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エレキギターあれこれ

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#エレキギターの音作り

Silicon Fuzz Faceの正統進化、Fuzz Smileレビュー

Silicon Fuzz Faceの正統進化、Fuzz Smileレビュー

こんにちは。

ファズフェイスといえば、近年はビッグマフやトーンベンダーの影に隠れがちなファズで、クローン品もそんなに多くはありません(体感)。
まぁ、ファズフェイスは他のファズに比べて歪み量も少なく、サステインも伸びないので、人気の面で一歩劣るのもしかないのかもしれません。

そんなファズフェイスのクローン品、Tone InverseさんのFuzz Smile、レビューしていきたいと思います。

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充電式パッコリ・コンプRed Witch Grace Compressorレビュー

充電式パッコリ・コンプRed Witch Grace Compressorレビュー

たぶん、多くの人がこのシリーズのエフェクターを見たことがあるかと思います。
一時期、島村楽器でかなり推していた印象のエフェクターのシリーズ、Seven SistersのGrace Compressorです。
コンプ、ブースター、ファズ、トレモロ、オーバードライブ、ディストーション、ディレイの7つ。

このシリーズの特徴は異様に小さいこと、充電式なこと。

私の周りでは、島村楽器オリジナルのものだと

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ダンブル系の火付け役、Hermida Audio Technology Zendriveレビュー

ダンブル系の火付け役、Hermida Audio Technology Zendriveレビュー

ロベンフォードが使っている(使っていた?)らしいですね、Zendrive。
ケンタに比べればかわいいものですが、Zendriveって一時期は伝説のオーバードライブとして扱われていたようです。

そのせいか、Zendriveはその回路が分析され、数多くの自作品が出回っており、またレビューも非常に多く存在します。
まぁ、そんな状況なので、改めて私がレビューすることもないなーと思っていました。

しかし

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スタンダード発振系Malekko Ekko 616 MK2 Analog Delayレビュー

スタンダード発振系Malekko Ekko 616 MK2 Analog Delayレビュー

Malekko Ekko 616 Analog Delayはご存知でしょうか。

言ってしまえば、MXRのCarbon Copyと同じような使いやすくスタンダードなアナログディレイですが、実は内にとてつもない変態性を秘めたエフェクターでもあります。

簡単にいうと、残響音が太いアナログディレイだがかなり簡単に発振する、そんなエフェクターです。

ディレイとしての素性まず、Time、Mix、Rege

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機材紹介 自己紹介の続きとしての使用機材概観

機材紹介 自己紹介の続きとしての使用機材概観

先日、Old Blood Noise EndeavorsのDark Star Pad Reverbの紹介記事を書いたわけですが、なんとなく全体の機材を勝手に紹介したくなってしまいました。
自己紹介の続きがてら、やっていきたいと思います。

(2021.6.17 ミキサーのMACKIE MIX8をMNGしたので追記。)
(2022.2.20 SQUIER BASS VIをMNGしたので追記。)

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Old Blood Noise Endeavors Dark Star Pad Reverb レビュー

Old Blood Noise Endeavors Dark Star Pad Reverb レビュー

最近、MNGしたリバーブ、Old Blood Noise Endeavors Dark Star Pad Reverbですが、最高でした。

ただ、日本語のレビューがほとんどないので、購入前に知りたかったこと等をここにレビューしておきます。
できる限り詳細に機能を紹介することを目指しています。
インプレッションだけ知りたい人は、下の動画を見てください。

とりあえず、下の動画みて、カッコイイ!欲し

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真空管オルタナティブを探そう――ダイレクトインの音作り(EQ編)

真空管オルタナティブを探そう――ダイレクトインの音作り(EQ編)

以前から、真空管サウンドをみなが追いかけている状況に対して問題提起を行ってきました。

その上で、近年メキメキ精度が上がっているアンプシミュレーターを用いて、真空管サウンドとダイレクトインとの違いを明らかにしました(※1)。

結論は、80Hz以下の超低域と7.5kHz以上の超高域がカットされておらず、倍音の付加がないことが真空管サウンドに対するダイレクトインの特徴である、というものでした。

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