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エレキギターあれこれ

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#音作り

ギタリストに10バンドも必要?MXR M108S ten band eqレビュー

ギタリストに10バンドも必要?MXR M108S ten band eqレビュー

EQ、イコライザというのは、使い方が非常に多様なため、難しいエフェクターです。
EQは歪ませたり、遅らせたりと、分かりやすく音色を変化させるためのものではないので、その点も分かりにくさを加速させています。

しかし、実際はその使い方の多様さゆえに持っておいた方が良いエフェクターの筆頭だと思ったりしています。

その使い方とは、
①ほかの楽器(特に主役となるボーカル)との帯域かぶりを避ける。
②ハウ

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スタンダード発振系Malekko Ekko 616 MK2 Analog Delayレビュー

スタンダード発振系Malekko Ekko 616 MK2 Analog Delayレビュー

Malekko Ekko 616 Analog Delayはご存知でしょうか。

言ってしまえば、MXRのCarbon Copyと同じような使いやすくスタンダードなアナログディレイですが、実は内にとてつもない変態性を秘めたエフェクターでもあります。

簡単にいうと、残響音が太いアナログディレイだがかなり簡単に発振する、そんなエフェクターです。

ディレイとしての素性まず、Time、Mix、Rege

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Old Blood Noise Endeavors Dark Star Pad Reverb レビュー

Old Blood Noise Endeavors Dark Star Pad Reverb レビュー

最近、MNGしたリバーブ、Old Blood Noise Endeavors Dark Star Pad Reverbですが、最高でした。

ただ、日本語のレビューがほとんどないので、購入前に知りたかったこと等をここにレビューしておきます。
できる限り詳細に機能を紹介することを目指しています。
インプレッションだけ知りたい人は、下の動画を見てください。

とりあえず、下の動画みて、カッコイイ!欲し

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真空管オルタナティブを探そう――ダイレクトインの音作り(EQ編)

真空管オルタナティブを探そう――ダイレクトインの音作り(EQ編)

以前から、真空管サウンドをみなが追いかけている状況に対して問題提起を行ってきました。

その上で、近年メキメキ精度が上がっているアンプシミュレーターを用いて、真空管サウンドとダイレクトインとの違いを明らかにしました(※1)。

結論は、80Hz以下の超低域と7.5kHz以上の超高域がカットされておらず、倍音の付加がないことが真空管サウンドに対するダイレクトインの特徴である、というものでした。

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真空管オルタナティブを探して――アンプの特徴をとられる

真空管オルタナティブを探して――アンプの特徴をとられる

みんながみんな真空管サウンドを目指していることについての問題提起を行ってきました。

そこでこれから何回かに分けて、実践方法を考えたいと思います。
ただし前提として、"真空管サウンド"は目指しません。
それを目指してしまうと、「じゃあ真空管アンプ使えよ」と言われてしまいますので。
今回はまず、真空管アンプのサウンドと、アンプシミュレータなどを通さないダイレクトインのサウンドを比較し、今後の方針を決

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