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ゼロからスタート!YouTubeチャンネルの作り方

YouTubeチャンネルを開設すると、いろいろなメリットがあります。今は個人はもちろんのこと、企業もYouTubeチャンネルを開設しているところが増えています。静止画像にはない映像を使ったコンテンツを利用することができ、従来SNSでは接触できなかったようなお客様の層に近づくことが可能になります。YouTubeチャンネルを開設することによって得られる効果はさまざまです。

YouTubeチャンネル独自の強み

YouTubeチャンネルを利用すると、ユーザーに分かりやすく情報提供することが可能になります。映像や音声を使って情報発信できるのがYouTubeチャンネルの特徴です。他のSNSでも動画発信することはできますが、プラットフォームの特性上、長い尺のコンテンツなどは投稿することができず、ユーザーに受け入れられないケースもあるので注意が必要です。しかし、動画共有サービスを提供しているYouTubeの場合、いろいろな企業や製品などに関する情報やメッセージなどを視覚的に伝えることができます。音声や音楽を使って発信することができるため、ユーザーに分かりやすい情報を提供できるのが他のSNSにはないYouTubeチャンネルの強みです。

幅広い世代にリーチできるYouTube

YouTubeは若者へのリーチを増加するのに最適なプラットフォームで、年代別の利用率として10〜20代はほとんどの方が利用しています。さらに、30代以降にも高い利用率を誇っていて、幅広い世代で利用されているツールと言えるでしょう。

またSEO対策としても、YouTubeチャンネルの運用は非常に有効的です。WebサイトのSEOと異なる動画SEOと呼ばれるSEO対策により、検索エンジンによって動画コンテンツを表示させるための最適化が行われています。加えて、YouTubeチャンネルや動画にリンクなど、広めたい情報への導線を置くことによって、自社サイトへ流入することが可能です。

YouTubeチャンネルの作り方:アカウント作成

YouTubeチャンネルの作り方について、まずはYouTubeアカウントを開設しましょう。
最初にやることは、Googleアカウントの作成です。YouTubeのアカウント開設には、まずGoogleアカウントが必要となりますが、既にGoogleアカウントがある場合そこからチャンネルを開設することが可能です。新しく作成したものや既存のものを使ってYouTubeへログインし、作成した情報などを入力することができます。作り方は簡単で必要な個人情報をいくつか入力するだけで、すぐに気軽に利用することができます。

YouTubeチャンネルの作り方:説明に沿ってチャンネル開設

YouTubeアカウントを作成できたら、次はいよいよYouTubeチャンネルを開設します。まずログインすると管理画面が表示され、「新しいチャンネルを作成する」ボタンを押下すれば、YouTubeチャンネルを開設できます。またこちらの画面では、企業運用を想定した設定である「ブランドアカウント」の設定も行うことが可能です。ここではYouTubeチャンネル名も設定できます。見た時にどのようなYouTubeチャンネルなのかが分かりやすいネーミングにすることを心がけましょう。

YouTubeチャンネルが開設できたら次に詳細設定を行います。「チャンネルをカスタマイズ」ボタンを押下すると、説明文やトップページ画像などを設定することが可能です。オリジナル画像や説明文の設定で、企業サイトや他SNSへのリンクなど、広めたい情報への導線をセッティングすることで宣伝効果を高めましょう。またYouTubeアカウントにおいては、基本的に一般ユーザーとビジネス用アカウントの違いがありません。そのため、アカウント名を企業名にするなど、公式チャンネルであることが分かりやすく設置するよう心がけましょう。

大手企業が開設可能!?公式ブランドチャンネルについて

大手企業であれば、Googleアカウントチームに問い合わせ「公式ブランドチャンネル」としての登録が可能か、確認してみると 良い でしょう。先述のとおり、YouTubeはビジネス用アカウントは存在しません。ただし、通常ブランドアカウントとは別に大手企業などが開設することができる、「公式ブランドチャンネル」が存在しています。

公式ブランドチャンネルの場合、通常のアカウントと違うプロモーション機能を利用することが可能ですが、YouTubeはその登録方法や料金体系など、詳細を明記していません。開設についてはGoogleアカウントチームに確認することができますので、企業規模に応じて検討してみる価値は十分にあると言えます。

成功のポイント:目的とコンセプトの明確化

ここまではアカウント・チャンネルの作り方をご説明してきましたが、実際にYouTubeチャンネルを運用するポイントはどこにあるのでしょうか。

重要なのは、目的・コンセプトを明確化し、どのターゲット層に情報を届けるのかを事前に決めておくことです。企業がYouTubeチャンネルを運用する目的としては、企業自体の知名度向上や新しいスタッフ採用、自社製品やサービスの売上アップなどがあげられます。制作する動画を利用して、誰に何をどのように届けるのかというコンセプトも設計しなければいけません。目的やコンセプトが定まったチャンネルにすると、ユーザーへのメッセージに一貫性を持たすことができ、ファンを増やすことにもつながります。

成功のポイント:スケジュールの計算

もう一つのポイントとしては、撮影や編集のスケジュールを明確に立てることが挙げられます。動画の撮影や編集には、想定以上に多くの時間がかかります。動画の公開予定日から余裕をもって計算してマイルストーンを設定すると良いでしょう。

また外部パートナーに作業を依頼している場合、自社の担当者と外部パートナーで計画のコンセンサスを取っておくことが求められます。

成功のポイント:PDCAをフル回転!

YouTubeチャンネルを運用する際は、チャンネル運用における目標が達成できているかの指標が必要です。KPIを設定し、重要指標の達成度合いについてモニタリングしながら、迅速にPDCAを回していかなければならないのです。YouTubeの様々な機能を使い、視聴者層や多く再生されている動画を分析しましょう。

成功事例を参考にすると良質のものを作成できます

YouTubeチャンネルの成功事例は多く、いろいろな企業がチャンネルを開設しています。自社のYouTubeチャンネルがうまくいかないときは、成功しているYouTubeチャンネルを参考に、成功事例について研究すると良いでしょう。それぞれの成功事例から、運営成功のためのヒントを見つけることができます。

ある企業では、最長2分程度の短い動画を使っていろいろな商品や体験を紹介しました。環境に配慮したサステナブルな商品を、企業らしさを活かした動画で魅力たっぷりに伝えています。またこれらの商品プロモーションと一緒に企業理念も発信し、商品と企業のファン増加を両立させています。

少し変わった事例としては、某プロ野球球団が挙げられます。球団プロモーションビデオなど従来の「CM置き場」のような使い方に留まらず、選手を身近に感じられるインタビュー動画や普段の練習風景など、ファンにとってはまさに垂涎ものの映像を頻繁に投稿し、球団全体とファンの距離感を近づけることに成功しました。

YouTubeチャンネルは、質の高いコンテンツ配信を継続できる体制で運用しなければいけません。運営するためには、手間や費用がかかるもので、一朝一夕で効果が出るプラットフォームではありません。チャンネル運営の目的や予算、KPIなどと照らし合わせながら、着実に効果が出るように、高い品質のコンテンツ配信や継続できる体制を構築して臨むように心がけましょう。