにこの曲を聴くと、本当に夜が明けたように元気付けられる。

29. asobius - I'm in the love

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・asobiusのファーストアルバムのリードトラック。
・コールドプレイやシガー・ロスのような力強いポストロック。初めて聴いた時は本当に衝撃を受けた。日本人にここまでのポストロックが作れるのかと感動した。
・この曲のリリース当時は5人体制だったが、現在はヴォーカル甲斐一斗のソロプロジェクトとなっている。

30. THE BACK HORN - 旅人

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・THE BACK HORNの4枚目のアルバム「ヘッドフォンチルドレン」の6曲目。
・シンプルなバンドサウンドの中に響く山田将司の無骨なヴォーカルが最高にロック。ラスサビ前のギターがこの曲の全てを表している。
・この曲を知ったきっかけは、ゲーム実況者「えふやん」のMinecraft実況。

31. cinema staff - daybreak syndrome

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・cinema staffがインディーズ時代に唯一出したシングルのバラードナンバー。長らくサブスクのラインナップからは外れていた。
・イントロの激しさはシューゲイズっぽさも感じさせる。力強いサビが印象的。ラストのシャウトも美しい。
・ヴォーカルの飯田瑞規の兄が、アカペラグループpermanent fishのメンバーだったToseaさんだと知った時は本当にびっくりした。


To be continued...

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