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生理休暇の取得率の低さ

私が聴いているラジオ
「大人の砂場」(通称:オトスナ)
#60のテーマ
「私たちの最大の敵 
       生理とPMSのハナシ」

ラジオ内では放映されていた
瀬尾まいこさんの
「夜明けのすべて」
についてが語られていました。


「夜明けのすべて」の
あらすじをざっくり書くと、
主人公の美沙がPMSで
会社を退職することになり、
現在の会社に入る。
そこで山添という
やる気のない同僚と出会い、
パニック障害を抱えていることを知る。
美沙と同じように自分では
制御できない症状に悩まされていた。
お互いの症状を知った2人は
助け合いながら社会の中で生きていく。

映画も小説も見ましたが、
今まであまり題材として
扱われてこなかった内容だと感じました。


美沙は前の会社で
生理休暇をとるのですが
「どうにかならないの?」
と女性の上司から言われます。

そもそもPMSって
病気としての認識がないんだな
と感じました。

私も生理休暇を取得した
経験がありますが、
女性社員に
「そんなに生理が重いの?」
と聞かれたことがあります。


生理休暇を取得している女性は
どのくらいいるのだろうと調べると、2019年の調べで
取得した女性は0.9%とかなり低い数値。
なぜ取得率が低いのか。

こんな意見がありました。
・そもそも生理休暇を知らない。
 →私も5年目まで知りませんでした。
  そこまで就業規則を
  しっかり見ていませんでしたし、
  上司(男性)に電話で生理休暇と
  言いづらいと感じました。

・偏見と職場の雰囲気
 →職場での理解不足「甘え」
  「怠け」と捉えられてしまう。
  生理休暇とるなら
  「有給休暇」をとるという人は
  珍しくありません。


女性同士でも個人差のある
生理時の不快感は
共感されることも少なく
無理してしまう人が多いのが
現状だと思います。

ラジオでも言っていますが
「ゴールデンタイム」が少なすぎる。
生理一週間前からお腹が張り、
イライラしだし、
生理中はナプキンの蒸れなどの不快感。
夏場なんで最悪です。
そんな中、普段と同じように
仕事(家事・育児も含む)が
できるのでしょうか。
会社に属していれば生理休暇があります。
名称を変更したことで
取得率がアップしたケースもあります。
企業側の理解も世間の理解も必要です。
私は制度なので積極的に
使用していいと思います。


学生のとき生理でプールを休むと
走らされるとかありませんでしたか?
生理でプールに入れないのは
身体の構造上仕方のないことです。
「怠け」ではないのです。
なぜ、ペナルティを
課せられなければいないのか、
疑問に思っていました。
私たちは悪いことを
しているわけではない。
むしろ生理期間が
ペナルティのようなのに
「怠慢」かのように扱われ、
さらなる精神的苦痛を
課せられなければならないのだろう。

教育機関で生理で休むことを
「悪」だと定義される。
そして大人になったとき休むことを
「悪」だと教えられてきたからこそ、
休めなくなる。
そして休んでいる人に対して
寛容でなくなる。
そんな悪循環があるように思えます。

私世代は生理の教育は
女性だけで行われてきました。
男性も知るべきなのです。
血がで出てきたら怖いよな。
血が出るときは痛いときが多いよな。
なら女性が体調を
崩したりすることもあるだろう。
と想像して欲しいと思います。
痛みがわからなくても、
理解をしようとする。
もし自分の身体に
同じようなことが起きたら、
それが毎月来ると考えたら。


想像し考えれば社会的な
理解も深まると思います。
それは女性側も
同じことであると思います。
私は痛みがないからと主体的に考えずに、
個人差があることを理解することで
女性間のわだかまりも
消えていくことを願っています。


誰もが社会の中にいて
全く迷惑をかけないで
生きてる人っていなくないですか?
今は私は助けてあげられると
思いあっていかないと
生きづらくなる気がしてなりません

本日はこの辺で。

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